収納が足りないと分かっていながら取得した家ですが、いざ生活を始めてみるとやはり不便は否めません。
奥さんは、結局2階のベランダまで洗濯物を干しにも行かず、空いている和室を物置 兼 物干し部屋にしてしまいました。でも、元々仕切りがあるわけでもなく、本当に雑多に置いておく感じが嫌なので、極力子供部屋に自分たちの荷物は持って行くルールは決めましたが、中々守られません。
結果、最終的に階段下、玄関から見えるところにグチャっと置かれてしまうのが常態化してしまいました。
ちなみに、外に物置を置こうにも、建蔽率の問題・車2台置きたいとなると不可能な我が家の敷地。
前の住人は、その辺を無視して小屋を建てていたらしいですが、カチタスさんで買い取ってリフォームした時に撤去したようです。(GoogleStreetで見ると隣家にはみ出さんばかりに小屋がたっていた…)
という訳で、玄関正面・階段下のデッドスペースは、色々置く分には都合の良いスペースではありますが、ちょっと崩れてしまうと非常にみっともないことになります。
でも、外に置けない以上、車のタイヤも1階に置きたいぞ…と思うようになり、ここのスペースに置きたいものはどんどん膨らんでいく始末でした。
ならば、いっそのこと塞いでしまって、もう少しキチンとした収納スペースを作ってしまおうと思いつきました。その時に見つけたのがラブリコでした。
LABRICO(ラブリコ)とは
ラブリコは特別な道具や技術がなくても誰でも安全でカンタンに利用できる、暮らしづくりのパーツブランドです。
引用;ラブリコ公式サイトより
製造・販売元は平安伸銅工業株式会社。
賃貸物件を自分好みにカスタマイズしたい…けど壁に穴をあけたり傷はつけられないという時に非常に助けになる、お手軽DIYグッズを色々出しております。
取り扱い・取り付けも簡単なので、私のように普段全くDIYを行わない者にとっても素晴らしいお助けグッズになります。
今回使用したのは、ラブリコのラインナップの中にある【2×4アジャスター】です。
ホームセンターで売っている2×4材(ツーバイフォー)材を使用して、簡単に住居に傷をつけることなく柱や棚を作ることができる優れもの。
類似品にディアウォールやWallistがあり、県北地域のホームセンターではほとんどこちらの取り扱いが主流でしたが、より高さの調整が利き易そうだということ、しっかり天井への支柱の突っ張りが利きそうだというところを加味して、当該品を選びました。
結局実店舗では見つけられず、仕方ないのでAmazonにて購入。届くのを待っている間に、他の材料を集めておきます。
支柱を立てる
予め天井から床までの高さはメジャーなどで測っておきます。我が家の天井までの高さはおよそ2m30cmだったため、それに合わせた長さの木材を調達します。
木材は近くのホームセンター・サンデーで購入することになりますが、2×4SPF材の8フィートを2本購入し、そのままそこで10cmほどカットしていただきました。ちなみにカット代は1本につき50円です。
ラブリコの原理は、基本的には突っ張り棒と同じです。
アジャスターを取り付けた木材を床と天井の間に挟み、天井側のボルト・ネジの開け閉めでテンションを調節します。注意点としては、キッチリ天井と床の接地軸が90℃(垂直)を取られていること。
これに関しては、水平器が活躍しますが、最近ではスマホのアプリでも水平器があるので、お好みで使用してみて下さい。
これを2箇所行うと、早くも支柱の完成。
2人で作業を行うと早いですが、ここまでも1人で作成可能です。
板で塞いでいく
立てた支柱の幅・高さに合わせて購入していたボードに板を取り付けていきます。
使用したボードのサイズ・内容
①横90㎝・高さ40㎝ ×1枚
②横90㎝・高さ30㎝ ×2枚
①横90㎝・高さ60㎝ ×2枚
ここで威力を発揮したのは、インパクトドライバーです。
ホームセンター・サンデーさんは、道具のレンタルも行っているので、サービスカウンターで問い合わせてみて下さい。私が今後もずっとDIYをやるとは思えないので、1回くらいで終わるならレンタルで十分。
板の固定は取り外しの容易なネジで行いたかったのと、柱は立っているとはいえ、所謂突っ張り棒なので、ハンマーで釘をガンガン打ってしまうと、振動により倒れかねません。そのため、より静かな作業を行いました。
予め、柱になる木材に板を打ちつけておいてもよかったのですが、ちょっと壁を建てて固定する時が大変そうだったので、柱を立てる→壁を作るという手順を踏むことにしました。
装飾
そして、取り合えず無事に玄関から荷物置き場が見えなくなりました。これで大分スッキリはしたのですが、今度はちょっと殺風景すぎるということ。
上の有孔ボードの方は後で色々作戦を考えるとして、一旦棚上げにしました。とりあえず下部のベニヤ板を手っ取り早く装飾するために、壁紙を貼ることにしました。
そこで使用したのがコレです↓
ダイソーやセリアでただ貼り付けるだけの壁紙が売っていました。
ホームセンターでも同じようなものは購入できますが、深いところでの性能はどうあれ、表面が隠れれば良かったので、100円均一のもので十分かと。
使い方はノリやテープを貼ることもなく、ただただシートを板に空気を抜きながら貼り付けていくだけ。静電気で壁に貼り付ける要領です。ネジの頭が露出しているところは剥がれやすいので、そこだけちょっと両面テープで補強してやるくらいでOKでした。
1日分作業・ラブリコのまとめ
以上の工程が1日分の作業量です。日曜大工ですら、イチからやることもやる技術もない私ですが、それでも何とか目標の形にはなりました。サンデーさん・ラブリコさんありがとうございました。
ここまでの費用について
ここまでかかっている費用の内訳は下のようになります。ただ、大体1年前の記憶を掘り起こしながら書いているので、あくまでも概算です。記憶にないところはネット価格を参考にしています。
●ラブリコ2×4アジャスター2組 … 2,000円 ●木材(2×4・8フィート)2本 … 1,200円 ●木材カット代金2本分 … 100円 ●有孔ボード 3枚 (大小) … 3,500円 ●ベニヤ板 2枚 … 2,000円 ●ネジ … 200円 ●ウォールペーパー3袋 … 324円 ●インパクトドライバーレンタル … 500円
ここまで合計約10,000円。木材を自分でカットしたり、木工ドリル・インパクトドライバーを自前で持っている方はもう少し安く済みそうです。
ラブリコシリーズの用途は無限大!
ラブリコは今回紹介したアジャスター以外にも、様々な種類があり、組み合わせ次第で様々なものを手軽に作ることができます。レシピ・商品紹介は公式サイトで詳細に描かれていますので、是非一度見てみて下さい。
ウチはネコも増えたことだし、キャットタワー 兼 収納棚に今度は挑戦してみようかなと思っています。
コメント