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【太陽光発電ユニット】コスパと回収性を”短い目”で検証

暮らし

太陽光発電システムが我が家でも本格的に稼働しましたが、3月中は天候も中々安定せず、投資した分がきちんと回収できるかちょっと不安です。

この辺が全国最下位の日照時間の秋田県でソーラーシステムが導入されにくい由縁だと思います。実際家庭用の設置も全国の中では低い水準らしく、モニター家庭を作ってデータを取りたいのも分かりますね。

とは言え、曇りでもある程度発電してくれるのも分かりましたし、最終的にはやはり家庭内での節約や無駄遣いの垂れ流しも重要だと思います。

今回は1週間くらいのデータを含めて、検証していきたいと思います。

 

自前で作るメリット

電気代カット

  • 基本料金
  • 電力単価
  • 再エネ賦課金
  • 燃料調整費

の合計で構成される月々の電気代。聞きなれない3・4番目の項目について簡単に説明を加えると…

再エネ賦課金

再生可能エネルギー発電促進賦課金の略です。

FIT制度(固定相場での電力買取)を維持するために、その費用は電力を使う日本全国の人々で平等に負担している料金です。

短期的に見れば負担が増えるものですが、再生可能エネルギーが今より普及・拡大すると、長期的には電気料金の価格が安定していきます。そのような形で将来的には国民みんながリターンを受け取ることができます。

https://looop-denki.com/low-v/denkinavi/renewableenergylevy/ より引用

と言うことで、再生可能エネルギーの普及を進めるために一時的に負担をお願いしている体ですが、導入当初の2012年には0.22/kWhから始まったものの、2022年は3.37円/kwhまで上昇。

その後は2030年までは上昇し続けるものの、再エネ導入が進んだ結果、2048年に0になるとの試算がされています。

*とは言え、ソーラーパネルなど設備の耐用年数による交換やメンテで何だかんだで思い通りにはならないような予感がしています…(あくまでも個人の意見です)

燃料調整費

火力発電で使う燃料の輸入価格の変動分を調整するため毎月算出される料金で

燃料費調整単価×使用電力量(kWh)

により算出されます。ここ1年の東北電力における燃料費調整単価(低圧における)を下記に示してみますが…

年/月2021年5月2021年6月2021年7月2021年8月2021年9月2021年10月2021年11月2021年12月2022年1月2022年2月2022年3月2022年4月
単価(円/kWh)-2.03-1.75-1.52-1.44-1.04-0.6-0.110.310.821.832.673.05

2021年1月に‐3.05円/kWhだった単価は、来月には丁度プラスマイナスが逆転し、1kWh当り6.1円もの差が出ることになります。我が家の平均使用量が400kw/月程度なので、月々2,400円・年間で38,000円もの掛かり増しが発生することになります。

ただし、これら(再エネ賦課・燃料調整費)については東北電力から買った電気に対して掛かる料金なので、自前で発電して使った分にはプラスされない点に注目。

トータルの買電量を減らすことで、月々/年間で掛かり増ししている料金も削減できるメリットが出てきます。

ただし、ナイト8などで深夜料金がお得と言いながらも、完全な従量制の料金なので、やはり電気の無駄遣いは極力気を付けたいところです。

余った電気は売れる!

太陽光発電の発電能力は、一般家庭用だと1時間当たり約4.5kW程度です。

余程使用料が多い家庭でなければ、順調に発電していれば余剰が発生します。その際は、電力会社と契約を結ぶことで、電力を家庭から会社に販売して収益を出すことができます。

とは言え、FIT制度(私は契約時に10年間は売電価格が維持される制度と思っています)による2022年度の売電価格は17円/kWhで、今後も年々1~2円減少していきます。設置を検討されている方は、早ければ早いほど得だということを心に留め置いて下さい。

停電時の備えにも

先日の地震だったり、その後の急な冷え込みによる電力不足の恐れで節電の要請が来たり…

ロシア・ウクライナ情勢も不安定な中、今まで当たり前に使っていた電気も必ずしも安定的なものではなくなってきています。

原子力発電所の稼働を抑えている分、火力発電や再生可能エネルギーを増やして全体を賄っていかなければなりませんが、電力使用のピークには逼迫してしまうようです。

まだ来てもいない来年の1月に東電管内では、不足の可能性が出ているほどに現在の供給体制は不安があります。

フランスでは、脱炭素の取り組みとして原子力発電の新設を決めました。それが正解かどうかは私には判断がつきませんが、政府や電力会社には安定した供給体制の構築をお願いしたいですね。

ただ、ソーラーパネルと並行して蓄電池を設置することで、停電した時にも電気は使用できますし、晴れていれば蓄電池へ充電も可能。そういった”備え”としての利点も検討が必要です。

 

電気代の予測

稼働から1週間の状況を下の表にまとめてみました。

細かくなりましたが、アプリが記録している1時間ごとの我が家の使用状況をまとめてみました。

  • 売電 … 東北電力に売った量
  • 買電 … 東北電力から供給を受けた量
  • 使用量… 家で実際に消費した電力

この3つの数値から1日当たりの電気代を推定してみます。

1時間ごとの発電量は入れておりませんが、3月はAM6時位から始まり、PM5時位に終わっている様子です。取り敢えず深夜に蓄電池から放出した電気を補充し、家で使用した分を賄って、それでも余った場合に東北電力さんへ電力を売っていきます。

収益構を比べる手段として…

  • 浮いた電気料消費量(実際に使った量)買電(東北電力から供給受けた量)に電力単価を掛けたもの
  • 売電によって得られる収益

以上2点の合計でザクっと1日当たりの費用効果を出してみました。

3月とは言えまだまだ安定的に1日中晴れている日が少なく、思ったほどの効果が得られてはおりません。現時点では、良い時で概ね300~400円/日ほどの効果が出ています。

そして、雨が降ると発電自体がまるでダメなのは予想通りでした。

それでも蓄電池システムを使っての深夜料金でのやり取りのおかげで、50円/日ほどの費用効果が出ています。

とは言え…これだと実は元を取れないという可能性が高いのです。体感で1日あたり15kWhの発電が元を取るためには必要な感じです。

しかし、電気使用量累積の段階に設定されている値段を加味していくと、月の後半になるにつれて費用効果も大きくなりメリットが出ていきそうです。次の電気料金のお知らせが来た時にもう一度検証をしてみたいとと思います。

 

まとめ・結論

ソーラー発電の効果を直近の実際の我が家の状況から検証してみました。

  • 電力不足や停電の備えにも、設置検討する価値はあるのでは…?
  • 我が家の場合、15kWh/日の発電量が損益分岐点になる予感ーまだ収益ラインには届いていない
  • それでも重要なのは無駄遣い・つけっ放しを防ぐことだった

1~2週間では正直何とも言えないところです。

日照時間や気温など月ごとの傾向やその年々の積雪量もあるでしょうし、もう少し長い目で・厳密に計算をして更に検証していきたいと思います。

ただし、停電時も晴れていれば電気は使えますし、蓄電池併設によって派手に使わなければ、冷蔵庫やウォーターサーバーなんかもしばらく稼働できます。また、スマホの充電も可能なので、少し気持ちに余裕を持てるところが良いですね。

そして、アプリによって電気代が掛かり増しした際には何処で無駄遣いがあるのか、すぐに見つけられるようになったのが一番良かった点です。

今後も上手く付き合っていきたいと思います。

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