白神山地の周縁にも、日本キャニオンや八峰白神ジオパーク、今回行った十二湖など、素敵なスポットがたくさん存在しています。
さらに時間があるなら、もっと足を延ばして千畳敷海岸や十三湖など見てみたい景勝地はあるのですが、今回は昼過ぎには自宅に帰っておきたい強行スケジュール。
その内、もっと時間がある時のお楽しみにして、今回は良いところだけつまみ食いです。青池を中心にブナの林を散歩してまいりました。
北秋田市鷹巣中心部からの道のり
国道7号線を能代方面へ向かい、二ツ井白神I.C.から能代東I.C.まで高速に乗ります。後は道なりに進むと、海沿いの道路に出るので更に北上します。
距離にして概ね75km、車だと1時間半の道のりになります。
しばらく海を見ながら進んでいき、立札が見えたら国道101号から少し山の方に入ると到着。つづら折りの道が続くので、車酔いには注意が必要です。
途中、ドコモの携帯の電波が途切れたので心配にもなりましたが、青池の駐車場周辺では再び通じる様になりました。
青池駐車場へ到着!
駐車場は有料(普通車500円)です。
車を停めてから、少し急な階段を下りて料金を支払います。弘南バスも路線バスを走らせているので、青森側(不老ふ死温泉前~奥十二湖間)は公共交通機関での来訪も可能なようです。
十二湖の由来は、大崩山から眺める風景で12個の湖沼が見えたことから。しかし、実際は33か所の天然湖沼群があるようです。
青池へ
駐車場から青池までは歩いて約600m。
左手に鶏頭場(けとば)の池を眺めながらしばしの間散歩です。こちらも緑白色で入浴剤を入れたような色合いで、綺麗な風景なのですが・・・
やはり、青池の美しさは別格です!
深さは最大9mとのことですが、底までしっかり見えるほどの透明度を誇ります。
青く見える原因は、光の赤色を吸収することで水の青さが際立っているからとのことですが、、、。日本各地にある青い池もそれぞれ青く見える理由が異なるようです。
観光スポットらしくきれいなステップが整備されています。その下ではNHKさんが撮影を行っておりました。
ただ、見ごろは6~8月とのことで、9月末だと少し日差しが弱かったかもしれません。群青に近い色合いで、上の写真は少し明るさを加えております。
紅葉に合わせるのも綺麗な予感がしますが、落葉で池が覆いかぶされそうなので、やはり夏の晴れた日が最も良いタイミングかも知れません。
ブナの原生林を歩く
青池を後にし、しばし登り坂。ぐるっとブナ林を回って駐車場に戻ることにしました。
幸いにも晴天が続いていたため、足元は悪くありませんでしたが、少し雨が降るとトレッキングシューズの準備は必要な気がしました。
今回回ったのは、上の写真でいうキョロロ周辺の青く塗られたごく短いコースです。様々な周遊コースを本格的に回るのなら、本格的な山歩きの準備は必要になりますし、クマ避けの鈴も持っていた方が良いと思いました。
途中の休み処。十二湖の謂れや、周辺の見どころも紹介されています。
倒れた木にはきのこが生えていました。舞茸?なめこ?正しい知識があれば美味しくいただくこともできそうですが、自信がないのでやめておきます。
沸壷の池
青池の他にも青く見えるのが【沸壺の池】。
こちらは沢からの水が流れ込んで、また別の方から流れ出ていきます。そのせいか落葉もそれほど目立たず、青池よりもきれいに見えました。
写真では分かりづらいですが、特に見てほしいところがこの部分。
沢からの水が入り込むところで、はっきりと透明/青と水の色が変わります。青く見える理論は上記の参考リンクからも学習したつもりでも、境界を目の当たりにすると改めて不思議な感じになります。
”キョロロ”で一休み
沸壺の池から降りてきて、大きな道路に出て左に曲がると茶屋があり、そこで一休みできたのですが…右に曲がったために寄ることができませんでした。
こちらは次回に取っておくとして・・・今回はキョロロでお土産と軽食を買いました。ちなみに館内でも食事は可能です。
また、お土産は青森県内外・深浦町の名物や面白い工芸品が色々並んであって、見るだけでも楽しくなります。
ふかうら雪人参スムージー
300円(税込)。
冬の厳しい寒さの中、手作業で収穫される名物の人参を使ったスムージーです。缶ジュースとしても販売されているのですが、せっかくならよりフレッシュなものを飲みたい!と思い、こちらを注文。
青臭さや人参特有の香りは感じられず、フルーツを使ったような甘さです。人参ということを言わなければ、子供でも気付かずに飲めるだろうな、という味。青果物でも一度食べてみたいなと思いました。
お土産
こちらは山形の会社が販売している”青い緑茶”。青池にピッタリのお土産と思います。様々なフレーバーがあり、今回はラフランスのものをチョイスしました。
小さな缶にティーパックが5包入っており、760円(税抜)で購入しました。
特徴は、約10分かけてゆっくりと水出しをすることでより香るフレーバー。仄かなお茶の味と果物の香りを楽しむ一時は至福ですね。青色がさらなる涼感を出してくれるので、真夏に飲みたい1品です。
ちなみに、レモン果汁などを加えると紫色に変わるのもバタフライピーティーと同様です。
まとめ
青森県深浦町の十二湖・青池に行って参りました。
- 手軽に自然の神秘に触れられる不思議スポット
- サックリ~ディープに楽しみ方・コース取り色々です
- 周辺も見どころ沢山!時間をたっぷりとってまとめて楽しみたい五能線ルート
青池自体はおよそ6年ぶり位の訪問でしたが、美しさ・感動はそのままでした。
個人的にはアカショウビンやヤマセミ、カワセミなど綺麗な野鳥にも会いたかったのですが、今回の短い時間の中では叶わず。次回へ期待を持ち越したいと思います。
夏の渡り鳥なので、少し時期が遅かったかもしれません・・・。
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