お土産品って、基本的に非日常の旅の途中や、贈り物として購入するものだと思うので、日常で食べようと思うと割高ではありますよね。
ただ、意外と地元食材をの加工品って食べる機会がないような気がします。秋田のニュースでは放送されることはあっても、通常のCMに乗ることもないので知る機会が少なく感じます。
とは言え、道の駅やスーパーに並んでいるお土産品を見ると、驚くほど色んな種類がありますし、驚くような食べ方も発見することができます。
なので、これは!と思うもの、コスパも考えてちょこちょこ買ってみるようにしています。
これも全て自分の仕事の勉強のため…決して何も考えていないわけではないのです。
男鹿の鰤カレー
道の駅・おがでの物産館にて、入り口入ってすぐ見つけました。
1缶500円(税抜)とワンコインと、手に取り易いお値段と言うこともあり、思わず手に取ってしまいました。
余談:商品開発について
ラベルにも記載されていますが、男鹿海洋高校食品化学科の開発商品です。
地域の学校と企業がタッグを組んでの商品開発ってかなり一般的になってきましたが(その一番大きな流れは金農パンですが)、基本的な流れは下図のパターンになります。
企業は生徒たちのアイディアを借りて、また、生徒たちは企業の設備やマーケティング網を借りて商品を具現化し、売り出す流れです。
私も仕事で携わることがありますが、大体こんな感じです。
ただ、この商品は、製造も学校の設備を使って全て生徒の手によって行われている点で非常に特異です。(製造元が男鹿海洋高校になっていることからそれは分かります)
実際の製造現場の動画もありましたので、見てみてください。
実食
缶を開けると、スパイスの利いたカレーの香りが広がります。
特に具材は見えませんが、スプーンで掬ってみると下からゴロゴロと出てきます。具材は、もちろん男鹿産ブリと、何故かこんにゃく。
こんにゃくは缶詰のレトルト殺菌の工程でプリプリした食感がなくなるようで、プニプニしたなにか、という食べ物になっています。玉ねぎも相当量入っているようですが、食べた感じは分かりませんでした。
特筆すべきは、カレーソースの味付け。非常に秀逸です。ナツメグやガラムマサラ等のスパイスがしっかり効いている中にも、コクや旨味が感じられ、ブリの生臭さも一切感じられません。
カレーですが、ご飯にかけなくてもそのままオツマミとして召し上がることができます。
比内地鶏ご飯だれ
私は基本的に白飯だけでは食べられないんです。
必ず”ご飯の友”にあたるものがないとダメなのですが、こういうものを発見したら買わざるを得ないでしょう。
製造元は男鹿市・有限会社かなえやさんです。
1瓶600円(税抜)でした。取り合えず…標準的な食べ方と思われる、白飯に乗せてみました。
実食
炊き立ての湯気だっているご飯だと尚良いようです。
比内地鶏と刻みネギが主な具材ですが、もろみ味噌主体の味付けのため、思いのほか尖っておらずまろやかな味付けでした。個人的にはもっと辛かったり、薬味が利いていても良いかなと思いましたが、子供たちには丁度良いような感じで、バクバク食べていました。
裏面を見ると、かなり様々な食材が使われているようです。比内地鶏もかなり食材の値段としては高いので、採算と美味しさのバランスにはご苦労されたと思います。
ご飯の友的な食べ物ですが、何にでも合います。
豆腐の上に乗せたり、冬は寄せ鍋の薬味のような感じでも使えそうですね。
まとめ
今回は、男鹿市の高校・会社が作っている2品の紹介でしたがいずれも大変美味しく食べられました。
見かけたら是非試してみて下さい!
コメント