2月19日(水)の夜、翌日に仕事で盛岡市に行くので、一旦雪かき・雪捨てをするために、単身赴任先の秋田市から一度鷹巣の自宅に戻ってきました。
幸い、この日の夜は穏やかで、前日に降った大雪を一度リセットすることができたのですが、翌2月20日(木)の夜~2月21日(金)にかけて、とんでもない雪が降ってしまいました。

気象庁~今後の雪のスクリーンショットを載せておきました。
上記の写真は、2月20日18時~2月21日6時までの降雪量ですが、能代~鹿角まで国道7号線を沿いに集中的に降ったという記録になります。
鷹巣の積雪はこの時点で141cmと過去最高を記録、また翌日には阿仁合でも193cmと観測史上最高の積雪量になりました。
家が雪に埋もれかけてた
この日の早朝…6時過ぎに妻から珍しく電話が来ました。

家に入れない!!
と、同時にラインで送られてきた画像がこちら。


幸い、家の前の私道は除雪が間に合っていたので、通行はできる状態ですが見たことのない高さまで雪が積みあがっていました。
車のドアが丁度隠れるくらいだったとのことで、向かいの家の方は家から出られない状態がずっと続いたようです。
雪かきすること約30分…ようやく車を停めることができたとのことです。


そして、トイレの窓、お風呂場の窓を開けてビックリ。これが目線の高さで撮った写真です。
北側なので元々溶けにくく、更には自宅や裏の家の屋根から落ちた雪も溜まるところなのですが、もうすぐ1階が埋もれてしまう状況まで来ていました。
ただ、祖母の話を聞いていた時に、『昔は2階から出入りしたもんだ~』と言う話を聞いてたので、統計を取り出す前は案外普通だったのかも知れません・・・
市内の学校が休みになった


最初の小中学校からの連絡は…
- スクールバスやタクシーが運行できないので、利用者は登校見合わせ
- 歩道の除雪も間に合わない箇所があるので、歩行が難しい場合は登校見合わせ
- お休みの場合は学校へ連絡
ということでしたが、30分後には市内全学校が臨時休業となりました。
登校できたとしても給食の配達ができないなどの問題もあったための判断かと思います。
家は送り迎えも不安とのことで、早々と自主的に登校を見合わせていたので、その点はあまり影響がありませんでした。
高校についても…
- JR各線が雪による不通
- 学校までの道、学校内の除雪も追いついておらず、校内に入りにくい
とのことでお休みを早々に決めていました。
奥羽本線では、八郎潟~弘前駅間は22日始発からの運転再開を目指し除雪作業を行っています。また、22日は大雪が見込まれるため大館~津軽新城駅間で夜間の運転を取りやめます。最新の運行情報にご注意ください。代行輸送は行いません。https://t.co/HKV6c7Xe52#JR東日本 #奥羽本線 pic.twitter.com/LqfScmQzP4
— JR東日本【東北エリア】運行情報 (公式) (@JRE_Tohoku_A) February 21, 2025
Xで電車の埋もれている風景を見て驚愕!
線路が全く見えない状況は初めて見たかもしれません。復旧は人力での雪寄せも含まれるので、尽力してくださった皆様に感謝です!
ちなみに、高校は期末テストが始まる日だったようで…1日勉強する時間が伸びたので、長男にとっては良かったかもしれません。
ただ、私の記憶にある限り、学校が休みになるほどの大雪になったことはなかったと思いますし、ニュースに映る方も口々に記憶にないと仰られていたので、如何に尋常じゃない勢いで雪が降ったか、と言うことですね。
翌日には阿仁・弘前も観測史上最高の積雪を記録!
と、翌日も鷹巣は約10cmの積雪を記録して、軽く雪かきに追われたのですが・・・
今度は青森県弘前市と北秋田市阿仁合の方で集中的に降ったようで、こちらも統計を取り始めてからの積雪の最高記録を更新していました。
弘前は12月からずっと雪が多く、私のFF車だとスタックの可能性が高かったので、終ぞ今冬は足が向かなかったのですが、冬も終わろうかというタイミングで降ってしまいましたね。
阿仁合の様子は、夕方のABSニュースで見ていただけですが、
- 昨年の大雨の影響で融雪溝が使えない状況が続いていて、除雪が捗らない
- 道路標識が隠れるくらいに雪が積もっていて危ないので掘り出していた
- 電話ボックスがえらいことになっていた
と言うことで、元々雪が多い地域ですが、やはり今回の雪は大変そうでした。ちなみに、上記の電話ボックスは同じく荒瀬地区のトンネル手前にあるものですが…
一晩経ち…今朝方の様子。
— 北秋田市観光物産協会 (@kitaakitakankou) February 24, 2025
アップすればわかるのですが、重さに耐えかねた屋根が少し曲がっています。
あとは時間の問題… https://t.co/gH4odnT4PO pic.twitter.com/eqXLZlnk8w
ABSニュースにもしっかり映り込んだので、更に動向に注目が集まりそう…電話ボックス自体がグシャっとつぶれてしまわないかが心配ですが。
最後に


幸い、この寒波が抜けた始めた2月23日以降は気温も上がり、天候も良い状態が続いています。
今回、鷹巣について救いがあったとすれば、1月中に一度暖かくなったために、一旦雪がほぼリセットされていたこと。
お陰で、数年前のような雪による屋根の壊れなどは今のところ起きていません。


これからは街中の雪解けや除排雪も進んでいくと思いますが、今度は小路のぬかるみ、雪崩などに注意が必要になってきます。
他、夏の雨に続いて冬も・・・と、天候災害の激甚化は年々酷くなっているような気がします。
敷地内へ除雪機で飛ばすこともできないですし、家の周りも雪捨て場は正直困っています。
雪国で家を購入・建てる時は、雪捨て場の確保も大事になってきますね。
後は、防災グッズ・非常持ち出し袋の準備・非常食のローリングストックなど、夏と変わらない備えが必要かもしれません。
来年はもう少し楽でありますように…
コメント