先日の秋田内陸縦貫鉄道の旅では、特にコースや時間を吟味したわけでもなしに様々な色や種類の列車を見ることができました。
幸運にも乗りたい列車にも乗れましたし、何よりもそこでの全力のおもてなし力が素晴らしかったです。それぞれに乗った感想をまとめてみました。
通常?列車
8:10・鷹巣駅発の電車はAW-8800形のこの車両。
まずは鷹巣駅から乗り込んだこの電車。
電車とは言いつつも、ディーゼルエンジン駆動なのでディーゼル車と言うのが正しそう。列車と言うには列を作っていないのが引っかかってしまうような気がします。
座席数60席・立ち乗り60人の仕様で、MAX120人もの人数を乗せることができるようです。
車内はいたるところに秋田犬の姿が。
出入口近くのサイネージには、内陸線の四季だったり、中継駅である阿仁合駅周辺の名所がエンドレスで紹介されています。こぐま亭のメニューも紹介されているので、お立ち寄りの際の食事の参考にされてみてはいかがでしょうか。
車内では9時~15時(17時までだったかもしれません…)までFree-Wifiも利用可能です。
各座席に…とはいきませんが、車内ではスマホ等の充電も可能になっています。普通に電化製品を使うのはNGなようですが、緊急時には助かりますね。
そして阿仁合駅から乗り継いだのが・・・
笑EMI列車に乗車!
9:15・阿仁合駅発の列車は笑EMI列車でした!
1989年に急行「もりよし」の専用車両として、新潟鐵工所で製造されたAN-8901 – 8905の5両の内の1両。2018年までにAN-8901~8903が余剰や老朽化で廃車、8904形が原形のまま残っているようです。
そして、最後の8905形が2020年に改造され、観光列車【笑 EMI】として、土日を中心に活躍しているようです。
早速車内に乗り込むと・・・
ワンランク違う豪華な内装でした!
犬柄のボックスシートの他に、外の風景をずっと見ていられるベンチ席、木の温かみを感じるテーブル。青は心を落ち着かせる作用もあるので、リラックスした快適な旅ができそうです。
シートから上を見上げると、内陸線の路線図を見ることができます。1駅の距離を見てみると・・・やっぱり都会のように1駅歩くか…とかにはならないですね。
車内で記念撮影や、記念スタンプの押印もできます。こんなことを娘とやっていたら、車掌さんが声を掛けて下さり、家族全員で写真に映ることができました!
笑 EMIでは後もう1つ・・・
短くも大きなイベントが途中で起こるのですが…それは実際に乗って確かめて見て下さい!
まだまだ乗りたい電車が!
秋田縄文号
2000年にAN-8900形をベースとして1両のみ製造されたとのことです。元々は団体専用車として使用されていたようですが、改修されて、2021年2月13日からは【秋田縄文号】として運用開始。
伊勢堂岱遺跡の世界遺産登録が現実味を帯びてきましたが、こういった地域の取り組みや盛り上がりも審査に影響を与えるそうですね。時期的にも直接大きな要因にはならないかもしれませんが、1つ1つの積み重ねが大事なんだなと思います。
乗れるのかな…と期待しましたが、残念ながら回送扱いで後部の一般車両に乗ることに。いつかは乗ってみたいですね~。
*当面の間は毎月第2・第4土曜日に【笑 EMI】との連結運航がされるようです。
叉鬼号
お座敷車両(8808号車)。
掘りごたつ・テーブル席完備の、宴会のための車両と言えそうです。今は中々本来の活躍ができなさそうな感じですが、また近いうちに車内が思いっきり賑わう時が来ると思います。
繰越金が溜まっていたら、という条件がつきますが…子ども会や学校の親子レクでも豪華に利用してみたいですね。
まとめ
今回乗ってみた・見かけた車両をザクっと紹介してみました。
ずっと利用されてきた車両なので、最新設備とはいかないものの、快適に乗っていられました。また、車両も駅員さんにも温かみを感じることができ、楽しい旅になりました。
自由度と言う部分では、やはり車に軍配は上がると思いますが、ゆったり振動に身を委ねなるのもまた別の良さがありますね。
また紅葉の季節・冬期間と乗って、沿線の色んな風景を眺めてみたいと思います。
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