春休み中のため、次男の盛岡通いも早めの時間に設定することができます。今月最初の診察は10時受付・11時半前には終わり、更に普通に車を走らせる分には雪も心配が要らないため、いつもと違うコースで帰ることにしました。
盛岡市の国道46号線を西に田沢湖方面へ向かい、仙北市角館に寄ってもいつものコースに+30分くらいで帰れるので、夏場は時間が許す場合はコチラのコースを辿ろうと思っています。おでんで有名な仙岩峠の茶屋とかも途中にあるので、決して楽しいものではない通院も変化が付けば…
ということで、今回のお目当ては、4月1日に秋田市民市場にも出店し、絶好調な安藤醸造さんの北浦本館で食べられる”とあるご当地メニュー”でした。
以前、研究のために食べに来た時は凄く混んでいて、店内を見て回るのもちょっと大変でしたが、この時はえっ!と思うくらいの空き具合。コロナウィルスの影響か、角館の桜まつりも中止と言うことでやはり影響は大きいなと思いました。
安藤醸造/北浦本館・土鍋屋へ
店内に入り、お食事処 土鍋屋へ上がります。
ココで食べられるメニューは、いずれも安藤醸造さんの製品を使ったものです。土鍋に入って熱々で提供される土鍋ラーメンも良いですが、角館に来たら食べたいご当地メニューが御狩場焼きです。
- 佐竹・秋田県知事が21代目となる、佐竹北家に伝わる伝統の味
- 殿の趣味が狩りで、獲ったカモやキジをその場で捌いて山椒味噌で付けて焼いたことから御狩場焼きの名前が付いた
- 鶏肉や季節の野菜の滋味を山椒味噌が引き立てる、豪快ながらも素朴な味わい
纏めると以上のような特徴の料理を総称して御狩場焼きとし、角館の名物料理となっています。厳しい縛りはあまり内容で、ここの他にも仙北市内の彼方此方のお店で様々なカタチの御狩場焼きが提供されています。
コチラがメニューです。
土鍋を使ったラーメン・丼物、御狩場焼き定食といずれも安藤醸造さんで作っている醤油、味噌、ダシ類を使用しています。それぞれに使っている調味料が記載されているので、実際に食べて美味しさを知って、帰りにお土産で買っていけるのが嬉しいですね。他にも、ドリンクメニューもありました。
実食
チャーシュー麺・醤油
1杯850円(税抜)。
お店で販売されている醤油らーめんスープを使用したスープは、かつおだしと醤油の風味が利いたとは言いつつも、ちょっと甘めのスープできりたんぽ鍋のスープにみりんを足したような味わいでした。熱々の土鍋とも相まって、極寒の冬に食べたら凄く美味しいだろうなと思いました。
麺はストレートの細麺です。スープが少し濃い感じなので、ストレートでもしっかり麺にスープが絡んでしっかり調和しています。
具材はシンプルに、たっぷりのチャーシュー(桃豚のロース肉とバラ肉の2種類が食べられる!)、味付け玉子、白髪ねぎだけ。スープが美味しいので、変に様々な具材がない方が美味しさがストレートに感じられて良いですね。
御狩場焼き定食
1膳1,200円(税抜)。お狩場焼き単品は1,000円(税抜)。
本日の本命です。旅館なんかで出て来るような火が付いた鍋で出てきます。それぞれ食材に火は入っているので、加熱は必要もないのですが、ずっと温かかいまま食べ進められるのが嬉しいです。
鶏は比内地鶏、季節によって使われている野菜が違います。今回は、じゃがいも・れんこん・ネギ・セリ・まいたけ・パプリカでした。
和風料理と思いきやそこにも縛りはなく、夏に来るとまた違った食材が使われており、四季で食べても良さそうです。3年前、夏に来た時はズッキーニとか使われていたと思います。
山椒味噌を絡めながら食していきますが、これがとてもご飯に良く合うのです!山椒と言えば、今流行の麻辣を想像させますが、花椒と違ってそこまで自己を主張しません。使う分量にも寄りますが、土鍋屋さんの場合は、味噌の風味を引き立てる形のあくまでもアクセントでの存在でした。
こちらの山椒味噌もお土産で買えますので、お家でもご賞味することができます。
甘酒スムージー
1杯350円(税抜き)。
飲む点滴として健康効果も謳われる甘酒も安藤醸造さんで作っています。土鍋屋さんで飲めるのも色々ありまして…冷たい甘酒・温かい甘酒は各300円+税ですが、+50円で果物とのスムージーもあります。
今回はデコポンの方をオーダーしましたが、イチゴ味もありました。とっても濃厚で美味しかったです。結構偏食の次男にとっても美味しかったようで、子供にもおススメです。
おばんざいのサービス
料理をオーダーしたお客さんは、無料でお惣菜のバイキングも楽しむことができます。ただ、現状はバイキング形式は自粛傾向になっているため、お皿に盛られているものを好きなだけ持って行く形での提供になっていました。
どれも素朴な味付けで、常備菜として毎日食べたいようなお惣菜です。やっぱり混ざりっ気がないシンプルなのが最終的には本当に美味しい味だと思いました。
まとめ/お土産
仙北市角館の安藤醸造・北浦本館に行ってきました。
- 1人当たり予算700~1,200円
- 安藤醸造さん謹製の調味料を使ったメニューが兎に角美味
- 食べて確かめてお土産に買って帰ろう
- 御狩場焼きは角館に来たら必食です!
安藤醸造さんは、ここの他にも仙北市角館町内にお店があります。それぞれに特色があるので、そちらも訪れてみてはいかがでしょうか?
食後、最後に店内のお菓子のくらたさんで提供されている元祖・醤油ソフトクリーム(350円)を食べながら帰ることに。こちらも安藤醸造さんの醤油を使っているそうです。甘さと醤油感の本当に丁度良いバランスで、お腹がいっぱいの状態でもスルっと入ってしまいました。こちらも食後のデザートでおススメです。
営業情報・アクセス(北浦本館)
●営業時間;
9:00~17:00
土鍋屋…10:00~16:00(LO15:30)
●定休日;
なし
●電話番号;
0187-55-2200
●住所;
〒014-0341 秋田県仙北市角館町雲然山崎42−1
駐車場はたくさんあります。
北秋田市からは、国道105号線を南下・途中で国道46号線へ乗り換えて約1時間半で到着。
●ウェブサイト;
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