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びびた
画像は”ToonMe”でやってみた
秋田県北部出身。
大学進学を機に南東北で10年弱過ごし、地元に帰ってきました。
日々の出来事、地域のグルメ・イベント・スポット情報など書き綴っています。
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食べ物関連のウェイトが大きくなったので、少しカテゴリー構成を見直しています。

【阿仁合の本やさん】人と本との出会いの場は…どこでも欲しい|北秋田市阿仁銀山

2019年11月、秋田内陸縦貫鉄道・阿仁合駅前にオープンした阿仁合の本やさん。元々はグリーン色の30年もの廃墟だったガソリンスタンド跡地を、有志の方々でクラウドファンディングで資金を集め、3カ月かけて手作業で改装して開店されたそうです。

本屋さんになるまでの経緯は、なんも大学さんの取材で詳しく載っていますのでそちらの方を見ていただくのが良いと思います。実際、廃墟だった建物が蘇るだけでも街が違って見えますし、国内外から観光客の集まる駅前ならインパクトは尚更です。

この本屋さんもオープンされていたのは随分前から知っていて、立ち寄ってみたいなとは思っておりましたが、どうもタイミングが合わず…スノーキャンドルストリートの時間では営業が終わった後の来訪になってしまい、キラキラしている店内を外から眺めるだけに。

これはこれで奇麗なので眼福ではありましたけども。こういう寝室が良いな。

今回の通院では、盛岡市から仙北市経由で帰ってきたために丁度良い時間とルートになりました。漸くの念願叶っての来店となりました。

 

目次

店内へ

本棚もクラウドファンディングの資金で手造りとのこと。ダークブラウンで統一された棚は、大型店の汎用什器とは違う落ち着いた温かみがあります。

ジャンルとしては”古書店貸本屋”と言ったところでしょうか。

並べられている本は買い取ったり寄贈を依頼したりしたものではなく、本屋の開設を知った方々から寄贈されたものと言うのが驚きです。

小説・エッセイ・料理・旅行・児童向けなど丁寧にジャンル分けされており、新作は中々見られないながらも結構満遍なく揃っている感じです。冊数は大手の古本屋には比べるべくもありませんが、その分じっくり棚を吟味することもできますし、普段あまり見ないジャンルの本も手に取り易い利点もあります。

.児童書に並んで置かれていたTakeFreeの本は、米代川流域の市町村や森吉・阿仁付近の歴史や遺構をまとめたものでした。立派な装丁で教科書か資料集でも使用できそうな本なので、本当にいただいていいものか一瞬躊躇したものの、1冊いただいて参りました。地域学習の教材として良いです。

 

支払いシステム

という訳で、この本たちをそれぞれ購入しようと思ったのですが、無人でどのように支払いを行うのか。それがこのシステム。

 

まず裏面で値段を確認します。そして本に挟まっている紙と一緒に料金を下の”本や箱”に入れて決済完了と言うシステムです。

普通にある野菜なんかの無人販売と同じですが、付箋を挟むことでより売上と在庫の突合ができると言ったところでしょうか。おつりが出ないですが、そこは自販機や駅の売店で崩すのが良いかなと思います。

 

貸し本

北秋田市の旧町の歴史や、マタギの話、阿仁合川流域の伝統料理などの稀覯本は貸し出しと言う形を取られています。街の図書館でもなかなか見られない本で、地域の歴史を紐解いたり、語り継ぐのに貴重なツールとなります。

誰かが所有してしまうと限られた人の目にしか触れないので、貸出という形で様々な方々に見てもらうのは良いと思います。

貸出は1人1回5冊・1か月間まで借りていられるそうです。貸出申請は本や箱横の用紙に記入して行い、返却は直接持ってきても良いですし、遠方からお越しいただき直接返しに来るのが困難な場合には、郵送にて返却も可能です。(その際の送料はお客様自身の負担になります)

 

まとめ

北秋田市阿仁銀山・阿仁合駅前にある阿仁合の本やさんに寄ってきました。

  • 蔵書は約1,600冊
  • ジャンルは古書店・貸し本店
  • お手軽立ち寄って購入できる無人販売システム
  • 地域の歴史を伝える”知恵蔵”の機能も

新作を仕入れて並べる一般的な本屋さんとは違うので、目的を持って買いに来るのには不向きかとは思います。でも、フラッと寄って、眺めて、偶然手に取った本にハマるというのが古本屋の楽しみでもあります。

私が古いタイプかと思います。マンガはまだ電子版でも良いのですが、小説をはじめとする所謂”字の本”はどうしても紙媒体で読みたい人間なので、実際に本を手に取って選べる場は必要です。また、本と出逢う場として、大人よりも寧ろ子供たちにとって重要だと思っています。

自分自身の体験やウチの子供たちを見ていると、本を読む量と国語の成績や問題を読み解く力には相関関係があると感じさせられます。学校でも本を読む運動があって時間も設けられていますが、家で読む機会が多いほど力が付くのかな…と言った時に、本を読む入り口になるのは図書館だったり本屋さんだったりします。

しかし、全国的にも出版不況・電子化により、どんどん実店舗の本屋さんが少なくなっています。まして小さな町では本屋さん自体が無くなっていく現状もあり、その流れを食い止める取り組みとしても応援していきたいですね。

 

営業情報・アクセス

●営業時間;

10:00~18:00

●定休日;

毎週月曜日

●電話番号;

0186-67-7030(阿仁合コミューンへ)

●住所;

〒018-4613 秋田県北秋田市阿仁銀山下新町119

秋田内陸縦貫鉄道・阿仁合駅より徒歩1分。すぐです。

駐車場…お店の前に2台位停められますが、近隣の阿仁合駅前にも十分停められます。

●ウェブサイト;

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