新型コロナウィルスの影響で、続々と大小様々なイベントの中止が決まっていっています。
当初、ウィルスは紫外線に弱いだとか、高温・多湿に弱いだとかという話もあり、夏を迎える頃には収束するのではないかという希望的観測もありました。しかし、気温が30℃を超えるようになってからも大都市圏を中心に新規患者が出ているので、どうやらワクチンや決定的に効く薬が出てこない限りは完全に安心できない模様です。
上の記事からは、統計的に25.8℃を下回る気温下では感染が広がり易い様子は窺えます。
個人的には実質順番待ちの状態だと思っていますが、どうも各々が自然に持っている”穢れ”の概念が、見えないウィルスとの親和性が高いのか、実際自分が罹ってしまった時の周りの反応だとか、会社の業績に与える影響が心配で、ノーガード戦法も取れないのが実情です。
貰わないために・移さないためにどうするか、周りへの配慮は引き続き必要です。
ですが、何もかも怖がったり自粛したりと言うフェーズも過ぎたように思いますので、新しい様式を取り入れつつ以前を取り戻していく段階にあると思います。
と言った中で、残念ながら運動会も中止の自治体が多い中、秋田県北部では規模を縮小しながら開催されているところもあります。実際のところの様子をちょっと紹介します。
小学校・昨年からの変更点
①町内ごとのテント張り無し
早朝に集まって子供会・町会ごとにテントを建てて、そのまま場所取りを済ませてしまうのが今までの通例でしたが、今年はそれぞれの家庭ごとで場所を取る方式に変更です。
今回は役員・協力員にもハマっていないので、入場時間に合わせて行ったら駐車スペースなどシビアになってしまっていました。でも元々秋田市に居た時もこんな感じだったので、こちらが一般的と言えばそうなのかもしれません。
②入場行進も簡素化
入場行進自体は普通に行われていましたが、少しでも固まる時間を短くするためか、旗の掲揚などの部分は無くなっていました。尤も、それに気付いたのは最早終わりごろだったりもするので、元々そんな位の重要度だったのかもしれません。
今のコロナウィルス騒ぎで、なければ無くても何とかなってしまうものが炙り出されてしまっているのもまた事実ではありますが…
③プログラム縮小
短距離走 → 持久走 → 男女の全員リレーの順番で競技が行われました。走りっぱなしになるので、いつもよりインターバルは長めに取り、休憩・給水をしっかり行いながらプログラムが進行していきます。
なくなったものは以下の通り。
- PTA学年対抗競技-綱引き
- おじいちゃんおばあちゃんの宝探し
- 未就学児のかけっこ
- 障害物競争的な学年ごとの競技
基本的に、密ができたり、人の接触が多そうな競技は中止になりました。
実際、この中で一番人が集まるのが”宝探し”と言うことで・・・目算で未就学児競技の3倍くらいは集まりますが、端的に秋田県で特に進んでいる高齢化を実感できる瞬間です。
④お弁当タイムなし
午前中で終了になるので、テントに集まっての家族でのお弁当も今年はありませんでした。奥さん的には楽で良かったようですが、子供たちのお菓子交換タイムもないので、ちょっと寂しい部分もありました。
ただ、お弁当の是非は昨年度も話題になっており、アンケートの結果は残すべきという意見が優勢でしたが、これを機にお弁当なしに傾く可能性もあります。
まとめ
今年の小学校の運動会は、例年の3週遅れ・規模を縮小しての開催となりました。
同市でも人数の多い学校では、学年ごとの記録会だけだったりしている中、父兄も観覧できる環境があったのは幸運だったと思います。途中、今年度のPTA会が出来なかった中で赴任された先生方の紹介も改めて行われたりと、縮小されながらも良い運動会だったと思います。
競技においても高学年の持久走で、箱根駅伝にも出場した先輩の記録が約10年ぶりに塗り替えられるなど今後に期待したくなる結果も出ました。
しかし、聞いた話ではありますが…他市の学校で運動会や会合の様子が新聞に掲載された結果、学校にお叱りめいた意見も届いているようです。何の憂いもなく、イベントを楽しめる時がまた来ることを願っています。
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