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びびた
画像は”ToonMe”でやってみた
秋田県北部出身。
大学進学を機に南東北で10年弱過ごし、地元に帰ってきました。
日々の出来事、地域のグルメ・イベント・スポット情報など書き綴っています。
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食べ物関連のウェイトが大きくなったので、少しカテゴリー構成を見直しています。

【穴稲荷様】国道105号線から見える鳥居群|北秋田市森吉

国道105号線を上小阿仁村・鷹巣方面→森吉・阿仁方面へ車を走らせていると、右手にちょっと気になるスポットがあります。丁度中央シリカさんの本社工場を通り過ぎたすぐの場所、明利又への分岐店の手前位になります。

*因みに中央シリカさんは、東京都や大阪府にも支社を構える珪藻土のメーカーです。

幹線道路からはちょっと離れた位置にあり、きちんと前を向いて運転していると見逃しそうです。ただ、大分紅葉が進んでいた時期とは言え、鮮やかな赤い鳥居は良く映えていました。

小さいですが、写真右寄りに見える赤い鳥居が目印。

国道105号線沿いには駐車場はありませんが、上の写真を撮影した部分はちょっと道路が膨らんだ休憩スペースにも使える部分。または、目の前の農道に入り鳥居の手前まで行くことは可能です。

この時は、ネギの収穫を行っている家族の車が農道に停められていましたが、何とかすれ違える位の幅はあるので、大型の乗用車でなければ近くまで行ってしまいましょう。

 

目次

神社を目指して

この時期としては貴重な晴れ間に当たったこともあり、陽光に鳥居が照らされて重苦しい感じもありません。

さて、鳥居をくぐり、石段の上にあるであろう神社を目指します。

遠目から眺めていた感じには、ちょっとした小山の天辺に神社がありそうなので、軽い登山位は覚悟していました。天気も良いので、ちょっとした散歩位になるかなと思っておりましたが…

すぐに石段や道は途切れて、階段の踊り場位のスペースに辿り着きました。もしかして草や木で更なる道が隠されているのか、とも思ってちょっと辺りを探してみましたがそれらしきものは見えません。代わりに唐突にどこでもドアの様に岩肌にドアが1枚付けらえていました。

ドアの手前には半分溶けてハエがついた油揚げのようなものが…実は落ちていました。

開けるべきか開けないべきか…そもそも開くのか開かないのか、と結構な時間逡巡しましたが、勇気を出して開けてみました。中はコケ生した洞窟のような祠で、ご神体が収められていました。キツネの像が数体と祭壇。

ただ、雰囲気が洞窟内の暗さも相まって非常に恐い感じがしたので、写真撮影は止めておきました。みだりに足を踏み入れるものでもなさそうな感じもして、中にも入らずにそのまま退散しました。後日、Youtube上で内部を撮影した動画を見つけたので、下に貼っておきます。

この動画が撮影されたのは2009年のこと。当時はドアが付けられていなかったようですが、実際こんな雰囲気でした。

 

この神社の概要

しゃもじさんによるイラストACからのイラスト

詳細な資料がないので推測にはなりますが稲荷神社と言うことで、御祭神は宇迦之御魂(ウカノミタマ)神だと思われます。月刊少年マガジンで連載中のノラガミ(あだちとか:作)など擬人化された作品もある中でも割と可愛く描かれる傾向にある神様ではありますね。

元々は農業の神様、貨幣が普及してからは商業の神様として、周辺地域の繁栄を願われている神様です。この神社の周りには田畑が広がり、堤防の向こうには米代川へ注ぐ阿仁川が流れる環境にあって、五穀豊穣の神様として大事にお祀りされています。

かつては祠の前でお祭りも行われていたようです。現在は、この祠は浦田自治会を構成する団体の1つである大成会によって管理され、春と秋に神事が行われているそうです。

 

まとめ

北秋田市・旧森吉町浦田にある穴稲荷神社に行ってきました。

今の時期でも道路から一際目立つ赤鳥居は、真夏の深緑の時期が一番きれいだと思っています。幹線道路から遠いわけでもなく、舗装のない農道を通りますが、近くまで行けるので参拝自体は手軽にできます。

ただ、穴の中に入っていく勇気は私にはありませんでした。地域の神様として大事にされているので、余所者が気軽に入って良い場所でもないのかなと思いました。

お稲荷さん自体がちょっと怖い神様と言う解説もありますので、慎重な態度で訪問しましょう。

 

アクセス

●住所:

〒018-4302 秋田県北秋田市浦田

●近くのスポット:

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