北秋田市では今夏新型コロナウイルスによる地元経済の落ち込みの対策として
【行っ得!泊まっ得!2020北秋田夏の観光キャンペーン】
が行われています。秋田県民であれば7月1日~8月31日までの間、市内の宿泊施設が半額・観光施設が無料で利用することができます。そのインパクトから、県内ニュースでも度々取り上げられていましたね。
折角なので今まで行ったことがない所に行ってみたいので、今回は太平湖で遊覧船に娘を乗せることにしました。
太平湖までの道程
太平湖は、北秋田市森吉地区の東端に位置しています。森吉ダムの完成によってできた周囲30km・深さ58mの人造湖です。大小13もの渓流が流れ込むため、様々な魚が生息しており、周囲の渓谷と一緒に釣りスポットにもなっています。
北秋田市鷹巣中心部からの道程は、約50km・1時間強になります。
285号線から105号線へ乗り阿仁方面へ向かいますが、四季美館のある丁字路を森吉ダム方面へ。杣温泉・森吉山荘を過ぎた後も尚森の奥へ進んでいきます。
暫くは道路も広めで走り易いですが、進むにつれて道が狭く曲がりくねって来るので、時間は余計目に掛かります。また、携帯電話の電波も届かなくなるので運転には十分に注意しましょう。
受付~乗船まで
乗船受付・料金の支払いは太平湖グリーンハウスにて行います。向こう岸にも仮設トイレがあるものの、乗船した後はトイレに行けないので、ココで済ませておきます。また、駐車場から桟橋までは約10分歩くので、早めの受付と行動をおススメします。
因みに食堂部門は現在は休止しています。カップラーメンなど若干の飲食物は販売していますが、あくまでも休憩所として考えておきましょう。
グリーンハウスから遊覧船の桟橋まで約10分間。整備はされていますが、先日この遊歩道にクマが出たらしく、写真に写っている鐘を鳴らしながら進んで下さいとのことでした。先日の熊避けの鐘を持っていたので、装着してて良かったです。
乗船~周遊
ちょっと漁船チックですが、定員31名の立派な遊覧船です。
午前9:30~午後15:30まで1時間おきに出航します。メンテナンス作業などで運行状況が変わる場合はグリーンハウスでお知らせしていますので、ご確認ください。
船室に2人掛け席が多数ありますが、天気が良いので外で湖を眺めることにします。上が空いていれば最高ですが、椅子が備え付けられてはいないので、そこに居られるかは運次第になります。
オープニングセレモニーで魚たちが集まってきています。係員さんが娘にパンをくれたので、出発までエサやりにしばし興じています。大物の鯉が3匹・周りをウグイやハヤがバチャバチャと。
船は時速約20kmで湖を対岸の小又峡入り口まで約10分かけて進んでいきます。先日の大雨の影響で、湖のあちらこちらに流木が浮いていましたが、ぶつからないように慎重に進んでいきます。
某有名RPGの一場面に出てきそうな風景。
山から切り出した木材を里まで運ぶためのトロッコが通っていた跡だそうです。これが見えると小又峡の入り口までもうすぐです。
因みに、このダムができたことで沈んでしまった集落の中に、営林署的な働きをしていたところがあったそうです。そういった湖にまつわる情報を聞くことができるのもこの遊覧船の魅力です。
本来はここから小又峡を遡り、景色を楽しむのが本来だと思いますが、娘の体力的にまだ難しいかなと思い、降りずに戻ることに。奥に進むと滝などの見所も多数あるようなので、秋に紅葉が見られる頃にもう一度計画を立てて挑戦してみようと思います。
再び15分かけて元の場所へ。
帰りは別ルートになり、自然が造った造形や動物の営みの跡も紹介してくれました。ここは実際に船に乗って見てみて下さい。今回はネタバレなしにしておきます。
まとめ
北秋田市森吉の太平湖へ行ってきました。
- 江戸時代~森吉ダムができるまでのストーリーがある湖
- 小又峡へは最低限のトレッキングの準備が必要(防水靴・水分・熊除けなど)
- 深緑も綺麗ですが、紅葉も見たい
森吉山の近くと言うこともあり、豊かな自然に触れることができますが、それだけに注意も必要です。
クマは勿論、マムシも出ましたので軽装は危険です。最低限の準備はしっかりして景勝に出かけましょう。
また、北秋田市のキャンペーンでは、2020年8月31日まで今回の太平湖の他にも以下の施設が無料で利用できます。遠くに行きにくい時勢でもありますし、短い夏休みでもあるので、地元再発見!の機会に利用してみて下さい。
当ブログでも触れている施設があるので、ちょっとした参考にしていただけると幸いに思います。
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