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【日々勉強中“φ(・ェ・o)】食品表示のこぼれ話(のり)

雑記

基本ツギハギ知識のため、文中の解釈・理解に誤りがある可能性が高いです。詳しい方は色々教えて下さると非常に助かります。

この間、ローソンの納豆巻きとおにぎりを食べていた時に、ふと食品表示が目に入りました。

う~ん、ローソンのおにぎりに韓国産の海苔が進出してきたんだな・・・と。

断っておくと、決して韓国産の海苔が悪いって訳じゃありません。良くできたものは味も遜色なく、一般的には国産よりもコストが抑えられる利点があります。回転寿司屋さんでは割とよく使われいるようです。

ところが、巻き寿司の方に目をやると、こちらには産地表示はなく、単なる”海苔”とだけ記載されています。

この辺のローソンのおにぎり・巻き寿司類は、株式会社フレッシュダイナーさんで製造されていて、秋田工場・青森工場と作っている工場が違うようですが、会社が同じ以上、同じ基準でやられていると思います。

では、何故こんな違いが出るのでしょうか・・・?

 

おにぎりと寿司の海苔の違い

有明海の生育現場。船に乗って見学したこともあります。

では、おにぎり用海苔と寿司用海苔を隔てるものは何でしょうか?

私も仕事上、年1で海苔をひたすら食べて選ぶ機会がありますが、大体以下の観点で1年間使用するものを決めております。

  1. 産地
  2. 歯切れの良さ
  3. 海苔の色
  4. 風味
  5. 経時変化
  6. コスト(価格)

実際にはもう少し複雑な事情や歴史が絡んで来るのですが、それぞれに補足をすると・・・

主な産地の選択肢は、宮城県産瀬戸内産(兵庫など)・有明産(佐賀・福岡・熊本)など。以下はあくまでも私の主観によるものである上、同じ産地でも取れた時期や等級、焼き上げ方によっても変わるので、参考程度にご覧ください。

宮城県産

比較的緑色っぽいが、歯切れ・風味がよく美味しい。

東北繫がりで思い入れを感じてしまう

フィルム入りのおにぎり海苔にも寿司にでも良い

瀬戸内産

しっかり黒い。

クセのない風味で、ご飯や具材の味を邪魔しない。

経時劣化に強いイメージ。巻き寿司に丁度良い

有明産

日本最大の産地。

比較的黒っぽく、当りのものは甘味を感じるので、ご飯や具材の塩気との対比で美味しさが引き立つ。

おにぎり・手巻き海苔に良い

凄く簡単ですが、業務用におけるそれぞれの特徴をまとめてみました。

他にも様々な産地があり、それぞれに特徴があるのでしょうが、今のところ以上の3つの産地だけしか食べたことがありません。

と、比べてみると明確におにぎりとお寿司に使う海苔を隔てるものはなさそうです。

 

表記の有無を分けるもの

ここで法律面を見てみると・・・

新しい原料原産地表示制度により、2022年4月から”国内で製造し、又は加工した全ての加工食品”について原料原産地が義務付けられるようになります。

通常では”加工食品に占める重量割合上位1位の原材料”を表示すれば良いことになっています。

しかし、それらとは別に必ず表示しないといけない特定の品目が設定されています。その中に”おにぎりの”海苔が新たに加えられました。

その決め手となったのは・・・

消費者の関心度

だそうです。本当は違う理由かもしれませんが、受講したセミナーの中でそんなニュアンスで私は受け取ってきました。

つまり、寿司を食べる人よりもおにぎりを食べる人達の方が海苔の産地に関心が高いから表示が必要ですよ、ということでした。

正直、凄いこと言うなぁ…と思いました。

もっと科学的で客観的な根拠で定めたのかなと思いきや、割と情緒的主観的なお話でした。結局、これは本当に必要なのか?という疑問は今でも感じています。

 

興味のある方はこちらを読んでみて下さい。農林水産省公式パンフです

 

他にもある食品表示のイロイロ

カロリーとか塩分値とか気になりますよね?

工場なんかで作った加工食品をお店でそのまま販売したり、単なる小分けだけで販売する場合は、食品表示法(これは消費者庁の管轄…)で定められた基準に従い、栄養成分表示が必要です。ついでに言うと、使われている材料も全て記載が必要です。

しかし、、、

例えば、スーパーやお総菜屋さんの店内で作ったものについては、どちらも任意表示になっています。店員さんがお客様に聞かれた際に説明できるような紙書類やシステムを持っていることが前提にはなりますが。

 

カロリーなんかは関心が高いことなんだから、任意にしないで全部表示したら良いんじゃないか?

というご意見もあろうとは思いますが。

法律変更に対応する部署や、蓄積した知識、マンパワーを持てる大きな所は良いですが、ほぼ個人で対応している事業所は大変だと思います。

栄養成分の計算にしても、専用のシステムを使う・研究機関へ分析に出す・8訂で手計算・ネットのサイトへ入力・・・と色々手立てはありますが、どれも費用や労力がかかります。

そんな訳で一律に強制しても追いつけない可能性があるので、難しいかもしれません。

お客様・事業所双方にとってWin-Winになれるバランスって中々難しそうですね。私自身は、買う側の立場になってほしい情報を過不足なく提供できるように邁進していきたいと思います。

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