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びびた
画像は”ToonMe”でやってみた
秋田県北部出身。
大学進学を機に南東北で10年弱過ごし、地元に帰ってきました。
日々の出来事、地域のグルメ・イベント・スポット情報など書き綴っています。
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【秋田県中総体陸上】親にとっては”世界陸上”よりも熱い!|秋田市雄和

先日の地区大会の結果で上位の成績を収めることができたため、家の長男も昨年の秋季大会(鹿角市)以来の全県大会の舞台に臨むことができました。

私自身も、秋田市雄和の県営陸上競技場に行くのが初めてでありましたし、直近や昨年の成績を見比べてみると、上位を狙えそうだったこともあり、結構楽しみにしながら大会当日を待ちわびておりました。

そして、満身創痍ながらも予選→準決勝→決勝と進むことができ、3日間たっぷり陸上観戦楽しんで参りました。

今回は、全県大会観戦を通じて感じたことを改めてまとめてみました。

 

目次

送迎がなかなかきつかった

バスをチャーターしている学校もありましたが・・・

今回は、運営に関わる補助員役を秋田市内の陸上部員が務めてくれました。その為、出場する選手のみの参加でしたが、個人競技・リレーを含めると最大3日間通い続ける必要がありました。

これまでウチの子が参加した大会は、大館がほとんど・鷹巣・鹿角と県北地区を会場にしたものがほとんどでした。

鷹巣から秋田市雄和までは、早朝のすいている時間で約2時間半、帰りの混雑している時間だと3時間を見ないといけないので、結構厳しい道程です。

宿泊もできなくなはないですが、現在のコロナ禍の下でのガイドライン上は、宿泊は推奨されていません。更には、子供が野球をやっている同僚も、大館~大曲を毎日送っていったという話もしていたので、みんなきついなーと思っていました。

他県の日程を見てみると割と2日間で終わらせていましたが、それは選手の体の負担も考えると3日間開催とプラス面・マイナス面がそれぞれにありそうです。

ただし、大会すら開けない時期があったことを考えると、きちんと予選~準決勝~決勝とステップを踏んだプログラムを組めるようになったことは1つの前進かと思います。

 

充実の大会設備

キッチンカーと思いきや、スポーツ店の出張販売所でした。限定Tシャツをはじめ、グッズの販売、緊急で必要なものも揃う感じで、あると助かる存在です。また、目立たないながらも、レンタカーの冷蔵車で乗り入れて、テイクアウトの食べ物/飲み物の販売も行われていました。

ババヘラは小学校の運動会単位でも何故かいるので、今回も当たり前にいましたが、この辺が地区大会とは大きく違うところ。人が集まるから市が立つ。

また、観戦者入場口での監視体制も警備員さんがずっと付いていて、1人1人の検温・許可証の所持をしっかりと確認されておりました。

 

層の厚い秋田市

もう少しで竿灯まつりの始まる秋田市。市役所の前に提灯がたくさん

今回観戦するにあたって、どの位まで行けそうなのかなーと思い、各地区や過去の大会記録を眺めておりました。

その中で気付かされるのが、リレー競技の秋田市勢の強さです。基本上位を占め、8位以内には県南2校・県北1校が食い込めるかと言うところ。

地区大会の中でも編成が厳しくなってきている旨に触れておりましたが、改めて決勝に進出したチームと生徒数をまとめてみました。

リレー上位の学校/生徒数の相関は?

生徒数は2021年度のもので【Gaccom】を参照させていただきました。

男子リレー検証
低学年・順位 学校名 生徒数
1位 御所野学院 307
2位 大館第一 481
3位 山王 566
4位 横手南 520
5位 十文字 301
6位 秋田西 429
7位 美郷 414
8位 横手明峰 381
共通・順位 学校名 生徒数
1位 山王 566
2位 御野場 452
3位 横手南 520
4位 鷹巣 357
5位 横手明峰 381
6位 外旭川 254
7位 463
決勝棄権 秋田南 310
女子リレー検証
低学年・順位 学校名 生徒数
1位 城南 518
2位 鷹巣 357
3位 天王南 282
4位 秋田東 422
5位 二ツ井 127
6位 城東 514
7位 比内 185
8位 大曲 753
共通・順位 学校名 生徒数(21年度)
1位 城南 518
2位 秋大付属 413
3位 南高中等部 239
4位 595
5位 御所野学院 307
6位 美郷 414
7位 横手北 330

男子共通400mリレーの場合だと、決勝進出の目安として46秒台前半以上のタイムが必要になります。優勝ラインは44秒台に突入できるかどうか。

決勝に進むためには、最低でもアベレージで100m12秒ジャストくらいの選手を4人揃える必要があり、まずはそのハードルが結構高いです。+で同学年にそういう選手が最低3人揃えられるところが安定して強い傾向があります。

その位の層で選手を集めようと思えば、監督コーチの指導・部活動や地域クラブの数にもよりますが、概ね300人以上の全校生徒数が必要な傾向が見られます。更に、500人以上居ると安定的に強いのかなと言う気がします。

*後に現3年生が1年生時の秋田市の大会結果を見ると、指導体制・練習内容もかなり影響していそうです。

その上で走順・スタート位置の決定・バトンパスの練習が必要になってきますが、別途のコーチングを受けられていたウチの子のチームは幸運だったのかなと思います。

ただ、今の少子化が進む中では、ある程度学校を統合して1校当たりの人数をキープしておかないと、本当に限られた学校の中での競争になりそうなのが嫌ですね・・・。

学校対抗との相関は…?

一方で、トラック/フィールド競技全種目での総合成績を競う学校対抗戦だとまた事情が違います。

学校対抗総合成績
男子順位 学校名 生徒数
1位 山王 566
2位 横手南 520
3位 秋田南 310
4位 595
5位 横手明峰 381
6位 御野場 452
7位 御所野学院 307
8位 平鹿 276
女子順位 学校名 生徒数
1位 城南 518
2位 南高中等部 239
3位 比内 185
4位 秋大付属 413
5位 秋田南 310
6位 大館国際情報 160
7位 美郷 414
8位 雄勝 119

全校生徒100人台の人数の少ない中学校でも、競技全体に突出した個”が数人いれば上位に食い込むことができています。

たこちらも当然、生徒が多い方が速い選手の出現確率は上がると思います。

ただ、短距離の走力に特化した選手が同学年~1つ下の学年に4人以上揃うのと、全学年・全種目含めて表彰台を狙える選手が数人揃うのとでは、どちらが確率として高いでしょうかね…?

現地でしか見られないドラマがたくさん

成長期-昨年までの序列はあてにならない

丁度、中学の3年間は第二次性徴/成長期の時期にも当たり、1年・下手すると半年で見違える成長を遂げる選手も多く見られます。

昨年1位だった選手が今年は5位に終わったり(それでも凄いのですが…)、メンバーは変わっていないのに、400mリレーで4秒近くタイムを縮めたりという選手・チームが幾つか見られました。

また、1年生の男子には昨年の全国大会にも出た選手がいて、男子1年100mの秋田県記録に並ぶ記録を出していました(次週の通信陸上で11秒4台の記録で県記録を更新!)。

また、彼の存在が最後の1ピースになり、昨年の秋季大会にはエントリーさえしていなかった中学校が、リレーでトップクラスの記録を出すようになるという勢力図の変化もありました。

喜怒哀楽も共有できる

今回は最終日7/18に行われた決勝レースは、ABS秋田放送の公式Youtubeチャンネルにてライブ配信が行われ、直後にはアーカイブも残してくれています。

コロナ禍で観戦にも色々制限がある中ではこういう試みは有難いですが、現地でしか見ることのできないドラマが多々ありました。

レベルの高いレースになり、実力めいっぱいのギリギリのところで走っているため、突然足が悲鳴を上げて走れなくなったり、バトンがつながらなかった場面、フライングで失格になってしまう場面…居たたまれなくなる瞬間もたくさん見ました。

反面、好記録や全国大会出場の標準記録が出た時には、学校の枠を超えて、会場に居る方々みんなが祝福の拍手をしたりと、喜びの瞬間も共有できるのが、現地観戦の良さだと思いました。 

差し当たり、残すところは東北大会のみとなり、これが終わると愈々受験モードになります。そちらも気がかりなことがたくさんありますが、最後の夏にここまで楽しみを引っ張ってくれたので、最後まで応援を頑張りたいと思います。

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