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びびた
画像は”ToonMe”でやってみた
秋田県北部出身。
大学進学を機に南東北で10年弱過ごし、地元に帰ってきました。
日々の出来事、地域のグルメ・イベント・スポット情報など書き綴っています。
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食べ物関連のウェイトが大きくなったので、少しカテゴリー構成を見直しています。

2022年恵方巻②-最近の傾向と進化

先回の記事のアイキャッチ画像に”コロナの功罪”と銘打ちましたが、あまり””について触れていなかったですね。

 

あくまでも個人の見解ですが、食品小売りの販売イベントとしての恵方巻はコロナウィルス流行の恩恵を受けていると思います。そう考える理由としては、一旦頭打ちになった売り上げがまた伸びだしたことですが、その背景になっている要因が以下です。

  • 巣ごもり傾向で、お家でご飯を食べる頻度が上がった
  • 旅行・行楽・外食を控える中、家食にお金を掛けるようになった

以上が、一般的に食品小売業で言われる昨年から続く傾向です。

今年は原油高からのガソリンや灯油にもお金が例年よりも掛かっていて、その分節約傾向になるのかなと思いきや、年イチのイベントはやはり活況でした。

また、本来は恵方を向いて太巻きを無言で切らずに食べきる、というのが恵方巻の本来の習慣なので、”黙食”を推奨する今のコロナ禍では相性がイイと言えるかもしれません。

そして、前回は暗めのお話になったので、今回は今年の商品の傾向をまとめてみたいと思います。

 

目次

具材にコダワリ!

それぞれの企業で”北海道産ホタテ使用”とか”本マグロ使用”とかコダワリのネタだったり、縁起物らしく海苔の祈祷をアピールされたりと、各々の工夫を凝らしています。

その中で最も分かりやすかったのが…

東北各地のイオングループのお店では、にぎわい東北をキーワードに東北6県それぞれの名産品を具材にしていましたね。秋田県代表は、比内地鶏の焼鳥秋田牛の焼肉でした。

また、本体のリテールに於いては【プライドフィッシュ】という、日本各地のブランド魚をネタにした巻物です。

こちらは実際に手に取ることができなったのですが、全国で正に”プライド”もって大事に扱われているお魚を手軽に食べられるのは良いですね。

秋田県では、”北限のふぐ”と”ハタハタ”が登録されていますね。あまり寿司ネタとしては聞かない魚ですが、今後恵方巻として登場することもあるのでしょうか…?

 

具材を味わい尽くす巻物

写真はイメージ(写真AC様より)です。

本来のイベントとしては、関西風の玉子・煮穴子・でんぶなどを巻き込んだ、所謂”和風巻き”がメインですが、人気が高いのはやはり生ネタを使用した”海鮮巻き”です。

色んなネタをぎっしりと巻き込んだ極太巻きは以前から存在していましたが、単一のネタを酢飯よりも多く使って正に味わい尽くす!というタイプが昨年から見られるようになってきました。

生ネタが多く使われている分、値段も普通の恵方巻に比べると割高に設定されていますが、太巻き1本丸っと食べるのも中々大変なので、案外”丁度良い”大きさになっているとも言えそうです。 

 

まるで肉巻きおにぎり!?

上記のツイートのような、裏巻きにカニやサーモン、アナゴなどのネタを乗せた太巻きは割と以前から存在していましたが…

今年の予約・広告を眺めていると、タレ付きのお肉で酢飯を覆った恵方巻を幾つか目にすることができました。

実際手に入れることはできなかったので、写真はイメージ(写真AC様より)

上の写真に、玉子やキュウリなどのネタを巻き込んだようなイメージです。牛肉自体も●●牛とブランド肉を使用しているケースが多く、2,000円近くする高級なものまで登場しています。

焼肉に限らずとも、ローストビーフを巻き込んで、更に表面をローストビーフで巻いた”W肉巻き”の恵方巻など、お肉を使った商品のバラエティーさは本当に増えたと思います。

まぁ、これも海鮮ネタの供給がどんどん厳しくなっていることに起因しているからだと思いますが…。

 

”食べやすさ”と”いろいろ”重視

恵方巻の本来のイベントでやることは、”太巻き切らずに丸かぶり”です。

ただ、太巻きのご飯の量は200~230gとやや多め。そして、寿司酢は結構糖分が多く含まれているので、計算をすると結構なカロリーを持っていたりします。

それなのに、売り場に色々種類が並んでいると、あれもこれも食べたくなりますが、お財布・お腹と相談して諦めざるを得ない状況はあると思います。

そんな中で、半分の長さの物を詰め合わせたセットだったり、太巻ではなく”中巻”にシフトしてきたりと売れ筋が年々小さいものになってきています。

関東のヤオコーさんでは、”ハッピーサイズ”という銘で予約広告で主力格に据えておりましたし、今後もこの流れは加速していくのではないでしょうか。

それどころか、普通に太巻きを8等分しているものも予約パンフで数件見受けられました。太巻きの丸かぶりは思った以上に綺麗に食べるのが大変なので、正直助かります。

本道からは外れていくかもしれませんが、色々食べたい・食べやすいといった部分で変わっていく形も”恵方巻の進化”と言えるのではないでしょうか…?

 

まとめ-より恵方巻を楽しむために

スーパーのチラシの中で、恵方巻と一緒に掲載されるものと言えば…

節分そば(恵方巻より歴史は古いらしい)いわし関連(大豆・落花生・豆菓子など)が多いです。ちなみに、節分の行動として、恵方巻を食べる家庭の割合の方が豆まきよりも多くなっているようです。

他に、お寿司と一緒に食べる提案としてのお惣菜茶碗蒸しなどが一般的ですが、気分だけでも!ということで、様々なジャンルのものが売られるようになっています。

伊徳・タカヤナギなどでは、酢飯の代りにパンで子供が好きそうな具材を巻いた恵方パン(きちんと海苔で巻き上げている!)が登場。ロールケーキやロールピザ、生春巻きなんかは前からありましたが、パンを海苔で巻く発想は斬新ですね。

また、お魚屋さんの刺身コーナーでは、恵方巻ネタセットを品揃えし、お家で自分で作る楽しみ方を提案しています。

何かと負の部分がクローズアップされる恵方巻というイベントですが、”食を楽しむ”ということに関しては暮らしを豊かにしてくれる良い部分もあると思います。

上手く世の中全体でフードロスの出ない方法はないか、恵方巻に限らず社会的な構図から見直していかないといけない状況に来ていると、個人的には考えています。

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