秋田市の臨海交差点を起点として鹿角市まで伸びる国道285号線は、北秋田市から秋田市へ向かう際には最短ルート。高速道路を使っても使わなくても同じ時間で到着することができるので、山道でもそれなりに交通量が多いルートです。
秋田市中心部から約40分、丁度疲れてくる頃に丁度あるのが、道の駅 五城目です。2018年・4月にリニューアルを行い、木をふんだんに使いながらも近代的なデザインに生まれ変わりました。
普段は休憩・トイレに立ち寄るくらいですが、この日は秋田市に商談に向かう前、丁度お昼時だったので、食事もすることにしました。
お食事処:だまこ庵
軽食コーナーとお食事処は同じコーナーにあります。
席は案内されるわけでもなく、自由に好きな場所を選んで座ります。
メニュー・店内風景
木の質感あふれるテーブル・椅子の温かみと、派手ではない照明で落ち着いた雰囲気の店内でした。殆どが4人掛け以上のテーブルですが、お一人様も結構いたので気にせず座りましょう。
メニュー
ここの一番のウリは、八郎潟町・五城目町あたりが発祥の地とされ、当町名物のだまこ鍋を年中食べられるということ。だまこ鍋の起源は諸説ありますが、マタギの食べ物→きりたんぽの原型になったという説もあるようです。
だまこ鍋の他にも、地元の野菜や味噌・酒粕を使用したメニュー、安定の定番メニューと選択肢は豊富。さらに、平日限定・お得なランチメニューや、季節限定のメニューもあります。
実食
その中で私が食べたのは、限定メニュー:みず御膳(850円)。
今が旬のミズは、あくまでも方言の名前であり、正式名称はウワバミソウといいいます。ウワバミ=蛇が出そうな水の多い湿地帯に生えることでこんな名前になったそうです。
比較的山菜が苦手な私でも好きで食べられるクセのない味です。茎やむかごに含まれるちょっとしたトロミ成分が良いアクセント。そんなミズを色んな調理方法で満喫できるメニューでした。
左上からミズと玉ねぎのかき揚げ・ミズと豚肉の生姜焼き・きゃらみず・ミズのおひたし・ミズたたきです。きゃらみず・ミズたたきは、ちょっとだけ山椒の風味が利いていてちょっと変わった味付けですが、好きな人は絶対にハマります。
どれもこれもご飯が進んでしまう味付けで、商談前だと言うのについつい食べ過ぎてしまいました。
これは本当におススメです!!
今しか食べられない旬の味なのでお早めに。
ちなみにメニューにもあるように、ご飯・味噌汁・漬け物はセルフサービスです。ご飯は1回に限りお替り可能、味噌汁・漬け物は何度でも可能と、非常に太っ腹です。
物産コーナー:Moriyama
前の通り、森と山に囲まれた五城目町に因んだと思われる店名です。
地元のお菓子・物産・旬の野菜・雑貨がそろっています。
- 冬時期でも山菜は水煮として販売されています
- 原木なめこ。本物のなめこはこんなに立派
- 手造りの漬物は最早定番ですな
冬時期に訪れた時に撮っていた写真が残っていました。今は野菜・山菜と更に種類が豊富です。
こちらは潟上市飯田川の社会福祉法人・つくし苑さんで作っているキイチゴのクッキーです。1袋200円とお手軽な値段なので、小腹が空いたときに車の中で食べてもいいですよ。
今の時期は山野草も充実しています。五城目町が推しているキイチゴの他にも、隣村の上小阿仁村名物のフルーツほおずきの苗が販売されていました。
その他
道の駅裏手にはチェーンソーアートがたくさん展示されていますが、その先の階段を進むと、自然観察公園があります。
時間が許すなら、休憩ついでに園内を一回りしてお散歩をすることができます。お手軽な約10分のコースとガッツリ自然を堪能する約20分の2コースがあります。
その季節・季節でおススメの植物もあるので、来るたびに違った発見があるかもしれません。
営業情報・アクセス
●営業時間
◆レストラン
11:00~15:30(ラストオーダー:15:00)
◆物産コーナー・軽食コーナー
9:00~18:00(冬季~17:00)
●休館日
12月31日~1月1日
●電話番号
018-879-8411
●住所
〒018-1856 秋田県南秋田郡五城目町富津内下山内上広ケ野76−1
●ホームページ
コメント
[…] コチラは、秋田市八橋のチェーンソーアート作家・高橋眞夫さんの作品です。道の駅・五城目の遊歩道の前に、お客さんを迎えるかのように置かれている木像群も同氏の作品です。 […]