浜辺の歌音楽館を後にすると丁度お昼時でした。そのまま近くで1人でも気兼ねなくお昼ご飯を食べるところはないかなと調べてみると、近くにお蕎麦屋さんがありました。それがここ佐久らさんです。
こちらは店先、駐車場は道路を挟んで対面にあります。車を停めて扉を開けると・・・
まだまだ奥の方へ続く通路があり、その左右には様々な昔使っていたような置物がたくさん並んでいました。更に奥に進み、お店の中に入ります。
店内・メニュー
お店の中も更に色々な民芸品や置物が多数あり、圧巻の一言です。暖房はストーブもありますが、炭火を炊いている火鉢もあり、なんかタイムスリップしたような感じになります。
座席は畳のテーブル席のみ。大体20人くらい入ることができ、13時過ぎでしたが先客も1組いらっしゃいました。
メニューは大きく昼の部と夜の部に分かれます。
●昼の部;
- 冷たい蕎麦・うどん
- 温かい蕎麦・うどん
- 1000円コースの定食各種
●夜の部;
居酒屋寄りの一品メニュー(鶏のから揚げやブリの照り焼き等)が中心で、お酒も生ビールやウィスキーの他に、限定品の日本酒や焼酎も色々取り揃えているそうです。私が座っていた席からもお酒が見えていましたが、見たことのないお酒が様々ありました。
実食
天ぷら定食
今回はご飯もので、天ぷら定食(ミニそば付き)をオーダーしました。ご飯・天ぷら盛り合わせ・小鉢2種(なます・ひじきの煮物)・野菜サラダ・大根の漬け物・ミニそばがついて税込み1,100円。驚きのボリュームと栄養バランスです。
そばつゆはカツオだしがメインな様で、あまりクセがない万人受けする味です。そばの喉越しもとても良く、薬味に加えられているネギ・三つ葉・ゆずが後味もサッパリに良い感じに効いていました。
天ぷらは色がちょっと濃い目ですが、どれもサクサクした食感で油っぽさは全くありませんでした。天ぷらのタネは手前から、さつまいも・ミョウガ・椎茸・人参・海老・茄子・ピーマン・舞茸・玉ネギと9種類も盛り合わせています。
麺つゆがないな~と思いきや、ココは塩で食べるスタイルのようでした。好みはあるでしょうが、食感を損なわずに素材本来の味をしっかり味わうことができるので、私はコチラの方が良いですね。モノによってはミニそばのつゆに浸して食べても良いかもしれません。
個人的にヒットは、人参とミョウガでした。人参はグラッセのような甘さでしたし、ミョウガは基本苦手なのですが、加熱することでクセが和らいだような感じです。玉ネギやサツマイモも安定の美味しさですし、海老もプリップリの大きなものが使われていて満足でした。
鶏南そば
800円+消費税。
メニュー表にもある通りに麺の単品メニュー全てにご飯が付いてくる…どころかサラダまで付いてきました。この辺が北秋田市の飲食店のサービスの良さと言うか、お腹いっぱいにして帰そうというおもてなしがデフォルトですね。
メインのお蕎麦には具材がたっぷり入っていました。30g位(スーパーの鶏唐揚げを想像して下さい)に切られた鶏もも肉が5切れもゴロゴロ入っており、湯通しされて甘みを増したネギがたっぷり散りばめられています。薬味は三つ葉・糸唐辛子・ゆず皮で後味もサッパリです。
でも気になったのは、全体のボリュームとは裏腹に、蕎麦の麺自体の量はちょっと抑え目だったことです。ご飯の量もそれほどではありませんので、成人男性だと麺大盛でオーダーするくらいが丁度良いかもしれません。
まとめ
北秋田市米内沢の佐久らさんに行ってきました。北秋田市もラーメン屋は多いものの、そば・うどんを専門的に出されているお店は貴重です。
- 予算は800~1,000円
- 待ち時間は長め-時間に余裕を見て来店をおススメ
- 和の小物やインテリア好きな方は垂涎モノ
- シベリアンハスキー捜索中
お店の外見は変哲もない感じですが、門を一歩潜るとタイムスリップしたかのような気分になるインテリアが素敵でした。そして、一見イイお値段がしてしまう日本料理屋さんかなと思いきや、リーズナブルに蕎麦・うどん・定食が食べられるお店でした。
米内沢方面にいらした際には、是非立ち寄ってみて下さい。
営業情報・アクセス
●営業時間;
昼 11:00~14:00
夜 17:00~21:00
●定休日;
月曜日
●電話番号;
0186-72-3452
●住所;
〒018-4301 秋田県北秋田市米内沢薬師下24
駐車場;道路を挟んでお店の向かい側にあります。大体8台位は入ると思いますが、車体が長い車は斜めに頭からいれるしかないかもしれません。シエンタ位だと敷地内で切り返して真っ直ぐ停めるのも可能でした。
●近隣の施設;
◆浜辺の歌音楽館
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] そばつゆは、いな穂さんや佐久らさんと比べてもアッサリめです。以前はもう少しドッシリした味わいだった気がしますが、所詮は記憶の中の話なので、元からこの位だったかもしれません。動物系のダシではなく、鰹・昆布がベースと思われますが、軽快な味わいです。 […]