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びびた
画像は”ToonMe”でやってみた
秋田県北部出身。
大学進学を機に南東北で10年弱過ごし、地元に帰ってきました。
日々の出来事、地域のグルメ・イベント・スポット情報など書き綴っています。
2025年5月
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【森吉山温泉 小さな森の湯】2025年4月29日~バトンを継いでプレオープン|北秋田市森吉

4月29日に運営者が森のテラスを運営する作庭家 山田茂雄氏に変わってリニューアルオープンを迎えました。前・杣温泉をベースにリライトしています。

北秋田市鷹巣から約1時間、旧:森吉町地域の四季美湖を越えてくまげらエコーライン(県道309号線)を更に奥へ進み、太平湖の少し手前にある温泉です。

道中は一度携帯の電波も途切れますが、2車線の道路は走り易く、比較的スイスイ走っていけます。ただし、落石には注意が必要です。

季節の移り変わりを楽しみながらのドライブにはもってこいです。下を流れる小又川の清流もチラチラ見えて、車を停めて写真に収めたくなるスポットも何カ所かありました。

なんてことを思いながら車を走らせていると、漸く見えたこの看板。矢印に従って狭い方の道に入っていくと…

目の前に車1台通るのがやっとの橋が出現。急に心細くなるような道路に変わりますが、案内板の通りに進んでいきます。

橋を渡り、道に沿って奥に進んでいくと割とすぐに温泉に到達しました。

目次

江戸時代から続く温泉

ここ温泉の歴史は、江戸時代まで遡ります。

元々は無人だったところでしたが、南部藩からの侵攻を守護するために、久保田藩が集落を作り人民を異動させました。

その後、藩境の巡視をしていたところ温泉を発見し、病人を入れたところ全快したことから温泉地開発が進んでいったようです。

江戸時代後期の旅行家・菅江真澄も訪れ、その記録に【小股の湯】として記録が残っております。しかし、その記録によると、当時はお湯が温かった・硫黄臭がしたとの事です。

その後、大正3年に杣氏の個人所有になって、前身の杣温泉に至るわけです。

因みに元々は杣=相馬・姓だったりするそうです。

変わってしまったのは、戸籍が導入された際に当時の役所の人が記載を間違ったからとのこと。

入浴

玄関を開けて中に入り、靴を脱いで館内に入るスタイル。

入浴料は入ってすぐの料金箱に入れるので、現金が必要です。

入浴料(2025年5月時点)
  • 小学生以上:500円
  • 未就学児 :無料

内湯

お風呂の様子は前身の杣温泉さん時代のです。

旅館の建物を奥に抜けていくと内湯の建物がすぐにありました。

鍵付きのロッカーは存在せず、ただ単に脱いだ服を置いておくだけです。

貴重品はしっかり鍵を掛けた車の中に置いてくるか、防水タイプの袋を持って浴室に持ち込む必要があります。

※以前と男湯と女湯が逆っぽい。今回は男湯はライオンはおらず、壁の一部が岩になっていました。内湯は10人位入ることができるサイズです。

備え付けのシャンプー・トリートメント以外は持ち込み不可

流れる排水は河川に行きつくようで、環境負荷の少ないものを選定して使っているからとのことでした。

タオルも貸し出しがあったので、手ぶらで来て入浴は可能です。

お湯は若干の硫黄臭が感じられるものの、強いものではないので子供も匂いの面では大丈夫かと思います。

湯温は43℃位とやや熱めに感じます。私は丁度良いのですが、苦手な子供はあまり長く入っていられないかもしれません。

因みに、杣温泉のお湯は源泉かけ流し・無消毒の100%天然温泉ですが、飲用にもなります。湯口のライオンの上にコップが置かれていて、そのまま飲むことができます。手酌でもいけないことはありませんが、お湯自体が熱いので素直にコップを使用しましょう。

胃腸の不調に効果があるそうですが、実際飲んだその日から効果があったように感じます(素直な人間性ゆえに?)。

露天風呂

※露天風呂は2025年7月にオープン予定(今リフォームが行われている真っ最中の様子でした)。

以前はこんな様子でした。

当時は混浴だったのですが、遠目から見た感じ、温泉の真ん中が仕切られていたようなので、男湯・女湯に分けられるかもしれませんね。

温泉について

泉質
源泉杣温泉
泉質ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉
温度43.0℃(源泉53.7℃)
浴用の効能切り傷・火傷・慢性皮膚炎・虚弱体質・慢性婦人病・神経痛・五十肩・疲労回復など
飲用の効能慢性消化器病・慢性便秘・糖尿病・痛風・肥満症・胆石症・慢性胆のう炎
備考

*浴用・飲用にそれぞれ禁忌症はありますので、実際の入浴・飲用前には確認をお願いします。

pH8.5と若干アルカリ性で、きもちだけとろみが感じられます。そのお蔭もあってお風呂から上がった後もずっと体がポカポカしていました。

他の見所

夫婦杉

旅館の前にそびえ立つ2本の杉の木は夫婦杉と呼ばれています。

全国でもかなり珍しいもので、樹齢約400年を迎える杉の木はそれぞれ44m・42mの高さを誇ります。麓には社があり、祀られている神様は不明ですがお参りも可能です。

清流

旅館の前を流れる清流ではイワナやヤマメも釣れるようです。

旅館として営業されていた時は宿泊時の料理のコースにもしっかり天然岩名が載っていましたね。

旅館の前の生け簀では、かつて鯉が飼育されていました(今はいませんでした)。

鯉料理は杣温泉に泊まると味わうことができますが、非常に好評だったようですね。泥臭いイメージのある鯉ですが、清流の水で育てられることで、泥臭さが抜けるんでしょうね。

まとめ

杣温泉 改め【森吉山温泉 小さな森の湯】に行ってきました。

普段の生活を離れてリラックスしたい時には非常におススメです。

以前、ソフトバンクは携帯電波がありましたが、ドコモは今回も繋がらなかったので、自動的に「つながらない権利」を発動することができます。

今回は時間がなく辞退しましたが、入浴後には休憩所も使えるようでした。

森吉山荘も営業していない今、太平湖~その奥への探索に向けて、これからの時期は助かる存在だと思うのですが…上手く軌道に乗ってくれるといいですね。

入って応援しましょう!

営業情報・アクセス

営業時間10:00~15:00(最終受付14:30)
定休日第3水曜日(他不定休あり)
電話番号090-7257-1467
住所〒018-4511 秋田県北秋田市森吉湯ノ岱川向湯ノ沢7
 ※公共交通機関は検索できず。車での来訪が基本になります。
駐車場有り
支払方法現金
ウェブサイトhttp://morinoterasu.net

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