何故唐突にパイナップル?
と言うのは、秋田県北部沿岸の拠点・能代市は、バスケの街として名を馳せましたが、火力発電の街としての機能もあります。今年3月に新たに火力発電所3号機を稼働させ、1日の発電量は約180万kwになり、東北の火力発電所としては3番目の発電量を誇ります。
その発電の過程で出た熱や蒸気(排熱)を利用して、発電所に隣接する敷地内に熱帯植物園を作っています。その中で丁度パイナップルが美味しそうに生っていたので思わず写真に収めてしまいました。
その他にも、東北電力のPR館・遊具コーナーなど無料で気軽に遊べる施設なのが能代エナジアムパークです。
敷地内ダイジェスト
園内は広い敷地に様々なコーナー・施設があります。
サザンドームのしろ
この公園内のメインとも言える施設で、上記熱帯植物園の他にも東北電力のPR館や地球やエネルギーのことを学べる学びの場です。透明な屋根が目印です。
子供の遊びスペース
フリースペースではミッフィーのRoddyやおままごとセット、パズルなど幼児向けの道具が揃っており、自由に遊ぶことができます。雨の日の遊び場に困ることが多い県北部ですが、取り合えず困ったらココに来ようという選択肢があるのは良いですね。
熱帯植物園
室内にも関わらず、滝が流れている本格的な造りです。園内に存在する植物は、460種3300本にも上るそうです。東南アジアの原生林にできるだけ近付けて造られているとのことで、比較的目にしたり耳にしたり機会のある植物が多かったように思います。
ただ、涼しい館内から上がってくると、急激に高温多湿の空気に曝されるため、一瞬でメガネが曇ってしまいました。
これだけの施設が無料で見られるというのも、火力発電の排熱を利用して運営されているため。常夏の環境とは言え、季節のサイクルはあるので、訪れる時期によって花や果実が見られる植物も変わって来るようです。
東北電力PR館
ココでは能代火力発電所の発電の流れや仕組み、東北電力の取り組みなどを一通りダイジェスト版で学ぶことができます。熱帯植物園は、発電の排熱によって運営されていると上記で触れましたが、石炭を燃やした後の灰も軽量のコンクリートに再利用されているなど、今まで知らなかった情報もありました。
子どもたちには、クイズ形式で電気の無駄遣いを止めるように啓蒙するゲーム機もあり、楽しく電気について学ぶこともできます。
どんぐりコンビネーション・冒険船のしろ丸周辺
準備がなかったため、近寄ると結果的に娘が駄々をこねて泣く羽目になりそうだったので、熱帯植物園からの遠目の撮影。水路がありますが、暑い日にはタオルをしっかり持ってくれば水遊びができます。実際に子供たちが中で気持ちよさそうに遊んでいました。
奥側のどんぐりコンビネーションは、大型の複合型遊具。幼稚園児位であれば、しばらく遊んでいられるボリュームです。
能代ねぶながし館
駐車場からほど近い建物が能代ねぶながし館です。
毎年、8月6日・7日で行われる能代役七夕の様子がダイナミックに再現された展示を見ることができます。このお祭りは、歴史を紐解くと元禄時代(1690年頃)まで遡ることになる大変歴史のあるお祭りです。
ただ、小さい子供の眼には怖く映るらしく、娘は泣いて逃げていきました。お子様連れのお客様は、子供の様子は要注意ですね。
館内では他にも能代市のお土産が紹介されています(ただしここで買うことはできません)。
まとめ
ここまでで紹介してきた他にも、テニスコート・野球グラウンド、休憩所などまだまだ便利な施設があり、予約が必要な所もありますが全て無料で利用できます。
また、8月は館内で14日までイベントが目白押しです。詳しくはコチラをご覧ください。
夏休みも1週間経ちましたが、ここにきて急に暑くなってきました。その中で、館内では涼しく過ごすことができ、また外では思いっきり遊べる施設が無料であるというのは嬉しいですよね。
遊んだついでに、能代のことや発電所について学んでしまいましょう!
営業情報・アクセス
●営業時間;
9時30分~16時30分
●休館日;
月曜日
●電話番号;
0185-52-2955
●住所;
〒016-0807 秋田県能代市字大森山1−6
●ウェブサイト;
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