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【鳥潟会館】おひなまつりと旧家の歴史に想いを馳せる|大館市花岡

イベント

コロナウィルスの影響で、様々な場所でイベントの縮小・中止が相次いでいます。本当は先日の3月1日は、秋田内陸縦貫鉄道に乗って北秋田のおひなまつりに出掛けて娘に着物を着せようと思っていたのですが、コチラもイベントは中止になってしまいました。

でも予定通りに行くだけ行って、せめて大きな雛飾りを見せてあげようと思っていたのですが、娘がインスタグラムで見つけたS.witch Cafeさんのメレンゲクッキーを欲しがったので、大館のイベントに向かうことにしました。

あ、そう言えば、大館市郷土博物館に行った時に、鳥潟会館のお雛祭りの予告ポスターがあったなと。

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鳥潟会館概要

秋田県の指定有形文化財に指定されています。

元々、鳥潟家は代々、花岡村の肝煎(村長)を務めてきた家柄です。北秋田市で言うところの七日市村・長岐家の位置付けになりますね。とは言え、長岐家に比べて規模が非常に大きく、鉱山で栄えていた花岡村の豊かさも伺えます。

現在実際に見ることのできるものは、1936年に第17代・鳥潟隆三博士が京都風の様式を取り入れ住宅の増改築と庭園の拡張を行った後の物です。

 

鳥潟会館へ到着

北秋田市・鷹巣から高速道路に乗り、大館北I.Cから一般道へ降ります。大館市の中心部をすっ飛ばせるため、このルートで昔に比べてかなり早く着くようになりましたね。舗装はされていませんが、30台くらい停められる無料駐車場があるので、車を停めて門を潜ります。

暖冬でこの日は生憎の雨だったとは言え、池は凍り付いていました。

門を潜って庭園を眺めながらしばらく歩くと、邸宅へ到着。植木には冬囲いがされていますが、今年は早めに取れそうですね。

おひなまつりの様子

玄関には色んなお雛様が置かれて、お客様をお出迎えしています。お茶会イベントが中止になっていたとはいえ、女の子がいる家族だったり、地元の方と思われる方々が何組か来ていました。

2組一緒になって一際豪華に飾られているこちらは、花岡小学校・花岡保育園で実際に飾られていた雛飾りです。

手前に見える吊るし雛は、先日の郷土博物館に飾られていたものと同様に、大館ふくし会様から借りられているものだそうです。丁度、ふくし会の皆さんが飾られている様子を見に来ていました。

 

館内ツアー

一通りお雛飾りを見て回ったところで、係員さんからお声掛けを頂いて、邸宅内を一通り説明して頂くことになりました。他の子供連れのご家族と2組で参加してきました。

昭和初期の旧家の佇まいを残しつつも、当時の最先端の設備は現代でも決して凄く便利ではありませんが、十分に使えそうな雰囲気はありました。今の住宅に比べると気密性には欠けるので、冬の寒さは大変だったと思いますが、夏は反対により快適な感じがします。

最初に案内されたのは主人の間です。表面だけではなかなか分かりませんが、この部屋だけで秋田杉北山杉(京都)・屋久杉(鹿児島)と銘木が贅沢に使われています。

そのご主人の間から望む庭園もキレイですが、それを隔てているガラスはよくよく見ると波がうっていました。これは当時の手造りガラスがそのまま残っているためのようです。

船底天井が見事な渡り廊下を進んだ先の離れにあるのは、化粧室・お風呂場・トイレといったスペースです。時代劇に出てくるような覗き窓や、使用人専用の勝手口など細かい造りが満載です。

台所・土間を眺めた後は、2階の茶室へ。昔のお家って、階段が凄く急なのはよくあるお話ですね。更に、床もツルツルに磨かれているので、小さな子供たち(大人もです)が滑って転がっていかないかハラハラしながら昇り降りをしました。

ここではイベント時にはお茶会も開かれているようです。写真・右下に見える戸棚は丸くカーブを描いており、当時建築に携わった職人さんの技術に感心させられました。

また、よくよく見ると、柱などに使用されている木材には、虫が食った後がたくさん残されています。これは、自然のままを尊ぶ茶の精神を建築にも反映しているからとのことでした。

奥さんが言うには、実家のお祖母ちゃんの家を思い出すとのこと。伺った時はここまで歴史深い建物でもなかったと思いますが、言いたいことは伝わる不思議。寧ろ、となりのトトロ位の時代を想起される風景です。

とは言え、この土間には、自然光で十分に明るい地下室あり、当時のお風呂を沸かすボイラーもあり、水洗トイレのポンプがありと、当時の最先端と思われる設備が詰まっていました。個人宅でボイラーを持つというのも凄いですね。

最先端と言えば…鳥潟会館には、玄関をはじめ様々な部屋に呼び鈴が備え付けられています。台所にあるこのインジケーターって何だろう?と思っていたら、どの部屋から呼び鈴が鳴らされたか光って知らせるものでした。若干、上の御札のようなのが怖いですが…。

ココで紹介した他にも、邸宅の中は見所がたくさん詰まっております。ガイドさんの説明も丁寧で分かり易く、鳥潟会館や郷土への想いが伝わってきました。

 

まとめ

大館市・花岡にある鳥潟会館で、おひなまつりを楽しみつつ、邸宅のガイドも受けてきました。

件のコロナウイルスのお陰で他のイベントが中止になっている中でも、ひな祭りを見ようというお客様で賑わっていました。今年は2月29日~3月8日まで行われているおひなまつり会場は暖かいですが、邸宅内は廊下も冷えていますし、やっぱり冬期間は寒いです。ガイドを受ける際には十分に温かい恰好をして来るのをおススメします。

また、庭園を眺めながら思いましたし、実際ガイドの方も仰っていましたが、四季によって庭園の表情が随分と変わるようです。今回は春の息吹を感じるくらいのタイミングでしたが、深緑や紅葉の時期にも訪れてみたいですね。

 

開館情報・アクセス

●開館時間;

9:00~17:00

●休館日;

毎週月曜日

●入館料;

無料

●電話番号;

0186-46-1009

●住所;

〒017-0005 秋田県大館市花岡町根井下156

 

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