私や子どもたちが通ってきた小学校では、5年生になると地域や保護者の力を借りながら、田植え~稲刈りを体験します。
改めて北秋田市内の小学校をみててみると、学校田、または秋田内陸線の田んぼアートと全ての小学校が何かしらの形で関わっているようですね。
また、以前長野県小諸市に行った時は、中学校の周りに学年・クラスごとに林檎を育てている様子も見てきましたが、それぞれの地域に根差した作物を実際に触れて・育てて・食べるといった教育は、ふるさとキャリアや食育の面で非常に意義があることだと思います。
そんな折、娘が小学校から【1億人の稲作り 一人一鉢運動】の案内と種もみを持ってきて、お家でも育て始めました。
この運動は比較的新しく始まったようで、私自身も今回初めて知ったので、紹介がてらまとめてみました。
運動の概要

この活動は、「FUJISAN地球フェスタWA実行委員会」が主催し、認定NPO法人「地球と共に生きる会」などが運営事務局を務める、世界平和と人道支援、環境・食育を目的としたプロジェクトです。
この運動は、2022年に「100万人の稲作り 一鉢運動」として始まりました。
その後、参加者の広がりとともに「200万人」「1000万人(2024年達成)」と規模を拡大し、現在は「1億人の稲作り 一鉢運動」として活動が展開されています。
運動の目的

誰でもできる手軽な稲作体験
お米作り…と聞くと、広い田んぼを想像してすごく大変な感じがしますよね?
でもこの取り組みでは、100円ショップのバケツや2Lのペットボトルなど、身近な容器(ひと鉢)を使って気軽に米作りを体験できます。土も家庭菜園用の土でOKなので、こちらも100円ショップなどでそろえることができます。
場所もそれほど取らないので、庭先でも家の日当たりの良いところ・・・小スペースでできる手軽さもあります。
「和と共生」の精神の普及
日本古来の稲作文化にある「自然と人と人々が和して共に生きる(調和する)」という生き方や、日々の食べ物への感謝を、現代の暮らしの中で見つめ直すきっかけを提供しています。
これはこの記事の冒頭で述べた、作物を育てることで得られる意義や教養と共通するものがありますね。
世界への人道支援(食糧支援)
参加者が収穫したお米(玄米)の半分を任意で寄付する仕組みがあります(必須ではありません)。
寄付されたお米は、栄養価の高い「玄米粉」に加工され、世界中で食べるものに困っている人々や災害地への支援物資として届けられます。
具体的な栄養価について、玄米粉と小麦(薄力)粉の主な栄養分の差を以下にまとめてみました。

| 成分 | 小麦粉に対する玄米粉の倍率 (玄米粉100g当たりの含有量) | 主な健康・美容メリット |
| マグネシウム | 約 9.2 倍 (110mg) | 代謝を助け、骨や歯の健康維持、イライラ緩和に。 |
| ビタミンB6 | 約 8.6 倍 (0.43mg) | タンパク質の代謝を促し、健やかな肌や髪をつくる。 |
| 亜鉛 | 約 7.3 倍 (2.2mg) | 味覚を正常に保ち、免疫力の向上や新陳代謝をサポート。 |
| ビタミンB1 | 約 4.6 倍 (0.41mg) | 糖質を効率よくエネルギーに変え、疲労回復を助ける。 |
| 鉄 | 約 4.2 倍 (2.1mg) | 赤血球をつくり、体中に酸素を運ぶ(貧血対策)。 |
| 食物繊維 | 約 1.7 倍 (4.3g) | 腸内環境を整え、お腹の調子をスッキリ保つ。 |
※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年版の「玄米粉」および「小麦粉/薄力粉/一等」の数値(100gあたり)を基に算出。
グルテンフリーの観点だけでなく、日々の料理やお菓子作りの小麦粉を一部(または全部)玄米粉に置き換えるだけで、これだけのミネラルやビタミンB群を自然に底上げできるのが最大の強みです。
籾摺りまでするのは正直大変・・・そこまでやったら自分で食べたいなと思いましたが、種籾の状態で送ることができるので、ハードルはあまり高くなさそうです。
執筆時の状況
小皿に水と種籾をいれて、直射日光が当たらないながらも温かい南~西向きの部屋に置きました。
そして毎日水を変えながら約4日・・・

早くも籾殻を割って、芽が少しずつ出てきました!
チラシに載っている手引きでは、7~10日位で1mm位芽が出たら取り合えず芽出し完了とのことなので、思ったより早くなりそうです。
もう6月なので、本来の育苗の季節よりだいぶ暖かいためかもしれませんね。
この後は、苗まで育てて田植えのように…というよりも、芽を出した種を直に植え付けていくので、最近注目の直播きに近い工程を踏んでいきます。
観察日記をつけておけば、今年・・・は難しいかもしれませんが、来年の自由研究のテーマにもできそうです。
実際の収穫を楽しみに、頑張って育てていきたいなと思います。


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