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びびた
画像は”ToonMe”でやってみた
秋田県北部出身。
大学進学を機に南東北で10年弱過ごし、地元に帰ってきました。
日々の出来事、地域のグルメ・イベント・スポット情報など書き綴っています。
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食べ物関連のウェイトが大きくなったので、少しカテゴリー構成を見直しています。

2022年恵方巻①-食品ロス削減の取り組みもリスクに…

今年の恵方巻は、私が手に入れた情報の中では、概ね好調に終わったようです。それは良しとして、て恵方巻と言えば、最早セットにで語られるようになってしまったフードロスの問題ですね。

始まる前はあまり話題になりませんでしたが、終わった後には記事をYahooなどを通じて目にするようになりました。

上記記事は、当ブログの昨年の記事でも参考リンクさせていただいた井出留美さんの記事です。

今年は2月3日・夜に大学生・高校生インターンと手分けして、85店舗(昨年は125店舗)を回って売れ残りを調査されたそうです。

その結果、昨年は216本の売れ残りが今年は1508本と約7倍に。店舗の母数が違うので、1店舗あたりに均せば、約10倍の売れ残りが発生した可能性があります。

残っていた商品の平均単価約700円・本数、それを全国の店舗数を掛けて導き出した廃棄金額(経済損失)は約10億円とのことです。

この記事では、とある大手小売りの担当者が廃棄率20~30%これはもう商売として成り立たないレベルだと思う)というトンデモ数値を話していたり、計算の仕方に少し?が残ります。

ただし、数年前よりは廃棄は抑えられたものの昨年より確実に増えているだろう、ということを今回の記事の前提として頭に入れていただければと思います。

 

目次

体感では想像できず

と、読み進めていただくと・・・

困

ん?冒頭の下りと記事のまとめが矛盾していない?

という感想を持たれた方も多いと思います。好調だったのは、あくまでも私が得られる情報の範囲内でのお話です。

フィールドワークで井出さんたちが調べた範囲(都内?)では、昨年より廃棄が多かったということでしたが、私の体感やいただいた情報だと”去年よりも持ちこたえられた“という話の方が多かったです。

昨年があまりにも良い売れ行きだったため、去年より多く作った会社が増えたのは事実でしょう。その中で売れ行きに凸凹があるのは当然なので、サンプリングした店舗で廃棄が増えていた結果がデータや記事に反映されていたのだと思います。

当然、農林水産省も各企業に呼び掛けて予約購入で食品ロス削減にご協力をお 願いしたり、賛同企業を一覧にしてプレスリリースしたりと、フードロスに対して何もしていないわけではありません。

今年は46の企業が恵方巻フードロスの取り組みを予定。大手企業も多く含まれています。

ただ、実際に効力を発揮しているかと言えば、上記の記事を見る限り極めて限定的に感じます。もっと参加企業も増やしたり、啓蒙活動の露出を上げていく必要がありますね。

 

フードロスが起きる要因

①製造ロス

  • ご飯を炊き間違えた
  • ネタの仕込みを間違えた
  • 床に落としてしまった

そんな理由で起きてしまうロスは、1店舗当たりよりも集中製造する工場の方が管理が大変かもしれません。

製造の分母が大きければ大きいほど、少しのズレが大量廃棄に繋がるので、生産管理や現場監督の力量が問われますね。

②販売量の見込み違い

  • 売れると思った商品がそれほどでもなかった
  • チャレンジし過ぎてしまった
  • 急な天候悪化などにより、客足が伸びなかった

と言ったところが主な原因になります。

調整しながらやればいいじゃん、と思われる方もいると思いますが、限られた人員の中でヨーイドンで作っていくので、中々止めるのが難しいのが現実です。

また、ピークタイムの売れ行きに対応するためにもある程度は見込みで作っていかないと追い付かずに却ってロスを出すことに繋がってしまいます。

③何よりも怖い機会ロス

”早期完売しました”=”申し訳ございませんでした”とか”売れて良かった”と割り切れないのが”現場の感情”です。

”早期完売しました=申し訳ございませんでした” 、この構図に対して疑問を呈する記事も目にしましたが、広告を出して宣伝している以上、早期欠品は罪”になってしまうと思います。目にしたお客様はあると思って、あてにして買いに来るわけですから、なければ今日の食事を改めて考えないといけなくなる不便をかけてしまいます。

そして、販売する方ももっと行けたのに!とか、目の前に見えているチャンスをみすみす逃してしまう悔いも残ってしまいます。また、お客様に直接相対して謝るのも、ものすごく心苦しいものです。

 

予約をおすすめしますが…

そこでカギになるのが”予約販売”です。

農林水産省のサイトでもしっかり掲載されていますが、リリースの日付が1月26日なのでこれは遅すぎます。予約は概ね年明けすぐ、コンビニの早いところだと年明け前にはスタートして、1月26日時点ではほぼ締め切りを迎えているケースがほとんどだと思います。

予約の利点としては以下の点を挙げます。

  • 買い物の時短”密”の回避ができる
  • 売り切れを心配せずに確実に欲しい商品を受け取れる
  • 企業によっては、お得な早期割引特典付き

一見、良い事だらけです。

でも、『完全予約制にして受注した分だけ作れば製造ロスは起きないだろう!』と考えるのは極めて短絡的で…今、大きな障壁になるのが”コロナウィルス”です。

どこかでも起きていると思いますが・・・この記事を書いている現在のルールだとある1人が感染すると、濃厚接触者・接触者として同じ部屋で働いていた人も自宅待機・PCR検査が必要になります。

そのままでは中々通常の運営や製造ができないので、応援で対応するか・お店または部門を休むことになるのですが、それが予約受け渡しの日に当たってしまうと、少し大変です。

1店舗なら他から人員を集めてしのぐこともできますが、何店舗か同時多発的にコロナウィルス感染者が出た場合は、お手上げになってしまうかもしれません。

コロナウィルスが2類→5類認定されないうちは、どのイベントにもこのリスクはついて回ることになりそうです。

 

まとめ

私は前日にイオンさんで購入していました・・・

今年の恵方巻きについて、商品以外の部分を伝聞中心/簡単ですが振り返ってみました。

今後またまとめようとは思っていますが、不作・物不足の情報の頻度が年々高くなってきています。昨年もこのテーマで何回か記事を書きましたが、状況は一向に変わりません。

 

3月以降の一斉値上げの大きな要因にもなっていますし、唯一値段が下がったのがお米くらいだったのが昨年の状況でした。

豊作・不作については、一定期間での波や周期もあるかと思い、何処かで好転するだろうと希望も持ってはみるのですが、悲観的な未来しか見えなくなってきました。特に海産物は深刻な状況に感じます。

そうなった時に恵方巻をはじめ、”食のイベント”がどう変わっていくのか、いっそどこかで止めざるを得ないのか・・・いずれにしても、多分、国レベルの対策が必要な状況に差し掛かっている状況にあると思います。

魚の代わりにコロオギを巻きます、だとか、本物のお肉の代わりに培養肉を巻きますとかそんな未来が来ないことを祈りつつ、家庭レベルでも食べ物は大事にしていきたいですね。

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