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びびた
画像は”ToonMe”でやってみた
秋田県北部出身。
大学進学を機に南東北で10年弱過ごし、地元に帰ってきました。
日々の出来事、地域のグルメ・イベント・スポット情報など書き綴っています。
2024年10月
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食べ物関連のウェイトが大きくなったので、少しカテゴリー構成を見直しています。

【コロナの中で】去年までと変わったこと。お盆との共通点。

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。本年も引き続き当ブログを宜しくお願い致します。

仕事柄、クリスマス~年末年始が一番の稼ぎどころであり、普段は入らない現場の応援に行ったり、市場調査を行ったりしていました。また、売り出しのピークが終わってもすぐ検証・反省録をしたためないといけないため、更新が後々になってしまいました。

そんな中でヒシヒシと感じた例年との違いをまとめてみたのを、令和3年最初の記事とさせていただきます。

目次

帰省客が大幅減

お盆のNHKニュースでやっていたキャプチャー画面がコチラ。お盆期間に他県から秋田県内に流入した人口は全国ワーストの少なさでした。

この年末年始の新幹線の予約状況も上り下り合わせて例年の30%程度だったようで、人の移動はかなり絞られていた様でした。また、秋田空港発着の航空便の予約は前年の半分程度とのこと。

各Go to キャンペーンの効果もあり、秋口には観光地も賑わいを見せていました。この調子なら、年末年始の帰省客は前年100%とまではいかないながらも、お盆よりも増えるのではないかと期待しておりました。

ところが、冬になるとコロナウィルスの感染の第3波が到来。Go to トラベルの休止だったり、成人式の延期・中止もあり、結局はお盆と同じような水準になってしまいました。

因みに、秋田県内の成人式を夏に行う市町村が多いです。それが一旦は冬に延期されたものの、更なる再延期を決めたため、今冬はすべての市町村で成人式が行われません。

 

年末年始の寒波

こんなに雪が多い神社への初詣もあまり記憶にありません。

ただでさえ雪の多い今冬ですが、狙ったかのように年末年始にかけて寒波が襲来。年に何度か-10℃の日があるのが北秋田市ではありますが、2週間も続く予報が出たのはあまり記憶がありません。

このために、交通機関が乱れたり、車の運転を諦めたりと、少ない帰省客を更に減らしてしまうことになってしまいました。

 

商売的な変化

秋田県内でもクリスマス~年末にかけてコロナウィルスの新規感染者が増えたため、県内の移動も多少影響があったように思います。

実際、ウチの実家には1月2日に毎年親の兄弟家族で集まりますが、今年は中止になりました。それでも現金書留でお年玉が届くあたりは、叔父さん流石だなと…。

クリスマスは家族でのパーティのため、寧ろ小売としては好調に推移しました。ただ、年末年始だと帰省客や親せきの集まりで食卓を囲む人数が増えるため、食卓に並ぶ品数だったり量が増えるのが本来です。

それが今回は人数の増加が限りなく少なかったため、例年よりも少ない買い物になってしまい、全体的には厳しい状況になってしまいました。予約の受け渡しも当日キャンセルが出たりと、泣きっ面に蜂の事例も起こりました。

そして、来客がないと気合も入らないのか…寒波で吹雪いた地域は特に厳しい状況でした。大晦日だけは荒れてもお客様が来てくれるというこれまでの経験則が覆ってしまった日になりました。

 

年始に休む小売が増える

働き方改革の一環で、年始に休業日を設ける小売業者が増えてきました。

秋田県内ではいとくが元旦全店休業、青森県を本社に置くユニバースは今年は1月2日も休業されています。首都圏だと正月3ヶ日全てお休みのスーパーもありますし、コンビニにも休業や時短営業の波が広がってきています。

因みに、お客様にとっては、計画的に買い物をしないといけない不便さをかけてしまう大きなデメリットがありますが、従業員にとってはこんなメリット・デメリットがあります。

メリット

①家族との時間が増える

休みのズレはすれ違いを生む可能性を含んでいるわけで…。幸い、ウチは義父がスーパー関係のお仕事をされていたので、土日・年末年始が居ないのが普通の環境だったため理解があったのは幸いでした。年明けの瞬間に家族が揃うのはやっぱり良いことだと思います。

②実際にお正月の暮らしをすることで販売の仮説立てができる

仕事だけで年末年始を過ごしていると、実際に自分の中に暮らし”が無くなってしまいます。当然、パートさんたちに意見を聞いたりもするのですが、実際の暮らしが分からなくなるので、売るべきものがズレたりしてきます。実際に正月を過ごしてみて必要なものが分かるというように、仕事へも好影響がもたらせられます。

③人手不足の解消

お店が定休を持つことで、自動的に休みが入るので、決められた休みの回数の消化が楽になります。更に長期に渡る連続勤務も解消しやすくなるので、従業員にとってはより健康的に働くことができると言えるのではないでしょうか。

デメリット

①フードロスは増えます

お店の営業が連続して行われていれば廃棄にせずに次の日も売れる商品が、1日休みを挟むことで売れなくなることがあります。

その分を見越して、商品量を抑えたり、値引きを早めるなど売り切る工夫はするのですが、商品を足りなくしてお客様が買えなくなる事態の方が””として捉えられます。折角期待して買いに来てくださったお客様に残念な思いをさせるのは、売り手としては非常に心苦しいので、多めに在庫は持ってしまうのが人の心理。

更に今回の寒波のような特殊要因が重なると、如何しようもない場合があります。

②休むことで気が抜けてしまうことも

年末に早く出勤して疲れた体を休められるからいいじゃん!と思いきや、アドレナリンが途切れることで却って疲れを感じてしまう方も居るようです。そんな時は、働いていてケガもしやすくなるので、特に注意が必要です。

③工場・物流は休めない場合も

お店に商品を届けるバックアップの部署は、お店が休んでいても稼働しているケースが多いです。お店は元旦休み!でも、その前段階で休まざるを得なかったり、様々なお店に商品を供給している食品工場だと、全取引先が休まないと工場を止められないという事実もあります。

部署の隔てなく完全に皆で休もうと思うと、最低2~3日間の休業日が必要になりそうです。

ただ、個人的には休むメリットの方がこれからの時代には大きい様な気がしています。

 

まとめ

この年末年始の秋田県北部の小売の変化を簡単にまとめてみました。

  • コロナ/寒波で帰省客が減った分、商売としては厳しい状況
  • 今までの経験則から得た予測も超えていく先の見えなさ
  • 働き方など色んなものを見直す切っ掛けにもなるか・・・?

今回の一番のショック…というか、印象深いお話は、一緒に作業をしていた高校生が発したこの一言。

令和ヤバくね?来年くらいで元号替えた方が良くね?

何となく弾みで話しただけだとは思いますが、私も何となく感じていることをストレートに仰ってくれたのでドキッとしました。不安を感じながら日々を過ごしている子供たちもやっぱりいるんだな、とつくづく実感しました。

もうすぐ、新型コロナウィルスの騒ぎが本格化してから丸1年になりますが、それまでには鎮静化への道筋ができているように、と切に望みます。若い世代が余計な不安を感じることなく暮らしていける世の中が少しでも早く戻って来ることを祈るのみです。

その為にも、自分自身もウィルスを貰わない、たとえ貰ったとしても移さないを徹底するように、今年も日々を気を付けて過ごしていきたいと思います。

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