“陸王”のフレーズで思い浮かべることと言えば…
作家・池井戸潤のTBSでドラマ化もされた作品がメジャーだと思いますが、私的にはオートバイのブランドが先に思い出されます。
バイクの陸王自体は、1930~1950年代ごろのものなので、当然、私が実物を知る由もないのですが、初期のこち亀で紹介されてあったので、何となく印象に残っています。
ただ、秋田県民または秋田市民に限定すると、恐らくラーメン屋さんを連想する方が最も多いのではないでしょうか。
オープンは1988年、そして現在の店主が引き継いだのが2012年のこと。通い詰めて全店主に気に入られて事業を引き継いだとのことでした。
元々、私と同じ職場で働いていて同郷だったこともあり、色々話していましたが、
『鷹巣の●●の土地が欲しい』
とか当時から実業家としての片鱗を見せていたのを思い出します。
何回かアタックはしているのですが、超人気店のため駐車場にストレートインできず、諦める日々が続いていました。
平日、それも朝ご飯・お昼ご飯にはならないような半端な時間に伺っても、駐車場は満車。そして出る車がいたらすぐに入ろうと、裏の路地で待機している車を見るとどうにも遠慮してしまうのです。
今回も平日の13時30分ごろアタックして、漸く入店することができました。
座席・メニュー
オーダーは食券制でした。クレジットカードなどは不可。
- 醤油/味噌/塩 700円
- 煮干/海老/ブラック 750円
- サッポロみそ 900円
- 豚(二郎系インスパイア)800円 など
- トッピング各種
- ご飯もの 100円~
麺大盛は+100円で可能。
上記、上2つは食券の中からオーダーしたいものを伝えながら食券を店員さんにお渡しします。
メニューの幅・トッピングの幅も広いので、色々迷ってしまうのですが、なんだかんだで初見と言うこともあって基本と思われる醤油でオーダーしました。
- カウンター席:12席
座敷席などはないので、赤ちゃんなど自分で座れない子供連れは少し辛いかもしれません。
実食
醤油ラーメン+こつこつ
700円+こつこつトッピング200円(税込)。
具材は刻みネギ・極太メンマ・焼きのり・大切りのチャーシューに自家製と思われる細竹のメンマと盛りだくさんです。
焼きのりの裏にひそかに隠れているのは、一欠けのレモン。
スープは鶏ベースと思われる、スッキリしながらも表面に脂が浮いてどっしりした甘味・旨味を感じる一品。スープ自体も本当に美味しいのですが、レモンの酸味と非常に相性が良いのです。
こちらがトッピングの“コツコツ”。
豚肉の軟骨を柔らかくなるまでコトコト煮込んだ逸品です。開店から名物になっていましたが、10年経った今も変わらず美味しくいただけます。
麺は中細タイプのストレート麺です。加水は少な目か?前歯で噛むと、プチプチしたはじけるような食感が特徴です。
スープの表面の油分とよく絡んでとても美味しいと思います。
麺固めとか別の注文も相談できるようですが、特殊な技術が必要な注文は別途料金をいただくようです。
ねぎめし
350円(税込)。
券売機の上に”九条ネギになりました”という表記があり、それに魅かれてつい食券を追加してしまいました。
着丼してビックリ!醤油ラーメンと同じサイズの丼で登場しました。
さっと熱を通された大量の刻みネギの下には、チャーシューの端っこを刻んだものと思われる豚肉がたっぷり。そしてご飯の下まで染みているごま油と、強烈に濃厚な旨味を持ちます。
ちょっと40代になった私にはオーバースペックだったらしくて、晩ご飯を食べずにこの日を終えましたが、美味しいことには間違いがないので、これまたおススメメニューです。
まとめ
秋田市川尻御休町の【陸王】さんに行ってきました。
- 1人当たり予算:700円~1,200円
- 基本スペックが高い絶品のラーメン
- 常に混雑している人気店
人気店になるのも頷ける本当に美味しい、そして私好みにドンピシャの醤油ラーメンでした。
それ故に、中々すんなりとお店に入ることができないのが難点ですが、待つだけの価値はありますね。そして、メニューの幅もかなり広いので、次は何を食べようかと楽しみにできると思います。
ご馳走様でした。
営業情報
営業時間 | 7:00~15:00 |
定休日 | 日曜・祝日 |
電話番号 | なし |
住所 | 〒010-0943 秋田県秋田市川尻御休町4−2 |
駐車場 | 店舗前7台 製麺所前に2台(店内参照) |
支払方法 | 現金のみ |
ウェブサイト | なし |
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