約30年前の商店街を知る北秋田市鷹巣町民としては、やっぱり今の現状は寂しいわけです。
でも、アチコチでお店が畳まれていく中で、続いているお店があると懐かしくなって足を運びたくなりますし、新しく出店したお店も総じてレベルが高くて、やっぱり足を運びたくなります。
ただ、家計の収支バランスがあるので、中々思い通りにはいかないわけですが…
今日は、お昼ご飯に困っていたところ、
『ラーメンが食べたい』
という末っ子の希望にこたえて、福士そば屋に行ってきました。
店内の様子
店内は良くも悪くも昔のままでした。
清掃はキチンと行き届いていて、歴史を感じる中でもキレイな店内ですが、ソファーが破れた後があったりと。特段支障を来たす様なこともないので、気になる程でもありませんが。
今日は新元号の発表の日。丁度、11時半ごろの来店だったため、数組いたお客さんはテレビに釘付けでした。入って数分後…新元号:令和が発表されると、皆さんドヨドヨとちょっと戸惑った様子で反応していましたね。
店内の雰囲気は、平成でもなくやっぱり昭和の感が。でもそれも鷹巣が賑わっている時を想起させてくれるのが良いです。
メニュー
予備知識として…そば屋と銘打っているものの、中華そばしかないという話は聞いていました。
なので、メニューに日本そばが載っていたので、ちょっとびっくりだったのですが、よくよく見ると×印が付いていました。
偶々今日座った席のメニューの×印が擦れて薄くなっていただけで、念のため、隣席のメニューを見てみると、しっかり濃く×印が書かれていました。残念。
他にも飲み物が子供向けにあります。
中華そば&チャーシュー麺の違いは?
普通の中華そば
具材は、豚のチャーシュー3切れと、味濃いめのメンマ、刻み葱といたってシンプル。
スープは、煮干しダシがメインかと思う魚介系のアッサリとした味わいでした。見た目透き通った…という訳ではありませんが、魚のエグミなんかは全くなく、飲み干せる味です。
麺は柔らかめですが、オーダーしてから到着までがビックリするほど早かったため、早ゆでの機能を持たせられた麺なんでしょう。油断するとすぐ増えてしまうので、気持ち急いで食べないと美味しさが減っていくような気がしました。
チャーシュー麺
普通の中華そばに+100円でチャーシューが3切れ増えていました。特別な製法などは感じませんが、赤身が多めの豚バラの部分を丁寧に調理した手作りの味でした。
ホロホロと柔らかく煮込んだ…と言うよりは、焼き上げた感じで程よく歯ごたえが残っていました。お肉が好きな男性はこういうのを好みますね。
ちなみに、これは麺大盛です。通常メニューに+150円で大盛になる設定ですが、チャーシューより上げ幅が大きいのは珍しいですね。
なんか妙に腹持ちが良くて、晩御飯を食べるのがつらかったので、普通盛りで良かったなと思います。
まとめ
メニューは、中華そば・チャーシュー麺だけで、小盛・普通・大盛が選べます。
昔ながらのアッサリとした煮干しのダシで仕上げており、全く飽きない。スープまで飲み干してしまう味付けは流石です。
注文から出てくるまでが非常に速い、男性客中心、周りは市の公共施設が多いことを考えると、手軽な美味しさと回転が重要なお店なのかもしれません。
遠い記憶を辿ると、従業員も店内・厨房内にもう何人かずつ居たと思うのですが、現在は2人だけで切り盛りされているようでした。新元号も発表され、ますます時代が進んでいく中で、古き良き雰囲気を残すお店です。末永く営業して欲しいですね。
営業情報・アクセス
●営業時間:
11:00~14:00
●定休日:
毎週日曜日
●電話番号:
0186-62-2409
●住所:
〒018-3312 秋田県北秋田市花園町12−16
●駐車場あり
約5台駐車可能ですが、店前に斜め駐車なので、突っ込んだりする怖さを感じます。十分慎重に運転しましょう。
●近くのお店:
【ふじよし】日曜日も営業。ジャンルも同じ
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 日本各地で問題になっているシャッター商店街ですが、鷹巣町内も同様の状況なのは度々触れています。その他には、昨年も福士そば屋さんの、今年に入っても割烹・みよしさんと鷹巣を象徴するような老舗の閉店が相次いでおり、益々寂しくなっていきます。 […]