娘が幼稚園に通い始めましたが、早くも風邪をもらったようで、既に咳をしはじめました。我が家の子供たちは、奥さんの遺伝か、風邪を引くと中耳炎に直結しやすいため、軽いうちに治さないと大変なことになります。
実際、痛くない中耳炎で気付いた時には耳が聴こえなくなっていて、一時言葉の発達が遅れたのが次男で、その時から軽くても病院には必ず連れて行っています。
そんな時、費用面で心強いのが、医療福祉費支援制度(通称:マル福)です。
私の職場にも、子育て世代・孫の相手をされているお母さんたちもいるので、何気に大館市のマル福について聞いた時に、北秋田市との違いにようやく気付きました。
マル福とは?
医療福祉費支給制度(マル福)とは、小児・妊産婦・ひとり親家庭(母子家庭・父子家庭)・重度心身障害者などの医療福祉受給対象者の方が、必要とする医療を容易に受けられるよう、医療保険で病院などにかかった場合の一部負担金相当額を公費で助成し、医療費の負担を軽減する制度です。
ただ、医療保険の適用外になる項目に関しては、自己負担があります。
例として
- 入院時の食事代・入院着レンタル
- 交通費
- 予防接種
- 診断書の発行
等々については、自己負担になりますので、万能という訳ではありません。
でも、ウチの次男の痛くない中耳炎は、最終的に大学病院にて手術をしましたが、手術代・入院費については自己負担は極々軽く済み、非常に助かった記憶があります。今は言葉も追いつき、きちんと学校にも通えています。
北秋田市周辺地域の助成制度
秋田県県北部の市町村のホームページから情報をピックアップしてみました。基本的には、秋田県の助成制度の大枠があり、必要に応じて各市町村で予算を割り当てて、特色を出しています。
各市町村のホームページから情報を集めてまとめたのが下図です↓。
各市町村とも以前は小学生まで・中学生までといった範囲は徐々に拡大してきています。一般的に秋田県県北部では町・村の方が手厚い助成制度を持っていますが。
市の枠で見ると、北秋田市はかなり手厚くなっていることが見て取れます。隣の大館市と比べると、助成対象の年齢層・自己負担がかなり軽いことが見て取れると思います。
まとめ
比べてみた結果、北秋田市の子供の医療費助成制度は、比較的手厚い方だと言えそうです。
高校生まで自己負担額なしと完全助成しているのは、今回見た中では、小坂町・にかほ市・八峰町とありますが、高校生に対する助成がない街もまだまだありました。
小さな町・人口減少が厳しいところほど助成が手厚い傾向がみてとれます。地域で子育てを応援することで、定住促進につなげているという面もあります。
…が、医療機関充実しているか、また家の近くにあるかどうかは別途確認が必要です。更に言うと、秋田県県北部の医師不足は全国的にも厳しいものがあり、施設があっても医師がいない、という現実もあるわけです。
とは言え、他の市町村で医療機関に掛かっても、同じ条件で助成は得られるので、費用面については交通費増くらいで済みます。ただ、一刻を争う症状の場合は、近くに安心して診てもらえる病院があることの方が重要です。
私としては、北秋田市民病院が不便なところにあるとは言え、現実としてお世話になる可能性が一番高い病院なので、更なる充実・医師確保に対策を願いたいです。どうしても大きな病気だと能代市の方に紹介される現状は決して良いとは思いません。
また、別の例としては…産婦人科も鹿角市の機能は大館市に集約されました。北秋田市民病院も産科医一人体制と言うことなので、いつまで維持できるかは心配されるところです。
医療費助成については、北秋田市のソフト面は非常に充実。あとはハード面をどう整備していくか。ここに尽きると思います。
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