サイトの概要
びびた
画像は”ToonMe”でやってみた
秋田県北部出身。
大学進学を機に南東北で10年弱過ごし、地元に帰ってきました。
日々の出来事、地域のグルメ・イベント・スポット情報など書き綴っています。
2024年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
食べ物関連のウェイトが大きくなったので、少しカテゴリー構成を見直しています。

【秋田三鶏記念館】天然記念物のヒヨコを見に行こう|大館市釈迦内

大館郷土博物館の敷地内にもう1つ小さな建物があります。

ココは秋田三鶏記念館と言い、国指定天然記念物の声良鶏(こえよしどり)と比内鶏、秋田県指定天然記念物の金八鶏(きんぱどり)の保護と増殖、更には天然記念物としての血統の純粋性を守ったり、広く皆さんに知ってもらう目的で運営されています。元々古くから米代川流域の大館地区で多く飼われていたこれらの家禽たちをまとめて秋田三鶏と呼んでいます。

以前ひな人形を見に行った時は、冬季に当たり残念ながら開いておらず退散しましたが、先日ヒナが生まれたニュースを見て、子供たちと一緒に見てきました。

 

目次

孵った雛がいっぱい!

マスク着用の上、入り口で手指の消毒を行い建物の中に入ると、すぐにヒヨコたちがいる育雛器が目に入りました。餌場と温かいところに分かれていて、たくさんの雛たちは行ったり来たりと大忙しです。

↓動画はコチラ。

暖かい方は30℃位の温度に設定されているそうで、体が冷えるとすぐに暖を取りに集団で移動しています。卵から3週間かけて孵ったヒヨコは、この育雛器で約1カ月育てられて会員さんへ引き渡されれるそうです。

訪問時は、卵から孵ってから半月位とのことでしたが、一部のヒヨコたちには既に大人の羽も生えてきていました。人間の年齢で言えば、幼稚園くらいだということです。丁度ウチの娘と同じくらいでした。そう言えば行動も似ているような・・・?

また、孵ったばかりの様子だったり、普段のお世話の様子だったり、係員の方が丁寧にレクチャーしてくれました。

これはふ卵器に入る前の卵です。

よくよく見ると文字が色々書いていますが、これは鶏の種類です。声=声良鶏・金=金八鶏・比=比内鶏といったように予め分けられて置いています。体が比較的小さい金八鶏は卵も一回り小さいのですぐ分かりました。

 

秋田三鶏のヒヨコ

大館郷土博物館

大館郷土博物館にも剥製が展示されている

ヒヨコたちは6月一杯までの公開になりますが、親鳥は4月~11月まで一般公開されており、外から眺めることができます。順番に消化していくと…

比内鶏(ひないどり)

なかなか近くまで来てくれなかったので、スマホだとこれが限界でした…。お肉や鶏ガラが流通しているのは比内地鶏ですが、比内鶏はそれらの親になります。ヤマドリに似た食感があるようで、元々は比内鶏できりたんぽ鍋を作ったりしていましたが、天然記念物は食べることができません(厳密にはちょっと食べられるらしいですが・・・)。

そこで、現在は比内鶏/オスアメリカ産ロード・アイランド・レッド種/メスを掛け合わせて作った比内地鶏が主に流通しています。

ヒヨコは一番たくさんいるちょっと大きめの黄色い子たちです。この時点で約100g位の体重です。結構重いんですね…。

声良鶏(こえよしどり)

高知県・東天紅鶏(とうてんこう)、新潟県・唐丸(とうまる)とともに日本三大長鳴鶏に数えられている鶏です。標準で体高75cm・体重5kgにもなる非常に大きな鶏ですが、一番の特徴はやはり名前の通りに鳴き声です。

ニワトリの鳴き声と言えば、何といっても”コケコッコー”ですが、この鶏たちは…何と15~20秒間もの間鳴き続けます。文字に起こすと”ボ~”と言った表現になろうと思いますが、一度鳴き始めると兎に角長いです。

それでも係員さん曰く、今の子達は泣くのがヘタらしいのですが、それでも普通のニワトリとは鳴きの長さが全然違いました。気長に待っていると鳴き声を聞くことができると思います。

声良鶏のヒヨコは、しま模様状の柄が付いた茶色~グレーの鶏です。皆黄色いのかと思いきや、比内地鶏や普通に見られるニワトリとは明らかに違います。

金八鶏(きんぱどり)

他の2種に比べると明らかに小さいですが、脚の太さが立派です。それもそのハズ、比内鶏と軍鶏を掛け合わせてできたため、闘鶏用の資質が高いようです。鳥が蹴る力も中々に凄いので、小さくても注意が必要そうです。

現在の原型になった品種は江戸時代後期に生み出されたとされ、同種を作出した、当時川原町に住んでいた魚屋の金八に因んで名付けられています。その後更に改良が重ねられて、明治時代に現在に残る金八鶏が生まれました。

ヒヨコの時点でも、他の2種に比べて小さいです。あまり多く数はおりませんが、声良鶏の雛よりも黒色が強いのが金八鶏のヒヨコの特徴でした。

 

まとめ

大館市釈迦内獅子ヶ森の秋田三鶏記念館に行ってきました。

  • 入場料は無料
  • 国指定・秋田県指定の天然記念物を知ることができる
  • 全国の地鶏・鶏種もパネルで勉強できる

ヒヨコが生まれたニュースの後にはやはり来場者が増えていたようです。雛の展示は6月いっぱい続けられるので、これを機に是非ご来場ください。

鶏の勉強した後はそのまま大館郷土博物館へ。2020年5月24日時点では子ども科学館が閉鎖されていましたが、再開の際には子供たちの遊べる貴重な場です。地域学習の機会にもおススメです。

 

営業情報・アクセス

開館時間;

9:00~16:30

休館日;

毎週月曜日(祝日の際は開館・翌日休業)

*12~3月は冬季閉館

電話番号;

 

住所;

〒017-0012 秋田県大館市釈迦内獅子ケ森1

駐車場有り。

ウェブサイト;

記事が気に入ったらクリックお願いします♪

にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 北秋田市情報へ  
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次