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びびた
画像は”ToonMe”でやってみた
秋田県北部出身。
大学進学を機に南東北で10年弱過ごし、地元に帰ってきました。
日々の出来事、地域のグルメ・イベント・スポット情報など書き綴っています。
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食べ物関連のウェイトが大きくなったので、少しカテゴリー構成を見直しています。

【登校も危険⁉】野生動物が今年は特に多いと思う

今年は例年に比べて熊の目撃例が多く、環境省の10月11日時点の集計では死者こそ出ていないものの、過去最高の件数を記録しています。

都道府県での集計では、秋田県は全国トップの件数を叩き出しており、私自身も今年2回目撃しています。

さらに今年は人身事故も非常に多く、10月17日時点で秋田県内で43人と、既に過去最高を記録しています。

幸いながらもこれまで死者は出ていないようですが、これから冬眠に向けて更に餌を食べて脂肪を蓄えないといけない状況です。

初雪が降るまでとは…言いますが、ますます活発になる可能性もあり、もう少しの間、気を付けて行動しないといけなさそうです。

目次

県北の野生動物の目撃情報

北秋田市周辺の熊の目撃情報はこんな状況です。

※画像は【秋田県野生動物情報マップギャラリー】から引用させていただきました。

  • …熊
  • …イノシシ
  • …猿

上の画像を見る限り、主要幹線道路に沿って多数の目撃情報が報告されています。

実際、車を走らせていたら熊にぶつかって廃車…というケースもあり、私も早朝や夕暮れに目撃しているので人の少ない時間でも別の危険が潜んでいるのが今の秋田県です。

更に熊の他にもイノシシや猿もそこそこいるようで、改めて見返してみると、今期最初の学校からの目撃メールはイノシシでした(その後不審者の目撃情報があり、3番目が熊でした)。

とうとう小学校敷地内にも熊が…

今年は夏から鷹巣中学校周辺で熊の目撃情報があり、暫くの間、街・教育委員会をあげて警戒をしておりました。

その後はいったん落ち着きましたが、9月に入り猛暑が落ち着いたあたりから徐々に学校からの目撃情報メールが増えてきました。

10月に入ってからは更に目撃頻度が上がり、毎日のように学校からの目撃情報が届いておりましたが、とうとう娘の小学校の敷地内や、近くの堤防でも目撃情報が出ました!

その後の対応としては・・・

  • 一時的に登下校は親の車での送迎に →その後集団下校に
  • 休日は草むらに近付かないように気を付ける

そして、学校から配られたのがコチラです!

山に入る時の必須アイテム”クマよけの鈴”です。

一応、ウチの娘の通学路は、お店や民家が多く、他は田んぼと比較的拓けた道であるにも関わらず、こういった対策が必要になったことに少なからず驚きました。

いつも通学路で一緒について下さるスクールガードさんにも配られ、警察によるパトロールもある中で、警戒しながらの登下校が続いています。

ちなみに、この鈴に掛かった費用は、後援会費から出されたようなので、暑い中寄付金集めに回った甲斐もあったかもしれません(この話はまた書いてなかったので、機会があればまとめてみたいと思います)

県庁所在地中心地でも…

そして、夕方のニュースでも流れ、結構な衝撃だったのが、こちらのツイートです。

秋田市(秋田県の人口の3割強が住む県庁所在地ですよ!)の割と中心部の、野村交差点を子熊が駆けていく動画が撮影されました。

確かに、秋田高校や外旭川中学校の校庭でも熊が目撃されるなど、時折出てくる話ではありますが、これだけ車が往来する道路で目撃されるというのは、いまだかつてなかったと思います。

ちなみに先日の通勤中、同じく秋田市外旭川のスーパー・ナイスの近くで信号待ちをしていたところ、目の前をカモシカが歩いていきました。

草生津川沿いだと比較的目撃情報も多いので、ちょっとしたサプライズがあるかもしれせん。

なぜ今年は熊が多いのか? 

では、今年は何故ここまで熊の被害が多いのかというと…”山に食べ物がないから”です。

特に、ブナやミズナラの木の実(ドングリ)が大凶作であることが大きな原因になっているようです。

猛暑や大雨の影響で人間の食べ物も不作や価格高騰が続いていますが、熊の食べ物も山に少ないので、冬眠のためにエネルギーを蓄えるためにはどうしても人里に降りてくるしかない状況です。

ニュースや情報メールを見ていると、栗の木周辺やでの目撃情報が多いので、食べ物を求めてやってきているのを裏付けていると思います。

ただ、これが夏の異常な暑さによるものかと思いきやそうでもないようで…

ブナやミズナラは数年周期で豊作・凶作を繰り返していて、その原因が窒素化合物の量によるものという研究結果もあるようなので、熊が多く出る年はまた定期的にやってきます。

出会った時の対処方法など、秋田で暮らす以上はしっかり理解しておきたいですね。

熊にあったら…など総合的に対処を説明しているサイトはこちら

駆除しても苦情が…

ツキノワグマ

そして、人間の生活を脅かしてしまった熊は、駆除されることも多々あります。

生きていくために止むを得ず人里に下りてくるという事情を知ると、可哀そうな面もありますが、子供を持つ親としては、駆除はやむを得ないと考えています。

それでも、先日の美郷町で起きた親子熊3頭の小屋立てこもり事件の後には、多数の苦情が県や町に寄せられたそうです。

北海道のOSO18駆除の際にも同様の苦情があったようですが、この2つのケースで同じ人が訴えているケースが少なからずあるんじゃないかなと思ったりもしたりしました。

動物愛護という精神も分かりますが…

自分の大事な人が被害にあったら
どう思うだろう?

と少し想像力を働かせていただければ良いなと思います。

また、駆除やパトロールを担ってくださっている猟友会や警察の方々、関係者各位にはこの場で感謝を申し上げます。

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