綺麗なものを見たい!
自然・美術・雑貨、、、とそんな衝動に駆られる瞬間が時たま訪れます。普段がこの瞬間も含めてデスクワーク中心なため、できれば自然美に触れたいと思い、唐突にドライブに出掛けることに。
今回は、青森県深浦町にまで足を延ばして、十二湖の青池を見に行くことに。シジミの産地で有名な十三湖とは違う点に注意。十二湖は世界遺産である白神山地の保護地区の外側に当たる部分になります。
ただ、今回はその途中にある【道の駅 はちもり】にもお目当てがあるのでした。
北秋田市鷹巣の中心部から
国道7号線を能代方面へ向かい、二ツ井白神I.C.から能代東I.C.まで高速に乗ります。後は道なりに進むと、海沿いの道路に出るので更に北上します。
距離にして概ね55km、車だと1時間ちょっとの道のりになります。
駅の規模としては比較的小さく、建物の設備はトイレ・食堂・申し訳程度の物販などで、決して充実しているわけではありません。
ただ、他の駅にはない特徴として、グルメと白神山地からの湧き水を飲めるスポットがあります。
木陰で藩主と同じお水を・・・
建物の裏手にある湧水はお殿水と呼ばれています。
江戸時代の参勤交代の際に、当時の弘前藩主・津軽信牧がこのあたりで籠を降ろして休憩を取りました。その際に道端に湧いていたこの清水を飲んで
甘露、甘露~!!
と褒めたたえたことが名前の由来となっています。
現在はしっかり整備されており、飲む用の柄杓も備え付けられています。バケツやペットボトルを持参して、水を汲んでいく方たちも見受けられました。
実際飲んでみると・・・キリリと冷えているわけではありませんが、少し甘みを感じるような気がします。
今でこそペットボトルやタンブラーで簡単に持ち運べる水ですが、当時だとその場で冷たい水を飲めるのは貴重な機会だったと思います。猶更美味しく感じたのでしょうね。
お食事処
そしてもう一つの目的のお食事へ。
カウンター内にいらっしゃる店員さんにオーダーして、席に着くシステム(前後しても特段問題はありません)。
ベーシックにラーメン類も揃っているのですが、ここはご当地ならではのメニューを味わいたいところ。
実食
ハタハタ天丼
900円(税込み)。
秋田音頭にも歌われる名物のハタハタを使った天丼です。もちろん地元八森産のものを使っています。
うん・・・そりゃボリュームすごいよね、と県北のお店で食べるとほぼ必ず最初に思うのは最早お約束の域ですね。
かぼちゃ・ピーマン・ナスの天ぷらを枕に敷いて、ハタハタの開きを使った天ぷらを豪快に2枚使用しています。
ちょっと衣が厚目かなとも思いますが、サクサク感がすごいです。サラッとしたタレが沈んだご飯と一緒に食べていくと美味しく食べられます。
アクセントは、自家製と思われる茄子の醬油漬け。鷹の爪が少し加わることで、仄かな刺激が感じられますね。
丼もの・定食のみならずラーメンにもついてくるのが驚きです。
お殿水定食
1,150円(税込み)。
3つの小鉢にお刺身、そして季節で変わる存在感抜群のメインディッシュの定食です。上から眺めてみると、昔の上流階級のお膳かなと思うくらいの内容です。
材料は地元産の魚や野菜を使っているので、季節で内容に変更があるとのことでした。
この時のメインディッシュは、マグロのカマ焼き。比較的小型のマグロかなとは思いますが、それでも家庭で上手く焼くのには難儀するサイズです。
しかも下処理を間違うと血生臭さが残ってしまいますが、シンプルな塩焼きながらも全く臭みが感じられませんでした。
まとめ
秋田県八峰町の【道の駅 はちもり】に行って参りました。
- 伝承と地元産グルメの道の駅
- 食堂の1人当たり予算:700円~1,250円
- お土産は弱いので、ハタハタ館や八森で
というわけで、産直コーナーやお菓子など充実した設備の道の駅が多い中、お食事処・休憩に特化したような駅でした。
ただその分地物の素材を使ったご飯は非常においしく、”次はこれ食べよう”と思わせてくれる内容でした。改めて五能線沿いのスポットも少しずつ訪れてみようと思います。
ごちそうさまでした。
営業情報・アクセス
●営業時間;
9:00~18:00
(冬季9:00~17:00)
●休館日;
12/30~1/2
●電話番号;
0185-78-2300
●住所;
〒018-2601 秋田県山本郡八峰町八森字乙の水72-4
駐車場;大型5台・普通車30台
●ウェブサイト;
●支払い;
現金・キャッシュレス決済(クレジット・QRなど)
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