北秋田市鷹巣の名産品の1つに、先日食べたラーメンの麺にも使われているししとうがあります。
丼ぶりものだったり…
1品料理に添えられることで、お皿に彩りを加えてグッとメインを引き立たせてくれる名脇役です。
個人的には、単独でも茄子合わせたりでも焼き浸し・揚げ浸しが良いです。サッと加熱して味どうらくと合わせるだけで1品作れたりするのが良いです。
秋田県のししとう事情
秋田県の平成30年度のししとうの生産量は37tで、全国データのある県の中では21位。シェア率は0.5%と決して目立つ量ではありません。上位3件でほぼ全体の6割を占めてしまいますし、東北では山形県が非常に多くの収穫量を持っています。
と言った状況で、需要を掘り起こすのは容易ではありませんが…
日本は四季があるため、同じ作物でも産地によって収穫できる時期が変わります。一般には、西日本側が早く、後から東日本→北日本へと移ってきます。ししとうも主要な産地での収穫が少なくなる端境期を迎える夏を狙って生産と出荷を始めたのが、鷹巣町で推した切っ掛けになっていた様です。
更に、鷹巣のししとうを名産に!、という中で最初に誕生したのが多分…ししとうラーメンです。この辺りはリアルタイムで住んでいないので、この辺の時系列は不明なので、間違っていたら教えてください。
その後、商品開発がどんどん進められて、ししとうソフトクリーム・ししとうチョコレート・比内地鶏×ししとうプレミアムカレーと商品が広がっていっています。決して全国的に目立って生産量が多いわけではありませんが、全国的にこういう加工をして推していく例は私が調べたところでは確認できませんでした。熱量が凄いです。
一緒に買ってくれば良かった…折を見て実際に食べて紹介したいと思います。
新商品発見 → 実食
レストラン どんどんさんで食事を終えた後、何気に物産の方を眺めていたら、新商品を見つけてしまいました。見つけた時の感想は、アイキャッチ画像そのままです。
ししとう らがぁ。1本450円+税。
ししとうが使われた発泡酒ってちょっと想像していませんでした。ラベルのししとう君たちの呟きと【限定品】の謳い誘われて買ってしまいました。隣にいるのは仕事で貰ったサンプルの手羽中唐揚げです。こいつをお供に飲んでみますが…。
あぁ、割と合うなぁ。
普段ビールを飲まないのでこの辺はよく分かりませんが、ドッシリしたビールだと多分厳しいんだと思います。飲み口が軽い発泡酒に、ししとうのちょっと青苦い風味が良く合います。元々苦い飲み物なので、融合しやすいのかもしれません。
もっと暑くなってきて…汗をかいた仕事終わりにキンキンに冷やして飲んでみたいなと思いました。つまみにはナッツ等よりも、ちょっとスパイシーな唐揚げなんかが良く合うと思います。
製造元は山形県米沢市にある【極楽麦酒本舗合同会社】さんです。オリジナルクラフトビールの製造・販売の他にも、ビアパブやカフェ&レストランの運営など様々やられているようです。
残念ながら、地元製造ではないですがじゅんさいサイダーなんかも他県の企業で委託製造しているので、こういったケースは今は一般的になっていますね。イチから始めるのも、設備投資やノウハウの蓄積が必要になるので、委託製造の方が結果的に導入コストは軽く済みそうです。
まとめ
道の駅・たかのすで見つけた、ししとう関連の新商品・ししとう らがぁを飲んでみました。
超意外な組み合わせに感じますが、軽い発泡酒の飲み口や苦みとししとうの風味が良くマッチしていて美味しく飲むことができました。今年はなかなか思ったように暑くなってきませんが、これから夏を迎えるに連れて、より美味しく感じる時期に入ってきます。
今のところは道の駅で発見しただけですが、これから販路も広がってくるかもしれません。ししとうでここまで商品を広げている例は確認できないので、見かけた際には全国初の味覚を是非ご賞味ください。
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