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びびた
画像は”ToonMe”でやってみた
秋田県北部出身。
大学進学を機に南東北で10年弱過ごし、地元に帰ってきました。
日々の出来事、地域のグルメ・イベント・スポット情報など書き綴っています。
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食べ物関連のウェイトが大きくなったので、少しカテゴリー構成を見直しています。

【小坂鉱山事務所~赤煉瓦倶楽部】明治建築の中で町史に触れる|小坂町

小坂鉱山事務所

七滝を堪能した後は、街中へ戻り観光をしていまいりました。

アカシア祭りの時もスタンプラリーを行っていたため、本当は一通り回ってきたかったのですが、子供連れだとなかなか興味を持ってくれないジャンルではありますのでここまで先延ばしになっていました。

いわば、大人の社会科見学です。

目次

小坂鉱山事務所

1905(明治38)年に小坂鉱山の事務所として建築されました。つい最近、1997年まで使用されていましたが、小坂製錬の工場増築に伴い、一度は解体・建物は町に譲渡されました。その後、2001年に明治100年通りの構想と共に、現在の場所(小坂鉱山病院跡)に移築・復元され、観光施設として生まれ変わり、現在に至ります。

ルネサンス様式を残す外観の建物ですが、バルコニーポーチはサラセン(イスラム)風とも言われ、その混合によってお互いの形式を引き立てています。

敷地内には小坂鉱山病院跡の建物が1棟だけ保存されています。当時は秋田県一の規模を誇る大病院でした。これは霊安室として使われた建物の様です。

小坂鉱山の繁栄の歴史

小坂町のマップと名所の解説。進撃の巨人の気分で

鉱山事業の発達に伴って、都市としての機能も整備されていきます。実は秋田県で最も早く電気を生活に利用し始めたのは、ここ小坂町でした。更に、全町を賄える上水道の完備東北一の劇場(今も芝居が行われる康楽館)、電気鉄道と、当時の日本の富国強兵・殖産興業を支える一翼を担っています。

また、東京や大阪など他の大都市から赴任してくる技術者から、都会の進んだ文化が同町に持ち込まれました。この写真は、赴任する技術者の家族が小坂町へ向かう電車の中での様子を演じるプログラムが放映されます。何故かホラーチックなのは良く分かりません…

こちらは鉱山の創世期~近代に至るまで、小坂鉱山の発展や危機を救ってきた方々の展示です。決して常に順調に発展してきたわけではなく、幾度となく閉山や困窮を乗り切ってきた歴史を窺い知ることができます。

1873(明治6)年に小坂鉱山に赴任した、ドイツ人の技術師/クルト・アドルフ・ネットーの下、ドイツ式の精錬法が採用され鉱山が近代化の道を歩いていきます。写真は同氏がこの地で初めてクリスマスを行った様子です。こんな風習も当時の最先端を行ってきます。

芸術のマチKOSAKA

芸術のマチKOSAKAの特別展が鉱山事務所内で開催されていました。本来は8月一杯で終わっている日程だったようですが、運良く滑り込めたようです。

展示されているのは、小坂町ゆかりの版画家・小泉隆二さんの版画及びスケッチ・ラフ画でした。美しい小坂町の風景を版画で表現している作品を通じて、作者の郷土愛が強く伝わってきました。

モダン衣装で写真撮影

  • ウェディングドレスとイブニングドレスを100着以上・サイズも5号~17号まで取り揃えられており、思い思いの衣装で記念撮影をすることができます。料金として30分720円(入館料別)が掛かりますが、立ち寄りの思い出作りに如何でしょうか?
  • 撮影は手持ちのカメラが必要
  • 2019.9月現在:3日前までの予約が必要

レストラン・あかしあ亭

コンセプトは【昔の洋食屋さん】。レトロな内装が懐かしい空間で、お食事・喫茶と2WAYで営業されています。

メニューは、地元の桃豚を使ったカレーや豚カツ、パスタなどが中心です。予算は1人当たりで800~1,500円を見ておきましょう。

営業時間

  • 喫茶:10:00~16:00
  • 食事:11:30~14:30(ラストオーダー)

*冬期間は休業しているようです。

売店・明治百年堂

鹿角郡~青森県の一部の特産品を販売しています。お土産としてもお使いいただける品物が多数揃っています。

コチラは貴重な十和田古代石の販売も行っています。見た目は軽石の様ですが、面白い形・模様が見られます。十和田古代石は、大昔の十和田湖が噴火した時に降り積もった灰が、近くで噴出していた炭酸泉の作用で二酸化ケイ素と炭酸カルシウムが入れ替わってできたもの。その際に灰に閉じ込められた甲殻類(カニ)や植物の形が残され、ユニークな形状を作り出しました。

営業情報・アクセス

●休館日:

年末年始

●営業時間:

9時00分~17時00分

●電話番号:

0186-29-5522

●住所:

〒017-0202 秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山古館48−2

●入館料:

  • 一般・高校生 330円(団体270円)
  • 小・中学生  170円(団体140円)

*団体料金は15名以上から適用。

 

赤煉瓦倶楽部

こちらは1904年に建てられた小坂鉱山事務所・工作課原動室(電気室)を移築・復元した建物です。2015年からカフェとして営業を行っており、店内ではお土産・軽食を提供しており、ミニパンやドーナツも購入することができます。

店内はレンガと木の質感が溢れるシックな内装で、とても落ち着ける雰囲気でした。平日の昼食前にはちょっと早い時間だったせいか、ほぼ貸し切り状態。以前にアカシア祭りの時に立ち寄った時は、カウンターに行列が出来る位賑わっていましたが、普段の日だと静かに過ごせるかもしれません。

カフェで一休み

有機栽培のコーヒーにアカシアの蜂蜜を添えたものを飲みながら一休みしました。

コーヒー自体もブラックでも十分美味しいものでしたが、アカシア蜂蜜を加えることで独特の風味と味に深みが増します。甘さってやっぱり偉大です。1杯350円

上記は以前購入した、アカシアドーナツアカシア蜂蜜がけのソフトクリームです。

蜂蜜がけのソフトは小さな子供が食べる時は、ベタベタになりやすいので注意が必要ですが、激甘になるわけでもなく、とても美味しかったです。ソフトクリームは、バニラ・チョコ・ミックスと3種類ありますが、蜂蜜を加えられるのはバニラのみなのは注意しましょう。

NTT-FLETSのFree-Wifiスポットもありますので、混雑時でなければゆっくりネットを楽しむことも可能。

営業情報・アクセス

●定休日:

毎週木曜日

●営業時間:

10時00分~17時00分

●電話番号:

0186-25-8225

●住所:

〒017-0202 秋田県鹿角郡小坂町小阪鉱山字古館34−5

 

まとめ

小坂町中心部の明治100年通りにある、小坂鉱山事務所・赤煉瓦倶楽部に立ち寄りました。

明治時代のモダン建築の雰囲気を楽しみながら、小坂町・鉱山の歴史に触れることができました。秋田県北部に当時の最先端の技術が集結していたという事実はなんだか嬉しくなるとともに、今後の県の将来について考えさせられるものでもありました。

最後に…かなりどうでもいい余談とは思いますが、正面から見た時に何かに似てるな~と思ったのは、初期のるろうに剣心にでてくる武田観柳斎の屋敷だったと。

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