どこそこのスーパーやお店に車が突っ込んだニュースを見る機会も多いですね。
その原因は主にブレーキとブレーキの踏み間違えで、年配の方が起こす事例が多いような気がします。全国版だと大きな街でのニュースが多いので、対岸の火事のように感じられます。しかし、そんなことはなく、身近なところでもやっぱり起きてしまうわけです。
他にも、清鷹小学校のスクールバスに追突事故とちょっとしたニュースになっていました。
身近なところで2件発生していた
2~3年前くらいには、たかのすモール内・いとく鷹巣ショッピングセンターの壁に車が突っ込んで、壁に穴を開ける事案が発生。その後は、車止めに加えて、侵入を防ぐための柵が設置されました。その後は、特段大きな話は聞いておりません。
しかし・・・ホットなところでは。
つい先日、自宅近くのコンビニに車が突っ込んでしまいました。
幸いというかケガ人もおらず、大きなニュースにもなっていません。しかし、この記事を書いている5/16(日)時点では、まだ応急処置でビニールかなんかで仮設の壁を作っているだけで、原状回復はできていません。
ここからは聞いた話ですが・・・
運転していたのはお婆ちゃんで、しでかしたことに対して謝るわけでもなく、何か要領を得ない受け答えをしていたようです。呼んだ家族も同じような雰囲気で、、、
もしかしてちょっと変わった人たち??
みたいな感じになっていたようです。
極めつけは、対物賠償の保険に入っていなかったらしいこと。お店の修理代がきちんと払ってもらえるんだろうかと、心配になります。
そんなことを聞いていたら、3~4年前の奥さんのもらい事故のことを思い出しました。
ウチが巻き込まれた事例
3台が絡む事故で、大きな原因は一時停止を気付かずか意図的にか、守らずに交差点に進入してきた車でした。下の方に図解してみました。
状況
赤い車・青い車は一時停止の標識のある交差点に差し掛かるところ。
そこに下図の方向から白い車がやってきました。この車が走っている方向には一時停止の標識がないので、本来であれば何の心配も無く進めるのですが・・・
奥さんは一時停止で止まって、白い車の通過を待っていたところ・・・
赤い車が止まらずに交差点に進入してきました。咄嗟のことに、ブレーキが間に合わず、右からやってきた白い車と衝突してしまいました。
ここまでなら、まぁ無くはない。嫌な場面に逢ってしまったなぁ…ですが。
ぶつけられた車が向かってきてしまい、停止中の奥さんの車に衝突。事故をもらってしまいました。
顛末
3台が絡む事故にも拘わらず、幸いにもケガ人はなし。後日、首が痛くなったということもなかったのは良かったのですが…
加害者のお婆ちゃんが任意保険に入っていないことが判明!
ただ、白い車がどこぞの会社の社用車だったため、其方からウチの修理代も一旦出していただいて、後は第一の事故の当事者同士でやってもらうことで落ち着きました。
多分、事故自体は良くないですが、割と幸運な終わり方だったと思います。
ただ、その後にはやっぱり色々あったようで、現場検証だったり、半年以上経過してから裁判での証言依頼が来たりと、すっかり片付くまでは結構な時間を要しました。
自賠責保険の在り方
と、そうそう当事者になる機会もない交通事故ですが、身近な事例で2件も任意保険に入っていないケースがあって戦慄を覚えました。
我が家の場合は、実費や自分たちの保険で賄うことなく済みましたが、その裏では相当数泣き寝入りのケースがありそうです。
もらい事故の対応
もらい事故で厄介なのは”過失ゼロ”であること。このケースでは、保険会社は交渉しないらしく、自分で交渉する必要があるそうです。もらい事故までカバーする保険に入ったり、弁護士特約があると良いですね。
どうしても払ってくれない場合、やっぱり裁判になるんでしょうが、面倒くさいから自分の保険を使って修理するパターンも多そうです。
自賠責のカバーを増やすべきでは…?
車検を取る際に一緒に加入する自賠責保険。こちらは最低限の対人保障のみが付いています。例えば、こちらを対物までカバーする形に設計変更するのはどうでしょうか?
その場合の保険料がどの位上がるのかが全く予想付かないので、簡単にできることではないことも理解はしています。ただ、事故の絶対件数自体は減ってきているので、それに伴い自賠責保険料も値下がり傾向ではあるとのことでした。
取り敢えず、被害者が泣き寝入りするケースは少しでも無くなってほしいものです。
ただし、実際自賠責でカバーできる金額が限られているので、任意保険の加入はやはり必要であるのは変わりませんが…
任意保険に入らない理由
金銭面の負担が大きい・更新を忘れた、と様々理由はあります。
金銭面はやっぱり大きいので、私んちは以前のJAから【ソニー損保】へ変更しました。店舗がないタイプの保険屋さんのため、会社の維持コストが安い分、保険料も安く抑えられます。また、走る距離に応じて保険料が変わるので、あまりたくさん走らない方には特におすすめです。
残念ながら、加入後にお世話になってしまったのですが、対応や支払いもしっかりして下さったので、実店舗がない不安もありません。
ただ、北秋田市で車がないのは生活面でかなり不便を被るので、任意保険に入らなければ車が運転をできないようにする、というところまでは踏み込めないですね。
街のコンパクト化・免許返納後の優待制度・公共交通機関の充実がセットになっての対策が必要です。
本当の”無敵”の人
車検とっていない→自賠責にも入っていないという方が信じられないことに一定数存在するようです。うっかり車検切れとかもあるでしょうが、問題はそのまま運転し続ける気持ちですね。
高額な車検代を払う度に
これ必要あるんか・・・?
って思うのですが、確実に自賠責保険に加入する機会と思えば、やはり必要なのかなという感じがしてきます。そもそも車検をブッチするような方が、しっかり任意保険に入るとは思えません。もう、こういうケースは厳罰化でいいと思います。
ということで、如何に事故に巻き込まれないか・もらわないかを考える必要があります。
まとめ
ここ最近の事例で色々考えてみました。もらい事故や何かで全く保証がもらえずに泣かないために…
- 自身の任意保険の条件を再確認してみましょう
- 自賠責保険のカバー範囲も再考が必要な時期?
- 任意保険の加入/車の所持は”まちづくり”の考えにもつながる話
- もらわないために”かもしれない運転”
すごく一般的なことですが、以上のポイントになると思います。
車も新しいシステムが搭載されることで安全性が増してきてますが、それでも扱うのが人なのでエラーはでます。そして、尚更少子高齢化がものすごいスピードで進む秋田のこと。
こういった事例は決して珍しいものではなく、どこでも起こりえるものとして保証制度を見直す時期に来ているのかもしれません。
そして、費用的に厳しい方は自家用車を持たない選択ができるよう、カーシェアリングだったり公共交通機関の整備がより重要になってきそうですね。北秋田市のような広い土地でどこまでできるのか。財政面でも厳しそうですが、是非一考をお願いしたいと思います。
コメント