前回に続いては、青森県内のからあげグランプリで見かけた商品を食べ比べてみました。
前提として…青森県では前・三村知事の頃から、減塩・健康増進の一環で”だし活”に取り組んでおり、唐揚げの味付けにも反映されているような気がします。
また、最早恒例行事になっていそうですが、金賞を受賞した企業がそれぞれを持ち寄って知事に表敬訪問をされており、今回もその様子が地元のテレビ局で取材されていましたね。
八のちから!ユニバの骨付きから揚げ~骨こつ求めたこの旨さ~(ユニバース)
昨年に続いて2年連続の最高金賞に輝いたのは、株式会社ユニバースの唐揚げです。
スーパーの鶏唐揚げと言えば、鶏もも肉が多く、たまに鶏むね肉が見られる…ような比率ですが、この唐揚げはなんと・・・!
骨付がついたままぶつ切りにした鶏肉を使っています。
今回は、食べ比べがあるので一番少ない量目のパックを買ったので、1個しか入っていませんが、大きいパックのものはもも・ムネ・手羽など様々な部分が楽しめるというもの。
ちなみに”八のチカラ”の中身は以下の通り…
- 青森・岩手県産あまに鶏の骨付きもも肉
- 八戸酒造「八仙」の酒粕
- 青森県産福地ホワイト(にんにく)
- 青森県産りんごの花から採れたはちみつ
- 「青天の霹靂」の米粉
- ミネラル豊富な津軽海峡の塩
- 青森県産りんごの果汁
- 開発者の想い
最後でオチがついた感はありますが・・・イヤイヤ、こういうところ大事なんですよ!
そしてこの唐揚げの真骨頂は、パックのサイドにテープ止めされた何かの粉ですが…
こちらはカレー粉の小袋なんですね。
青森県は知事が先頭になり、減塩を推進する”だし活”に取り組んでいます。
スパイスや香辛料の刺激で、塩味が薄くても美味しく食べてもらえる…という減塩の手法がしっかり反映されています。
骨周りのお肉は美味しいので、当然唐揚げ自体も美味しいですが、カレー粉をかけることで刺激が加わり、さらに美味しく食べられました。
- 値段:100g当たり228円(税込み246.28円)
- 販売店舗:秋田県・青森県・岩手県のユニバース各店
やだらめっ手羽唐揚げ(紅屋商事)
カブセンター・ベニーマート・メガドラッグを運営する紅屋商事さんもグランプリ常連ですが、こちらも骨付きの部位で金賞受賞を果たしていました。
手羽先の唐揚げは、世界の山ちゃんが有名なので、名古屋のイメージがどうしても強いです。
しかし、津軽地域のソウルフードでもあり、ここぞという時には必ずお店に並んでいたのを見ていました。
地域の食文化で更に美味しさを突き詰めたような感じでしょうか。
こだわりの食材は以下の通り…
- 国産手羽先
- 熟成にんにく塩こうじ
- 北海道産真昆布・伊吹いりこのダシ
- 瀬戸内の塩、青森県産のりんご果汁使用
レシピ検索するとしょうゆ味が多く出てきましたが、こちらはダシと塩をメインに味付けをしているようです。
そして実際に食べてみた感想ですが…
口当たりとしては、ユニバースさん他、青森の地元スーパーの唐揚げは割と優しい味に感じます。
ただ、噛むほどに鶏とその味付けに使用した材料の旨味がじわじわ感じられるようになってきます。
そして優しい味なんですが、決して物足りないわけではないです。
もしかすると、しっかり噛み締めて味わうから、噛む回数も増えて、結果的に満足感が得られるのかもしれませんね。
どんなお酒にも合いそうなおつまみです。
- 値段:5本398円(税込み429円) ※この間は4本になっていました・・・
- 販売店舗:青森県内カブセンター・ベニーマート各店
青森もりもり!むっちゅの唐揚げ(マエダ)
こちらは金賞は取れていませんが、ご当地キャラとのコラボという面で新しい切り口だなと思いました。
こだわりの食材は以下の通り…やっぱり青森県の素材をふんだんに使っています。
- 陸奥湾産ほたてエキス
- 深浦人参ペースト
- 青森県産リンゴ果汁
- 大間産昆布のだし
- 関乃井北勇純米酒
- 青森県産米粉使用
そして、トレーの左上に貼られているラベルについているのは、”ムッシュ・ムチュラン1世”です。
むつ市の安心で安全な特産品をアピールするために生まれたキャラクターらしいです。
特徴的な食材が6つ…むっちゅ=ムチュランにかけた形で、商品名の語呂も面白いですね。
で、こちらは申し訳ありませんが、写真が悪いです。
割合にごつごつした唐揚げ粉は、他に比べて黄色がかった赤っぽい部分があり、それが人参ペーストのチカラなのかなと思います。
そして食べては、こちらも噛み締めるほどに感じるうま味。
塩やしょうゆは売り場ポスターにも書いてなかったので、近年出てきている”だし唐揚げ”というジャンルに当たるかと思います。
お酒はもちろんですが、おかずとしてごはんによく合う味だと思いました。
- 値段:100g当たり198円(税込み213.84円)
- 販売店舗:青森県内マエダ各店
まとめ
青森県内(地元資本)のスーパーの今年の唐揚げを食べ比べてみました。
秋田県内のスーパーのものに比べると、全体として、口当たりは優しい味付けに感じますが、噛み締めるほどに美味しさが増してくるような印象を受けました。
また、味付けに使われている材料が本当に多岐に渡っていて、地域としての豊かさを感じることができます。
八戸方面に行く用事があれば、よこまちストアさんの唐揚げも購入して食べて、ここに追記していこうと思います。
コメント