大体、7月の1週目、秋田県内で最も早く開催される北秋田市鷹巣の花火大会。
丁度梅雨入りの時期にも当たることもあり、天候に恵まれないことも多く、出店が出ている河川敷がぐちゃぐちゃで折角の浴衣にも泥が跳ねるなど…
難はあったものの、街には確実に活気や賑やかさをもたらしていました。
そんな花火大会の今年の開催中止が発表されたのが、つい先日のこと。
理由は、従来の1.5倍に膨らんだ運営費と協賛金集めの人手不足とのことで、現状のインフレ状況がこんなところにも悪影響を及ぼしているとは、正直驚きでした。
さて、ほぼ毎年言っていた花火大会がなくなり、この夏はどうしようかと思うのですが、まだ北秋田市にはもう1つ・阿仁の花火大会があります。
昨年、久しぶり…恐らく20年ぶりくらいに行った時の感想を改めてまとめてみました。
阿仁の花火大会
日時・会場
毎年8月16日にお盆行事の灯篭流しとともに行われている花火大会です。
花火の打ち上げ数は4,000発・秋田県内では15位の規模とのことです。
数字の上では大きな花火大会ではないのですが、ここの最大の特徴は花火の距離感だと思います。
ほぼ鷹巣以外の花火大会はいかないうちの家族たちですが、昨年見た時はその近さと、圧倒的な迫力に感動していましたよ。
- 18:30~ 灯篭流し
- 19:15~ 花火大会
会場・アクセス・駐車場について
会場は阿仁河川公園です。
- 電車でのアクセス…秋田内陸縦貫鉄道阿仁合駅から徒歩2分
- 車でのアクセス …可能、駐車場約500台
駐車場は、公民館等公共施設の駐車場をはじめ、街の各地に用意されています。
場所によっては少し歩くことになりますが、それも会場に着くまでのワクワク感を増進させてくれます。
ただ、昨年については、内陸線を利用していくと、特等席が用意されていたのでした…
内陸線利用特典
会場近くの高台に向かって歩いていくと、ブルーシートが何枚も敷かれた一角がありました。
こちらは内陸線を利用して来た方々の特等席のような場所です。
すぐ下の河川敷では、座って見るためには早めの場所確保が必要になりますが、こちらだと割とゆったりと来れそうなのが良かったです。
また、すぐ後ろにはキッチンカーや出店もあるので、フードやドリンクも手軽に買えるのが良かったです。
灯篭流し
灯篭流しは、お盆の時期に行われ、精霊(ご先祖様の魂)が灯籠に乗って川を下り、海のかなたのあの世へ帰ってゆくという信仰に基づいていると言われています。
個人的にやってる方はいるかもしれませんが…鷹巣でお祭りとして見た記憶はなかったです。
まだまだ日が長い時期なので、明るい内はぼちぼちですが、暗くなるにつれて幻想的な風景に移り変わっていきます。
途中で岸に寄っていって止まってしまったり、上手く川のスロープに嵌れずに流れない灯篭たちもいて、何となく応援してしまいました。
花火グルメ!
そしてお祭りには欠かせないのが、出店ですよね。
定番どころのメニューは一通り出店が揃っています。
また、河川公園の広場や高台など色んなところにキッチンカーも出ていて、軽食だけではなく、結構ガッツリとご飯が食べられるのが最近のトレンド。
この時は肉のまつおさんも出ていたので、花火を見ながら馬肉の煮込みをつまんでいました。
お酒も飲めたらもっと最高なのですが、帰りの運転もあるため、ここはぐっと我慢。
子供たちにも予算を与えて、その枠でしっかり楽しんでもらいました。
まとめ
昨年の阿仁の花火大会の記憶を辿って、感想をまとめてみました。
- 約4000発・県内15位の規模も、距離の近さで圧倒的迫力!
- 花火グルメも充実!地元メシもしっかり楽しめる
- アクセスも良好…内陸線利用者には特典もあり!?
ということで、決して大きな規模の花火大会ではありませんでしたが、うちの家族的には非常に満足感が高いイベントだったと思います。
通常開催がされると信じて今年も行く予定で仕事を頑張ります!(妻は仕事の日っぽいので、引率は私だけかもですが)。
鷹巣の花火大会復活は?
最後に・・・鷹巣の花火大会の復活の可能性を考えてみようと思います。
元々、地域の多くの方々や事業所に支えられていた大会です。
鷹巣中心地の事業所がどんどん閉業していく中で、高騰する運営費を寄付で賄うのが難しくなっている状況とも思いますし、それを集める人手も足りないという状況では、なかなか復活は難しそうな印象です。
来年以降の開催については別途検討とのことですが、この際特定の寄付や協賛金に限らずに、広く運営費を集められる方法を検討してみてはどうかと思います。
素人ながら考えられる方法としては…
- クラウドファンディング
- ふるさと納税
- シャトルバスの本数・発着場所増→有料化(駐車場の広い郊外ショッピングセンターとの連携が大事)
- 会場近くの駐車場の有料化
- 有料の特等席
これでどれだけの運営費が賄えるかは分かりませんが、4~5桁の寄付金を出すのは躊躇われるので、少額で広く集金できる方法が良いかと思います。
あくまでも素人考えですし、有料化による来場者数の落ち込みも加味しての回収できるかどう試算していかないといけないですが、復活開催の要望が多いようであれば、皆で負担するという対案の提示は必要かと思います。
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