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びびた
画像は”ToonMe”でやってみた
秋田県北部出身。
大学進学を機に南東北で10年弱過ごし、地元に帰ってきました。
日々の出来事、地域のグルメ・イベント・スポット情報など書き綴っています。
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【備忘録】秋田県公立高校受験…とりあえず終了

何だかんだで秋田県公立高校受験の一次募集の合格発表が本日行われました。

受験直前にインフルエンザの流行で下の学年が学年閉鎖になり、ヒヤリとさせられましたが、無事受験にまで漕ぎ着けた時点でまずは一安心。

その後、合格発表まで約1週間落ち着かない時期を過ごしましたが、無事我が家の長男も合格することができ、ようやく中学校を本当に卒業したような気分になりました。

とは言え、倍率を見てみると1倍未満がほとんどの秋田県内の高校受験。改めて少し考えさせられました。

目次

6回目の実力テストで志望校を決める

志望校を決めるのは、普段の成績も勿論ではありますが、実際の入試と同じような範囲で行われる“実力テスト・模試“の成績を元にします。

数回ある中でも冬休み前の6回目のテストの成績を基準に決めることが多いようです。それを元に三者面談で最終確認を行い、最終の受験先を決定しました。

冬休みが明けてすぐに…学校でまとまって願書の記入を行い、一度家に持ち帰ってきて、住所・保護者名などの確認を行い、またその週に清書を行って、先生がまとめて高校に提出したようです。

一応、1回目の倍率公示が行われましたが、この時点では受験先の倍率は低調に落ち着いていたため、ホっと一息。受験先の変更も行わず本番に臨むことにしました。

*ちなみに、秋田県内では倍率が1倍を割り込んでいたとしても、基準点に満たないとバッサリと切られるようです。他県では全て受け入れるところもあるようですが、受験倍率が低くても油断はできない様子。

特色選抜と一般選抜

2022年度から秋田県の高校受験制度が変わっていました。

従来、時期をずらして行われていた前期選抜(推薦のようなもの)・後期選抜(通常の受験)が、特色選抜・一般選抜に変わり同日に行われました。

特色選抜を受験する場合、そちらで合格できなくても一般選抜の方に組み込まれて合否判定が出るので、2回チャンスがあるという位の理解でしたが・・・その倍率は。

地区特色選抜一般選抜
県北0.58倍0.90倍
中央0.70倍1.04倍
県南0.57倍0.89倍
県全体0.63倍0.96倍
令和5年度秋田県公立高等学校入学者選抜志願・合格状況等(https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/70494)を加工させていただきました

前期試験実施時の2021年度は0.87倍2020年度は0.85倍だったので、過去の手法・一般選抜と比べてもかなり低い結果となってしまいました。

下に特色選抜の倍率が1倍を超えた学校・学科をまとめてみました。

令和5年度秋田県公立高等学校入学者選抜志願・合格状況等(https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/70494)を加工させていただきました

倍率が1倍を超えた学科は、全地区・全校82学科中14学科のみで、普通科・工業科系統が比較的強い傾向になっていました。

更に深く見てみると、普通科はいわゆる進学校がほとんどで、工業系は就職に強いとされる学科に人気が集まったようでした。

同じ日の受験と言うことでリスクと捉えられたのかもしれませんが、ウチにとっては単純にピンと来ていなかった部分が大きかったです。実際は特色で弾かれても一般の方に考査が組み込まれるので、リスクは少ないと思います。

抑も、特色選抜って学業や部活動、その他の活動で突出した成績を修めた子たちが受験するものだと思っていたので、取り敢えずあまり深く考えていなかったのが正直な所でした。

後は、受けてもいいかと言う基準が良く分からず…その辺は三者面談などでも先生と相談しても良かったかなと後から思います。

熾烈な秋田市とそれ以外

個別に人気の学校・学科はあるものの、秋田県全体としては公立高校の志願倍率は低調な結果になっています。3地区の志願倍率を下記にまとめてみました。

令和5年度秋田県公立高等学校入学者選抜志願・合格状況等(https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/70494)を加工させていただきました

比較的中央地区は高めで丁度良いような気もしますが、もう少し深く掘り下げてみます。

秋田市に居住の親たちから話を聞くと、塾通いはマストな雰囲気なので、秋田市とそれ以外で分けてみたところ・・・

令和5年度秋田県公立高等学校入学者選抜志願・合格状況等(https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/70494)を加工させていただきました

潟上市・男鹿市・にかほ市・由利本荘市だけに絞ってみると、むしろ他地区よりも寂しい結果です。

そして秋田市は総志願者の倍率は定員越えと、秋田市とそれ以外の地区の状況がくっきりと分かれる結果になっています。

ただ、これに関して、個人的には必ずしも悪いとは思えないのが複雑です。

灘高校のような超絶な進学私立校(勝手なイメージですが)が無い秋田県としては、競争を求めるならば秋田市内、特に秋田高校に進むのが一番環境が良いような気がします。

ただし、頑張って滑り込むよりも余裕を持ったところに入学して、トップクラスに居た方が後々有利に働くケースもあるので、選択が難しい部分ですね。

低下する倍率に対応は…?

全体的に倍率が低調なのにそのまま学校・学級数は維持されていくのか?

その議論は、県北・中央・県南地区の協議会でそれぞれ行われているようで、その内容も簡単ではありますがネットで除くことができます。

最終的には各地区1校を維持する方向で進んでいるような感じですが、近々で決定していることは、鹿角市・小坂町内の3校の統合です。

高校名生徒数(R4年)
花輪高校382名
十和田高校104名
小坂高校54名
生徒数はR4学校統計一覧から算出(https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/522)

学科は普通科5学級程度工業科1学級が予定されているようで、現3校の要素を盛り込んだ内容です。

教師も不足、生徒も不足する中では致し方ないこととは思いますが、学校がなくなった地域の衰退は更に加速していくでしょう。

人口・生徒数が増えていくのが一番良いカタチですが、決定的な手立てがない現状。

コンパクトシティ化を含めて、如何に限りある資金・資源を集中させていくかに舵を切らないといけない局面に益々近付いている感想を持ちました。

この後・・・

受験校にもう一度行って、得点開示請求を行い、中学校に報告しに行くようです。

後は来週の高校の説明会に出席し、制服や道具を準備したりと、本人的には遊び呆けられると思っているようですが、あっという間の春休みになりそうです。

とは言え、人生の1つの山を越えられた子供には素直にお疲れ様、と言って少しゆっくりさせたいと思います。

後2人、この緊張感を味わうのは苦しいなぁと思いますが、一番プレッシャーに感じるのは本人たちだと思いますので、親としてはせめて邪魔をしないことを念頭に寄り添っていきたいですね。

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