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びびた
画像は”ToonMe”でやってみた
秋田県北部出身。
大学進学を機に南東北で10年弱過ごし、地元に帰ってきました。
日々の出来事、地域のグルメ・イベント・スポット情報など書き綴っています。
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食べ物関連のウェイトが大きくなったので、少しカテゴリー構成を見直しています。

【秋田県種苗交換会】非営農者でも楽しめる農業の見本市|大館市

本日10月30日(水)から11月5日(火)までの7日間、大館市のニプロハチ公ドーム(樹海ドーム)・タクミアリーナを主会場として、秋田県種苗交換会が行われています。

毎年持ち回りで県内の各市町村で開催され、今年で142回を数える農業の祭典ですが、どこの会場でも多くの人が訪れるビッグイベントです。昨年、秋田市で開催された際には、過去最高の125万人(主催者発表)と秋田県全体の人口を上回る方が来場されています。

大館市での来場者数は75万人程度を見込んでいるようですが、先日のきりたんぽ祭りが3日間で11万人と言うことを思うと桁違いの規模だということが想像できますね。

種苗交換会のシンボルが果物と花で形作られています。左の円形で秋田の頭文字『ア』、右の円形で若芽の伸びる様子を表しているそうです。

因みに令和初の記念すべき開催となった大館市ですが、実は平成最初の開催地もこの地だったということで、何かと大館市は節目に縁があります。

普段、直接農業を営むわけではありませんが、農産物を含む食品を扱う仕事をしている身としては、一度見てみようということで早速言って参りました。

 

目次

会場までの道程

市内各地に臨時駐車場の設置と、そこから10~20分おきに無料のシャトルバスが運行されています。会場近くでは駐車場が確保できませんので、以下の4地点の臨時駐車場を利用しましょう。

  1. イオンスーパーセンター
  2. 長根山運動競技場
  3. ルートイン大館駅南横(ジャスコ跡地)
  4. エコプラザ

混雑状況は公式サイトでもお知らせされますが、今日は10時45分で更新がストップしていました…。傾向としては、開場から近い程に混雑が酷くなるので、案外遠目の3・4番目の場所が空いていておススメです。

11時半時点のルートイン大館駅南横の駐車スペース・混雑具合はこんな感じです。大館駅経由で25分ほどの所要時間はありますが、バスも余裕を持って座って会場に迎えますし、個人的にはおススメです。

 

主会場:タクミアリーナ(体育館)

主会場のタクミアリーナでは、秋田県内から集められた生産者自慢の農産物が一堂に集められていました。その中でも、特別に見た目や形が良く品質が良い物については、一等賞~三等賞が付けられていました。

農産物の品評会

オープニングセレモニー後の会場。まだまだ取材陣が多く、早速呼び止められている方も。

今現在獲れている農産物が中心の出展なので、目新しい野菜はありませんでしたが、ほうれん草一つとっても実は様々な品種があることに気付かされましたし、青森のイメージが強いりんごも、秋田県でも色んな種類が育てられていることが改めて知ることになりました。

ただ、残念なのは展示品はどれも非売品であること。展示期間中に品質が悪くなったり、破損したりする場合があるため、販売はしないようです。

お米の試食・紹介

秋田の農産物と言えば、何と言ってもお米です。

このブースでは、あきたこまち・淡雪こまち・ひとめぼれ・めんこいなをメインに、県北・中央・県内と産地ごと・品種ごとの食味や特徴を図解で紹介されていました。

また、2022年からの出荷を目指している新品種・秋系821号の試食会も行われます。隣県でも様々な高品質のブランド米が立ちあげられている中、ちょっと遅れた感はありますが、あきたこまちを上回る食味を持つ同品種には期待したいですね。

こちらはお米の品評コーナー。お米の細やかな情報(一等米の都道府県ごとの割合とか種子交換率など)もあり、大変勉強になるブースでした。同じ品種を使って育てても、生産者によって粒の大きさや形が微妙に違うのが面白かったです。

因みに、これはお酒の材料になるお米ですが、各ビンごとに磨き度合いが違うものです。威風DoDoさんで獺祭の飲み比べをした時に、知ったことではありますが、比べてみるとまるで形から違うことに驚かされました。元の重量から30%になるまで磨いたお米は、ほぼ完全な球体。余分なものがないため、澄み切った味のお酒ができます。

 

展示・即売

コチラはJAあきた北さんのブースです。

今年、ふかわりょうさんに【とんぶりの歌】を作っていただいてから、とんぶりの販売・普及に更に熱が入っていますね。また、枝豆の街大館の冷凍むき枝豆・枝豆ペーストも販売しています。お土産にも良さそうですね。

コチラはJAしんせいさんの天鷺ワインの販売です。隣には田園ハムさん、その近くでも白神生ハムが販売しているため、ついついセットで欲しくなってしまいました。

こちらは先日のきりたんぽ祭りにも出展されていた、やまどり屋さんのブースです。きりたんぽ鍋の提供かと思いきや、きりたんぽを作る機械の紹介と販売を行っておりました。1時間に400本の成型が可能なようですが、ココから焼きとか袋詰めの工程が入るので、実際の能率はどんなものなのか・・?

 

協賛会場:ニプロハチ公ドーム

タクミアリーナ横のニプロハチ公ドームでは、農業機械化ショーが開催されております。箱も大きい分か、主会場よりも大勢の人たちで賑わっていました。

農業も法人化・大規模化が進むに連れて、自動化やネットと連携させたスマート化が必要となってくるようですが、その筋の技術の発展はどの分野も凄いなと感心させられました。

こちらは外での催しになりますが、クボタ・ISEKI自動機によるトラクターや田植え期のデモンストレーションの風景です。自動で真っすぐ進むのをアシストする機能を付けることで、苗や肥料の減り方にもより目が届きやすくする新型機とのことでした。自動運転技術の搭載に通じるものがありますね。

こちらは自動芝刈り機のデモ。ルンバの外バージョンみたいなイメージですか…?

 

因みに、食品関係の展示会でも撮影禁止のところが多いのですが、大きなトラクターやコンバインなどが置かれているところは同じく撮影禁止の所が多かったですね。

参考までに一通り眺めてきましたが、あくまでも農業機械に特化した展示会で、食品加工に関わりそうなものが無かったのは残念でした。6次化を考えた時には、加工工程も加わるので総合的な提案が今後はあると良いのかなとも思います。

 

外は出店がたくさん!

体育館~ドームの間の普段の駐車場スペースには、様々な出店が沢山出展されています。地元大館のグルメをはじめとした食べ物屋さんだけではなく、珍味が中心ですが魚屋、機会の見本市、農機具、はたまた仏具まで揃ってしまいます。

北秋田市の近藤刃物製作所さんの出店では、農機具だけではなくマタギのナガサと呼ばれる包丁と鉈の中間のような刃物も販売していました。他にも鍛冶屋さんが出店されていましたが、どこよりも人を集めていました。

仏壇仏具の天治堂さんと、沖縄のグルメを販売するお店。地元グルメは少なめでしたが、普段あまり見ないお店が多く、すこし新鮮な感じです。

山形県・鶴岡市よりは、金魚・鯉を販売するお店も出店されていました。この幅の広さが種苗交換会ならでは…なのか?

大館に関係するお店は結構こじんまりと一角で営業中です。やきとり大吉さんとか普段あまり出店を見かけませんでしたが、今日はワンオペで奮闘されていました。

お昼ご飯に、花善の鶏めし弁当・種苗交換会限定バージョンを購入しました。1折500円と破格のお値段です。おかずは少なめでちょっと寂しい所もありますが、鶏めしの美味しさはそのままです。いつもの鶏めし弁当・比内地鶏の鶏めし弁当も取り揃えていますので、是非お土産にもお使いください。

 

まとめ

大館市で11月5日まで開催されている種苗交換会に行ってきました。

秋田県内の農産物や最新の農業機械の展示と、農業の祭典とも言えるイベントですが、普段直接農業に携わっていない方にも楽しめる内容となっています。日ごろ食べている農産物に改めて理解を深めたり、秋田の美味しさを再発見する機会にも良さそうです。

期間中は周辺地域は大変な混雑が予想されますが、上手く公共交通機関・情報を利用して会場に訪れてみて下さい。

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