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びびた
画像は”ToonMe”でやってみた
秋田県北部出身。
大学進学を機に南東北で10年弱過ごし、地元に帰ってきました。
日々の出来事、地域のグルメ・イベント・スポット情報など書き綴っています。
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食べ物関連のウェイトが大きくなったので、少しカテゴリー構成を見直しています。

【木のおもちゃ美術館】廃校利用の道|秋田県由利本荘市

以前別で書いていた記事のリライトです

 

先日、北秋田市の小中学校の統廃合に触れました。

北秋田市の未来予想図~学校編~

それに伴い、廃校になった校舎をどうするか?様々なところで利用が進んでおり、実際に上手く運営されているところも多々あります。

その1つ、由利本荘市(旧:鮎川村)にある、木のおもちゃの美術館に以前行った時のことをリライトします。

 

目次

施設概要

木のおもちゃ美術館

H16年に廃校になった旧・鮎川小学校の一部改装し、見て・触れて・遊んで楽しめる美術館に生まれ変わりました。後、学芸員によるワークショップも時間を決めて開かれており、”創る”要素も盛り込んだ多機能美術館です。

元々、明治大正の建築様式を受け継いだ昭和20年代の木造建築と言うことで、廃校になった後も、国の有形文化財として地元の方々によって大切に保存されていました。

明治~昭和初期の建物を眺めるのが好きな私としては、この時点で既に萌え死んでおります。もうお腹いっぱい。

 

見て楽しむ

料金は、大人800円・小学生以下の子供600円と比較的リーズナブルかと思います。由利本荘市の方は割引が受けられます。年間パスポートもありました。もっと近場にあれば、子供たちの遊び場として何回も来れるので、年パスの方がお得ですね。

基本的には、当時の鮎川小学校のままだと思います。良く磨き込まれていて、廃校後の地域の人たちや今の運営者の方々の愛を感じます。お金よりも、兎に角手が掛かっていることに感心させられました。

木のおもちゃ美術館

職員室とか保健室とか表記は当時のまま。それに新しく札を作り、案内板としていました。
木のおもちゃ美術館
各国の木のおもちゃ・人形や、由利本荘の昔の暮らしや道具を紹介するお部屋もありました。また、廃校になる前の行事の写真も飾られていました。
木のおもちゃ美術館 音楽室

こちらは音楽室です。アコーディオンとか、リコーダーの指の置き方とか…懐かしいな、あったなぁとノスタルジーを感じます。校歌もまだ残されています。

 

木のおもちゃ美術館 中庭

中庭の池は水はたたえておりませんが、それでも美しい。

 

遊んで楽しむ

木のおもちゃ美術館

体育館を利用した広場では様々な遊びができます。テラスっぽく2階に分かれており、上と下で楽しめるものが違うという造りです。

 

木のおもちゃ美術館

手作り感が兎に角素敵です。膨大な手がかかってるんだろうなという感想を持ったのはこの辺。この金タワシのふくろうとか、鳥の巣箱を利用した間接照明は自分でも作れそうなので、今度DIYしてみようと思います。

 

 

 

柱に潜むギミック

木のおもちゃ美術館

2階を支える様に何本も立っている柱にも仕掛けがありまして…子供たちが一生懸命何かを探しています。

分かっちゃうと楽しみも半減なのでネタバレなしで…実際いってみて確かめてみてください。工夫とアイディアの勝利です。

 

ブースで家族でいろんな遊びを

木でできたおもちゃをゆっくり楽しめるように家族4人くらいで入れるブースが何個もありました。意外とだるま落としでウケてたなという記憶があります。動物将棋や世界中のボードゲームを遊べるコーナーもありました。

 

木っ端遊びで滅茶苦茶高く積んでいる小学生がいました。彼のゴールはどこだったんだろう。後はピタゴラスイッチ的な仕掛けや、当時の学校図書もそのまま置いてあって、疲れたらちょっと本を片手に一休み…懐かしい本もあり。

木のすべり台・ボールプール

 

おもちゃ美術館・木の滑り台

子供たちはボールプールがホント好きですね…だけどここは木なのでちょっと痛そうです…。泣き声とかは聞こえなかったので、適度に遊んでいるんでしょうけど。

 

木のおもちゃ美術館

ただ、木のボールはまん丸ではなく、全てドングリ型。一々芸が細かい。

 

作って楽しむ

ワークショップ

この時は、割りばしの弓とうさぎさんの矢の工作でした。材料費200円で参加できます。弓で上に矢を放つと、竹トンボのようにくるくる回りながら落ちてくるおもちゃです。

 

ワークショップ

娘は家に帰ってきてから、【こうげき~】とか言ってみんなを追い回していました。そういう使い方じゃない…。

 

食べる…食べられなかった

給食室があり、コーヒーや軽食が提供されています。ご飯はお釜で炊かれているとか、、、やっぱり一々凄いんです。…が人がいっぱい過ぎて諦めてしまいました。残念。

お昼時は非常に混雑するので、微妙に外した時間で食べるのが宜しかろうと思います。

 

最後に

子供は素直に遊んで楽しめる…大人もノスタルジックな気分に浸れるという全年齢で楽しめる素晴らしい美術館でした。素直にアイディアと工夫に驚嘆。

”北秋田市のコムコムのねまーる広場もこの位やればよかったのに”

とウチの奥さんがこぼしていました。20億円かけたならもう少しできたんじゃないかという外野の意見です。

幼稚園・保育園がお休みの日の屋内の子供の遊び場が本当にシビアですので。北秋田市で普通に暮らす分には不自由はない、と言いつつも、困っているのがその一点。特に冬は切実です。

また、北秋田市も学校の統廃合が続いているため、廃校舎はまだ増えるのは確実です。旧鮎川小学校自体は文化財になる価値を持った建物と言うこともあり、非常に上手く活用できた例です。

廃校舎の使い方…うまくやれば貴重な観光資源になるというところ、北秋田市にも是非考えてみて欲しいなと思います。差し当たり、十年後の鷹巣東小学校・綴子小学校、直近では西小学校もあります。

特に東小学校は、新しめの校舎なので、何かしら活用方法を見出してほしいと思います。

 

営業情報・アクセス

●開館時間;

9:00~16:00(最終入場は15:30)

●休館日;

毎週木曜日・年末年始 (※木曜日が休日の場合は翌日)

●電話番号;

0184-74-9070

●住所

〒015-0363 秋田県由利本荘市町村鳴瀬台65−1

【車で】

北秋田市からは高速を使わず約3時間半~4時間を見込みます。高速を使う場合は、本荘ICで降りて約10分。

【駐車場】

約100台分ありますが、繁忙期は開館時間を目がけて早い時間に行くのをお勧めします。

【鉄道で】

●秋田駅→(約45分)羽後本荘駅→(約12分)鮎川駅
●鳥海山ろく線「鮎川駅」から専用シャトルバスで約5分

引用:木のおもちゃ美術館HPより

冬期間は運休になりますが、おもちゃ列車での訪問も楽しそうです。

 

昔の校舎をそのまま利用しています。丁寧に磨かれていますが、万が一木のささくれでケガをするかもしれませんので、上履きの持参を推奨しています。スリッパもありますが、数に限りがあるので、やはり持参が良いでしょう。

●ホームページ

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