今年も早いもので11月。夏は猛暑や渇水に見舞われましたが、流石に立冬を過ぎるとこの時期らしい冷え込みになってきました。
そんな時には、やっぱり郷土料理であるきりたんぽ鍋が恋しくなるのですが、家で作るのは結構大掛かりなもの。それに今年はお米の価格高騰もあり、食するまでのハードルがすっかり上がってしまった気がします。
大館市内にもきりたんぽ専門店は幾つかあるものの、1人でも気軽に入って食べられるお店の1つが、今回伺った【レストランいずみ】さんです。

毎年、大館市樹海ドームで開催される「きりたんぽまつり」にもブースを出しており、2018・2019年には2年連続グランプリに輝いた名店です。
座席・メニュー
白沢通園センターが運営する同レストランは、「泉町地域ふくしセンター」内にあり、東大館駅方面から線路沿いの道で来ると裏手の入り口になります。
住宅街の中にあり、道路はやや細めなので、車での来訪の際は気を付けましょう。
- 1人席 :3席
- 2人掛テーブル席:1席
- 4人掛テーブル席:3席
- 6人掛テーブル席:3席
概ね32~35名くらい入店できます。
オーダーは食券制です。
メニューは、きりたんぽ他、ラーメン・うどん・そば、丼物、定食など一通り揃い、テイクアウトのお惣菜もあります。
特長は、秋田県認証の”放し飼いの比内地鶏”で、きりたんぽのスープや親子丼にもふんだんに使われています。
各種+150円で大盛りが可能な反面、半分サイズ・ミニ丼の種類が充実しています。
店内は混雑している中、年配のお客様が多い印象だったので、小さいサイズのメニューはニーズとして多そうだなと思いました。
実食
「昔ながらのタンポラーメン」税込900円をオーダーしました。

秋田県にも地域ごとにご当地ラーメンがあれども、きりたんぽとラーメンを一緒にしたメニューは中々お目に掛かれないと思います。
具材は、きりたんぽ、ゆで玉子、メンマ、刻みねぎ、輪切りの鶏ももチャーシューでした。
写真を見る限りだと、普通の醤油ラーメンは豚チャーシューが使われているようなので、細かい所にこだわりが見られます。

スープは、きりたんぽ鍋寄りの味わいなのかなと想像していましたが、しっかりラーメンのスープでした。
きりたんぽ鍋であれば、もう少し濃い茶色で醤油感の強いスープだと思いますが、薄めの茶色で塩味と醤油感のバランスが良いです。
また、何よりも鶏ガラの風味がしっかりと感じられ、スープ表面に浮いている脂分が醸し出す甘味・コクが美味しいです。

麺は、軽くウェーブがかった細麺で、ツルツルとしたのど越しが良かったです。
割と固めの茹で加減だったので、今回は大盛り(+150円)をオーダーで食べるのに時間が掛かりましたが、最後まで美味しく食べきることができました。

そして注目のきりたんぽです。
炭火で焼いた手作りたんぽは、肉厚で箸で切れるけど崩れない”初日の食べ頃”の固さでした。
生産者ごとに重さも約65~90g、ご飯の練り加減や厚さに個性がありますが、私は圧倒的に肉厚であまり練っていない(煮ると早く崩れていく)タイプが好きです。
その中で、レストランいずみさんのたんぽは、正にど真ん中の位置にあります。
この辺の違いが味わえるのは、やはり本場・大館。発祥の地・鹿角の当地ならではですね。
まとめ
大館市泉町の【レストランいずみ】さんでお昼ご飯をいただいてきました。
- 1人当たり予算:500~1,000円
- 手作り炭火焼ききりたんぽ、比内地鶏、地元野菜をふんだんに使った本場の味
- お1人様でも気軽にソウルフード・きりたんぽ鍋が食べられる名店
帰り際にメニューの写真一覧をいただいてまいりましたが…
改めて見回してみると、塩ラーメンはレモンが添えられていてお洒落ですし、マーボー豆腐定食も専門店のような崩して食べるタイプなようで、本場メニューの他にも色々楽しめそうでした。
次は何を食べようか?と楽しみにさせてくれるレストランでした。
ごちそうさまでした。
営業情報・アクセス
| 営業時間 | 11:15~15:00(L.O.14:30) |
| 定休日 | 木曜日、第3日曜日 |
| 電話番号 | 0186-57-8211 |
| 住所 | 〒017-0845 秋田県大館市泉町9−19「泉町地域ふくしセンター内」 JR花輪線・東大館駅から徒歩約5分 |
| 駐車場 | あり |
| 支払方法 | 現金 |
| ウェブサイト | http://www.fukuokf.jp/okf_izumi/welfare_08.html |


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