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びびた
画像は”ToonMe”でやってみた
秋田県北部出身。
大学進学を機に南東北で10年弱過ごし、地元に帰ってきました。
日々の出来事、地域のグルメ・イベント・スポット情報など書き綴っています。
2024年10月
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食べ物関連のウェイトが大きくなったので、少しカテゴリー構成を見直しています。

【キャリア教育推進事業】実は密かにこんな仕事をしていました

多分、私が最も向いていない職業。それは・・・

学校の先生

だと思います。

いつも元気なわけではない、体系立てて説明するのが苦手、大勢の前に立つのが苦手、特に多対1のコミュニケ能力×と、必要と思われる資質と言うものが兎に角欠落しております。かと言って、1対1で教えるのが苦手なわけではないので、家庭教師はできるというよく分からない人間であります。

そんな私ですが、ひょんな事から能代市教育委員会から嘱託状を受け、文科省の教育事業のお手伝いをすることになりました。

それが今年の春のこと。そして今、漸く完走を果たしました。

 

目次

お手伝いした【キャリア教育推進事業】とは?

文部科学省が設定する事業で、

児童生徒一人一人の社会的・職業的自立に向け必要な基盤となる能力や態度を育成するため、学校が地域や産業界等と連携した小学校からの起業体験、中学校の職場体験活動及び高等学校のインターンシップを促進するとともに、児童生徒が主体的に進路を選択することができるよう、キャリア・パスポート等の教材を活用しつつ、体系的なキャリア教育を推進する。

戴いた資料から抜粋

以上の目的で行われているとのことでした。

言葉にすると難しいですが、小中学校に於いては、起業体験を通じて早めに進路を具体的に考える機会になります。また、地元企業と連携して行うことでふるさとを良く知り、地元への愛着を深めて、地元に就職して地域を担う人材の育成を担うことが大きな目的になっています。

と、本当にそんな重要な役割をフラフラしている私が担って良いのかと言うプレッシャーはありました。

 

具体的な活動について

キックオフミーティング

初めは令和2年5月11日

最初の会合には、私の他にも道の駅ふたついの駅長様、丸岡・元町長様など錚々たるメンバーが参加され、改めてこの場に私が居て良いものかと子供たち以上に緊張していたと思います。

先ずは二ツ井の歴史だったり、名所、実際に手に入る食材などを各人から説明をしていきました。

起業体験とは言え、実際に考えるのは小中学校の子どもたちです。真っ新な状態からただ製品を作りましょうと言っても、どういうものがあるのか・どんな商品が売れるのかなど、予備知識がないとアイディアも出ないと思いました。

そこで、ザクっとしたお弁当の種類だったり、実際の売上ランキングを作って説明させていただきました。

アイディア出し

具体的なお弁当のアイディアは約20の班に分かれて考えられていきました。それぞれ丼だったり、ご飯だったり、おかずだったりとかなり細分化されていて、大人では中々考え付かない柔軟な発想でアイディアをたくさん出していただきました。

頑張って全部形にしたいところではありましたが、時間や販売機会も限られていたため、コスト・難易度を加味した上で5点ほどに絞り込み、開発をスタートしました。

試作~試食会

このタイミングだけ写真が見つけられず、イメージですが・・・

と、メニューを絞り込んだ後は、実際に材料を集めて試作を約3週間に渡って行いました。

地域を知る、という意味合いも含まれているため、できるだけ二ツ井産のものを使いたいところですが、起業体験と言う以上、利益も見て行かないといけないので、コスト・手に入り易さを加味して”できるだけ”に留まらせていただきました。

試食会は2回に渡って行われ、生徒・先生方・最後は地元の婦人部の方々にも食べていただき、改良だったり最後の味の調整を行い、愈々販売に向けての下拵えをスタートさせていきました。

ここで早10月も終わろうとしておりました・・・。

完成~販売

最終的に販売が決まったのが3種類。

掛け紙は子供たちのデザインによるもので、手作り感が出て温かさを感じます。町内にも告知広告やポスターを貼り、宣伝も万全を期しておりました。

お米も小学校5年生が稲刈りしたものを精米して使用しました。

  • 馬い丼
  • ピラバーグ弁当
  • 二ツ井オールスターズ 

これらを11月19日・20日を皮切りに、毎週木曜日・金曜日3週に渡って販売しました。

下準備は私の方で行いましたが、製造・パッケージ・レジ打ち・商品の受け渡しまで子供たちが先頭に立って行ってくれました。慣れない作業でしたが、一生懸命頑張ってました。ありがとうございました。

その結果・・・

連日の大盛況でした!

1日100Pという普段働いている方からすると、心配になるくらいの凄い数ですが、15分くらいで毎日完売御礼でした。嬉しい反面、思った以上に早い完売だったので買えなかった方には申し訳ない思有りますが、子どもたちにとっては良い印象を持ったまま完走できのは良かったです。

販売の様子は、秋田魁新報様がYOUTUBEにもアップしているので、下のリンクから辿ってみてください。

振り返り・まとめ

11月19日から毎週木曜・金曜の2日間、3週に渡り販売しましたが、毎回盛況を頂きました。毎日100個ずつの販売でしたが、概ね15分くらいで完売するというのは正直予想外でした。子どもたちのパワーって凄いなと改めて実感しました。

4月に上司に言われ、5月から教育事業に参加して約半年超・・・確かに長かったですが、個人的にも非常に遣り甲斐のあるお仕事でした。高校生減塩レシピコンクールにも何回か参加してきたため、或る程度のノウハウを自分の中でも蓄積できていたのも、やり切れたことに繋がったと思います。

個人的な悔いとしては、二ツ井産の材料を中々使えなかったこと。白神ネギや乾燥ぜんまいなどここぞというところは使用しましたが、最終的に入手の安定的なもので終わってしまったのが残念でした。

冒頭でも書いたとおりに、本職の先生でもないですし、大勢の前で体系立てて話すのが苦手なため、どこまで子供たちの中に体験として浸透したかは分かりませんが、実際に今回の体験が何かの役に立つことを願っています。

最後に・・・

弁当と並行して、”二ツ井のお土産”プロジェクトも進行していました。

こちらは12月11日(金)AM10:00~道の駅ふたついで販売会が行われます。200個限定・無くなり次第の終了です。お弁当の様子を見ると、30分前には並ぶのが無難そうです。

二ツ井産のラズベリーをあしらったマドレーヌが個人的にはおススメです。

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