私は大館・北秋田から秋田市に向かう時は常に国道285号線を通ることをいつか書きました。
でも、上小阿仁村の道の駅・ローソンを過ぎた直ぐ後のY字路は常に右手に進み、直進(Y字路の左側)することは今までありませんでした。
とは言え、山ふじ温泉への案内板が出ていることもあり、気になってはいたスポットです。そこで、先日のお休みに奥さんと上小阿仁~合川方面のコースをつくり、足を伸ばしてみました。
自然が濃い地域へ
国道285号線から県道214号線へ、山ふじ温泉方面に進むと道幅は狭くなっていきます。途中、小阿仁川にそそぐ支流の仏社川を跨ぎながら進んでいきますが、とにかく水がきれいです。
スマホの写真でも透明感が十分分かると思いますが、ずっとこんな清流が続きます。秋田県は今年は水不足と言われていますが、一定の水量は確保されている感じです。ヤマメと思しき魚が5匹くらいで目の前を過ぎていきました。
道中で見ることのできる五反沢大滝です。もう少し水量の多い時期だと迫力も違うでしょう。遊歩道もあるので、滝壺の近くまで降りることができるようですが、動物除け(クマ)が必須です。
温泉へ到着!
国道285号線から折れて5.0kmというものの、道が細かったり曲がりくねったりとして思いの外時間は掛かってしまいました。
入ってすぐ受付で入浴券を購入します。
- 大人 300円
- 小学生 150円
お得な12回で3,000円の回数券もあります。
地域のコミュニティセンターも兼ねていることもあり、休憩所・文化活動室・相談室とお部屋が分かれていますが、基本的には有料です。ロビーの椅子で休む分にはタダではあります。
ちなみに、館内ではDocomo・Softbank共に携帯電話の電波は入りませんが、Free-Wifiが設置されています。携帯電話が繋がらないのも仕事を忘れてリラックスできる良い環境とは言えます。
また、自動販売機の類はありません。でも、受付にてお茶・ジュースを買うことができますので、お風呂上がりの水分補給は可能です。
浴室設備
脱衣所
脱いだ衣服はカゴに置きます。更衣室には鍵付きのロッカーがないので、貴重品はロビーのコインロッカーにまとめましょう。100円を入れる方式ですが、戻って来るタイプです。
浴室
浴室は4人くらいが入ったらいっぱいになる位のコンパクトさです。私の先に先客がいたようですが、この時は貸し切り状態に。
アメニティはボディソープはありますが、洗髪用のシャンプー・リンスは備え付けられていません。自前で用意するか、受付で100円で購入することになります。
湯温は42~43℃位と思われます。凄く熱い!という訳ではありませんが、入っていて気持ちが良いギリギリのラインでした。湯口の近くにある蛇口からは常に冷たい源泉が流れているので、これで若干の調整をしている感じですね。
温泉情報・まとめ
源泉の温度は非常に低いので、外にあるボイラーで沸かして供給しているようでした。
このボイラーが入っていると思われる建物に付いている看板を見る限り、石油・ガスで沸かしているわけではなく、木質ペレットを燃料にしているようです。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の資料を見てみると、2005年から供用を開始している様子。
今も盛んにエコフェスタなどで宣伝している技術ですが、かなり早い段階で取り入れていたようです。この辺の先見の明は流石ですね。
実は温泉と言いつつも、温泉成分が足りずに療養泉としては認められてはいません。源泉が出ている蛇口近くは青いサビが出ていたので、銅イオンなんかは結構含まれていそうでしたが、特に体のこんな症状に良い!等とは謳えないのは残念に思います。
それでも、奥さんと地元のおばあさんたちがお話していたのですが、村循環バスに乗って毎日のように来ているよ~と仰っていました。このおばあさんたちは、私にもご挨拶していただいたり、受付の方もおもてなしして頂いたため、帰るころには心もホッコリしていたり。
正に、大事な地域の憩いの場・コミュニティセンターでした。
営業情報・アクセス
●定休日:
水曜日
●営業時間:
10:00~19:00
●電話番号:
0186-77-2454
●住所:
〒018-4412 秋田県北秋田郡上小阿仁村五反沢111−4
●ウェブサイト:
コメント