以前、この場所にはこづか製あん所がありました。とある事故の後、廃業されてしまいました。その時は、同じ製造業に携わっていることもあり、身につまされれる思いでした。
建物が取り壊されて、しばらく更地になっていましたが、いつの間にか新しいお店が建っていて、今年漸く訪れる機会がありました。そこですっかりファンになってしまったわけで。
こんなお店です
店内に入ると、お母さんが元気に迎えてくださいました。来店時間は11時半くらいでしたが、丁度他のお客さんが帰った後で、店内は私たちだけ。娘にも色々声を掛けていただきました。
今回は2回目の訪問だったのですが、しっかり覚えていて下さってお話も前回以上に弾みました。
店名からは何のお店か計り知れないのですが、甘味処です。
月替わりメニューを楽しもう!
先月来た時に予告されていましたが、2月は”ごま豆腐”がおススメです。
ごま豆腐・抹茶・お漬物のセットで550円。抹茶をコーヒーに替えると、680円になります。
葛粉とゴマを練り上げたごま豆腐に、みたらし団子のような甘い醤油ベースの餡が掛かっております。そこにおろし生姜を乗せて味を引き締めていました。
普通はワサビなんかを乗せていただきますが、お茶請けとしては断然こちらの組み合わせの方が合っていますね。
レギュラー品
月替わりのメニューの他に、白玉ぜんざいがレギュラー品としてあります。
この時は抹茶とのセットですが、単品での注文・コーヒーとのセットも可能です。
あんこは甘さ控えめでいくらでも食べられる感じです。そしてここにもついてくる漬け物が、生姜・ゆずが利いていて良い箸休めになってくれます。
1月の月替わりメニューはこんな感じでした
年明けの縁起物として、1.富士、2.鷹、3.なすびとか言いますが、それに肖ったメニュー。
いかにも縁起の良さそうな盛り付けです。紙袋の包みを崩すと…
食べてみると、茄子の風味は仄かに感じるもののほとんどお菓子でした。
断面は、透き通っていてヒスイを感じさせるようです。これが元々茄子だったとは俄かには信じられない。こういう食べ方もあるんだなと感心させられました。
ピョンと上に伸びたツルの部分もサクサクして食べられました。
まとめ
不易流行とは?
元々は、松尾芭蕉が元禄2年(1689年)位から説き始めた、俳句の理念につながる言葉です。
と反対の意味の言葉をつなげた結果、
いつまでも変わらない本質を忘れない中にも、新しいものを取り入れていく
という意味になります。
店主の深い願いが込められている店名だと思います。
変わらない本質ってなんだろう…?鷹巣の人々かなとも思ったりします。人自体は入れ替わっても、心根は変わらないとか。
兎も角も、今後も展開されている月替わりのメニューを楽しみに通いたいと思います。
ただ、一般のネットの情報が皆無なので、営業日だけは覚えるかメモしてくるしかないのが大変です。入り口にもホワイトボードなどでお知らせしてくださってはおりますが。
営業情報・アクセス
●営業時間:
10:00~16:00頃
●定休日
2019年2月までは不定休(基本的には水曜定休のようでした)
2019年3月からは土日定休になるそうです
*ただし、月のうち10日~2週間ほど臨時休業の日が設定されており、実際の営業カレンダーは来店して要確認。
●電話番号
情報なし…今度聞いてきます。
●住所:
〒018-3311 秋田県北秋田市材木町6−8
●徒歩で:
鷹巣駅から直進し、最初の交差点を左折。【いな穂】さんとファルコンの間くらいにあります。所要時間3分くらい。
●駐車場:
有。雪次第ですが4~5台は停められそうです。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 後、女将さんのキャラというか、雰囲気が温かくて本当に良いです。県北の言葉も前面に、鷹巣のお母さんと言った感じです。【不易流行庵 こづか】の女将さんとちょっと似ています。 […]