北秋田市の農産物と言えば…
お米はもちろんですが、旧・鷹巣エリアとしては、古くからはししとう、近年では枝豆など、力を入れているものが思いつきます。
また、個人経営になるかと思いますが、”やまだのきみ”はもう名物と言って差し支えないと思いますし、まぁ色々と豊かな土地柄だと思います。
そして、新しく生産が拡大している農産物に”にんにく”があります。
そこで、今回はあきたしらかみにんにく(R)を使用した製品を2品食べてみた感想を紹介します。
あきたしらかみにんにく(R)とは?
北秋田市の株式会社しらかみファーマーズさんが開発したブランドにんにくの事。
日本一のにんにく生産量を誇る青森県産「福地ホワイト」の選抜された白玉種で、病気に強く大玉に育つのが特徴です。
引用元;https://www.genkiya-group.jp/ninniku/
2013年に商標登録が行われ、2020年から本格的に生産開始され、順調に生産規模も拡大しているそうで、今後も伸長が期待できそうです。
栽培方法にもこだわりは様々あるようで、以下にまとめてみました。
- 十和田石を使用した土づくり
- 徹底した線虫対策
- 減農薬栽培
まずは土づくり。
大館市比内の薬師山でのみ採取できる、十和田石を粉砕し土に混ぜることで、ミネラルや良い働きをする微生物たっぷりの土壌づくりを行っています。
らぁめん元気屋さんでもにんにく加工品を見ることができますが「土力品質」と銘打たれていることからも伺い知ることができますね。
そして、あきたしらかみにんにく自体も病気に強い種ですが、線虫対策をしっかりすることで、土壌消毒を行わずに農薬の使用を減らして育てていきます。
環境にも優しい作物だと言えると思います。
製品紹介
白神フルーツ黒にんにく
道の駅たかのす他、通販サイトでも購入可能です。
約100g(20粒前後)入りで880円(税込)程度で購入できます。
食べ方は様々ありますが、私はシンプルに皮を剥いてサプリ的に食べています。
加熱していないニンニクなので食べた後の口臭が気になりそうですが、独自の方法で1カ月に渡り加熱・発酵・熟成した結果、気になる臭いの元はほとんど消えています。
代わりに残るのは、ほぼドライフルーツのような濃厚な甘みと独特の風味です。
糖度が39度近くあると言っても、生の状態ではにんにく特有の刺激であまりピンときませんでしたが、臭いの元が消えることで、甘味が前面に出てきます。
また、生の時よりも栄養成分も増強されるので、日頃から疲れが抜けない私のような方々におススメです!
クラフトビール完成!
そして、今年の2月くらいに、白神フルーツ黒にんにくを使ったクラフトビールの開発がニュースになりました。
3月発売予定とは聞いていましたが、中々お目にかかれず…先月の初めに道の駅たかのすで販売していたのを見つけました。
発売日は3月21日のことだったようです。
1本350ml入りで671円(税込)。
製造元はHOPDOG BREWING合同会社(秋田市南通)さんです。
秋田市最後の銭湯「星の湯」さんの跡地にあり、秋田の原料を使ったクラフトビール&ハードサイダーを開発・提供されています。
今回はキンキンに冷やしてグラスにあけてみました。
黒ニンニク原料を使用したからか、極みの黒に違わない色合いです。
香りについては、個人的にはにんにくはほとんど感じませんでした。
味わいは、黒ビールのどっしりした味わいのイメージよりは、軽くて飲みやすく感じました。ただ、苦味はあまり感じずまろやかな味わいだと思います。
黒ビール…と言えば、勝手にドイツのイメージ=ソーセージということで、お肉が合うに違いないと思い、出してきたのはサンプルでいただいたローストポークです。
イメージ通り、肉系のおつまみとの相性は抜群だと思います。
また、今回はキンキンに冷やしてこれも美味しかったですが、常温でゆっくりと味わって飲むのも美味しいのではと思います。
まとめ
北秋田市のしらかみファーマーズさん発・あきたしらかみにんにく(R)と、それらを使用した加工食品を2点味わった感想についてまとめてみました。
たまに触れていますが、秋田県の農業はカロリーベースでは全国2位の規模ですが、生産額になるとちょっと落ちてしまうのが心配な部分でした。
ただ、ここにきて、枝豆・椎茸など季節によっては東京への出荷量が全国1位になる農産物も育っていますし、県北産のニンニクもその中に入って来ることを期待したいなと思います。
私の立場だと、まずは食べることで応援していくことになりますが…
願わくば、仕事上でも繋がってしらかみにんにく(R)を使用した商品開発をしたいですね。
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