先日、娘がアドベンチャーというお泊り遠足に行った時、鷹巣~阿仁合まで内陸線を使ったそうです。その時に途中で田んぼアートを見て、心に残ったようで、残りの作品も見たがっていました。
私も奥さんもやっているのは知っていましたが、見たいな~と思いつつ実際には見に行ってませんでした。
ならば娘のリクエストに応えようと。
なんだかんだでいつも通りの流れではあります。
そして、最近ちょっと疲れが隠せないので、どうせなら電車で乗っているだけで目的地に着くのが良いねと言うことで、秋田内陸縦貫鉄道を始点~終点まで乗ってみることにしました。
運賃・お得に乗る方法は?
鷹巣~角館間の2021年7月時点での運賃はコチラ。
しかし、更にお買い得なサブスク的なキップ【ワンデーパス】が存在するのです!
1日中乗り降り自由で2,500円固定(使える区間に制限あるタイプもあり)。単純に鷹巣~角館往復だと900円もお得です。
しかも、来年2月いっぱいまではワンデー・ツーデー・ギフト回数券がそれぞれ25%OFFと更にお得になっています。
改札を通り過ぎていよいよ乗車。1両編成でしたが、先客も数組いて割と乗車率は高めでした。
田んぼアート鑑賞ツアーへ!
基本単線・最高速度も85km程度とゆったり進行。途中、阿仁合駅での乗り換えも含めて2時間半弱の旅です。電車が通らなくなるとあっと言う間に木々に飲み込まれてしまいそうな緑のトンネルを抜けていきます。
田んぼアートが見られるポイント5つ
- 縄文小ヶ田駅
- 阿仁前田温泉駅~前田南駅間
- 小渕駅~阿仁合駅間
- 上桧木内駅
- 羽後太田駅~角館駅間
それぞれの地域に因んだ田んぼアートが見られます。
ただ、当然の疑問として・・・
でも、電車だからアッと言う間に過ぎちゃうんじゃないの?
と言うような心配もあるかと思います。
でも、該当駅では停車、駅間にあってもアートが見られる場所に来るとゆっくり走行してくれるので、十分にシャッターチャンスは確保できます。
また、もうすぐポイントに差し掛かるアナウンスもあるので、あらかじめカメラを準備することも可能ですし、見逃しがありませんね。
縄文小ヶ田駅からの風景をピックアップ。
伊勢堂岱遺跡の施設が遠目に見えるロケーション。最初に出迎えてくれるのは、北秋田市の観光大使(契約延長はあるのか!?)のキティちゃんと遺跡から出土した土偶をモチーフにしたいせどうくん。
田んぼアートで様々な色が表現できるのは、黒米・赤米など様々な種類の古代米と呼ばれる稲を設計図に沿って植えているから。実際食べられる物も、観賞用のみ栽培されているものもあるようです。
他の地点については、やはり実際の目で見てほしいなと思います。
その他の見どころ
田んぼアート以外にも、それぞれの駅・区間にも見どころがあります。電車に乗りながら楽しめるスポットとして…
阿仁マタギ駅の車窓から
山村の中にあってたくさん人がいるなぁ・・・と思いきや、こちらは全てカカシなんです。
思いっきり手を広げて全力でお出迎えしているようなカカシなど実に様々ですね。ただ、夕暮れ後の薄暗いところや、夜に見てしまうと怖いかもしれませんね。
内陸線一番の見どころ
笑内駅~萱草駅間にある【大又川(おおまたがわ)橋梁】は、内陸線随一の景勝地。
曇天・Ahamo適応ギリギリの古いAndroidのカメラ・低画質変換モードだと魅力の何割も伝わりませんが、電車からでも川底が見られる清流が魅力です。良いカメラを持って行くと良い写真が撮れるんだろうなぁと思います。
このスポットでも電車のスピードはゆっくりになります。寧ろ電車が撮られる側の方が多く写真が残っているかもしれませんね。
まとめ
秋田内陸縦貫鉄道沿線で見ごろを迎えている田んぼアート、その他の見どころについて簡単にまとめてみました。
車ほどには自由に行動もできず時間にも制約はありますが、何時の眠気との戦いもなく、非常に楽に感じた電車の旅でした。
深緑の風景も綺麗で、車窓を眺めるだけでも飽きませんね。
終点・角館では、少しの時間ではありますが、散歩・食べ歩きを楽しんできました。
ただ、日曜にも関わらず、割と閑散としていた印象を持ちました。まだまだコロナ禍が落ち着かず、インバウンドも覚束ない状況です。静かで良いという意見もあるかと思いますが、やっぱり活気がないと寂しく感じますね。
角館以外でも、それぞれの駅で地域の見どころが紹介されているので、参考に街歩きを楽しんでみて下さい。
ただ、頻繫に列車が来るものではないので、乗降や観光コースについては、秋田内陸縦貫鉄道さんのサイトや秋田内陸ナビを参考に計画を前もって立てた上で回ることをお勧めします。
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