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びびた
画像は”ToonMe”でやってみた
秋田県北部出身。
大学進学を機に南東北で10年弱過ごし、地元に帰ってきました。
日々の出来事、地域のグルメ・イベント・スポット情報など書き綴っています。
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食べ物関連のウェイトが大きくなったので、少しカテゴリー構成を見直しています。

【桑の実(マルベリー)】最盛期を迎えた木の実を収穫|北秋田市他

桑の実 マルベリー

どこの街でもあると思いますが、ウチの子供会は小学生の通学路に立って横断歩道を渡す係が1月ごとに回ってきます。その係の時に、とある交差点に立っていると、桑の木があることに気付きました。

私が小学校の時には、理科の実験で、教室でカイコを飼って繭を採取していました。カイコガまでに育てたのか、絹を採取したのか、そのまま繭の標本になったのかは覚えていませんが、いずれにしても、校舎の中庭か裏庭にあった桑の木から葉っぱを採ってエサとして与えていた記憶があります。

そんなこともあり、桑の実は食べられること、更に美味しいことは知っていましたが、先日見つける時までは存在を忘れていました。でも、子供に聞いてみると、この桑の木の存在と実が食べられることは知っていました。

子供会なんかで集まってもゲームばかりやっているイメージの現代っ子ですが、そういった知識は普段の生活の中で伝播していくようです。

ただ、一度存在に気付くと結構見かけるようになるのも不思議。折角なので、

 

目次

桑の木についてザクっと

クワ科クワ属の総称で、昔からカイコのエサや果樹として重要な作物として栽培されてきた木です。全世界でも1000種以上もある大きなグループの植物群です。

現在日本にあるものの元を辿ると、日本原産種のヤマグワ、中国大陸・朝鮮半島から渡ってきたもの、果実がたくさん取れる西洋種(正確にはマルベリーは西洋種の物を指すようです)の3種になります。そこから、更にその中から多くの品種が作り出されています。

日本で一番多く栽培されているのは、一ノ瀬という品種で中国・朝鮮から入ってきたカラグワを原種とする系統。実の大きさや、葉の形を比べて見るだけでも色んな種類があることが推測されます。

 

二井田工業団地~大館南中へ抜ける林道の中で4本ほど見つけた桑の木を比べてみると…

私に桑の葉といえば、こんな形を思い浮かべますが…

道路を挟んで向かいの木はこんな形。

近くに生えている木でも葉っぱの形は全然違いましたが、果実の大きさと密度も全く違いました。前者は実も小さく成り方もまばらでしたが、後者はズッシリしていました。もしかすると後の方は西洋種なのかもしれません。

 

一番詳しく解説しているサイトはコチラ(一部引用させていただきました)

 

見かけたスポット

実際、私の行動範囲内でも道路端に何本も見つけています。畑などで栽培している桑の実であれば泥棒になってしまうので、その点注意が必要です。公道沿いや森の中にある野生のものを採取しています。

 

地味にいとく鷹巣ショッピングセンターのあるモール内・すきやの横にもあったりしますが、特に多いのは、国道285号線の北秋田市・小森~大館市・比内間でした。後、大館市比内の工業団地近くの林道とか、車で通りかかって見つけられる位に生えています。

©Google Map

赤い丸が見つけたスポットです。できるだけ実測値に合わせたつもりですが、多少のズレはご容赦ください。

 

採取の際の注意点

採取の適時

こんな感じに黒くなった実が熟している証拠です。

本当に熟してくると、勝手に木から落ちてしまうので、その直前の物を狙います。紅いままの実は渋くて食用には向きませんし、そもそも木から取り辛いです。

黒く熟して食べられるようになった実は、軽くつまんだだけでポロっと木から離れてくれるので、採取も簡単に行うことができます。

 

採取の敵について

毛虫

一目見て…

あ、これアカンやつだ

というゾワッとする毛虫が葉っぱに引っ付いていました。特に山の中に生えている木には、毛虫が引っ付いている確率が高いので、目的の実に手を伸ばす前には、前後の葉っぱ(表裏)を確認しながら

カメムシ

何となく秋田県民としては、飛び回ったり家にいつの間にか侵入しているため、秋のイメージが強い虫ですが、桑の実にひっついています。こちらは臭いだけで直接体に害を及ぼす虫ではありませんが、それでも不快なので存在に注意が必要になります。

くま

街中・人気のあるところに生えていてくれれば、大体大丈夫ですが、最近は一里近くでも目撃例の相次いでいる熊です。当然、山の中に生えている桑の実を採る際には、周りを定期的に気にしておいて間違いはありません。

 

指先のアントシアニン染め

完熟した桑の実は、木から取れやすいとはいうもののちょっとした力加減で潰れてしまい、結果指先が紫に染まってしまいます。水で流せばすぐ取れるレベルではありますが、車が汚れたりと気になる方は、使い捨ての薄手のビニールやゴム手袋でも用意しておきましょう。

 

採取は葉・実に虫が付いていないか慎重に確認しながら進めます。万が一のため、長袖のシャツ薄手の手袋でガードするのが無難です。後は、熊が後ろにいないか気にしつつ採取を進めましょう。

 

食べ方

そのまま食べる

普通にそのまま食べるのが一般的かと思います。食べる前にざっと水洗いすると、排ガスの汚れや虫の心配もありません。

前述の通り、赤い実は酸味だけが強く、とても渋いので食用には向きませんが、黒く熟した実は、甘さと酸味のバランスが良く美味しく食べられます。

桑にも様々な種類があり、糖度・酸味と様々あるようですが、この辺に生えていた桑の実で大きな差異は感じられませんでした。

小さな種もありますが、食べる時には大して気になりません。そのまま丸呑みできます。

 

加工する

  • 桑の実の果実酒
  • 桑の実ジャム
  • マルベリーケーキ
  • 秋田だけに寒天で固める

などなど、いちご・ブルーベリー・こはぜのようにベリー系と同じような使い方が可能です。

次回、実際に大雑把にジャムを作る様子をアップしたいと思います。

この時点で奥さんは毛嫌いしていたので、きっとまた私しか食べないと思われますが…。

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