国道285号線を通って北秋田~秋田を往復していると、必ず通るのが【高橋旅館】さんです。
180年もの歴史を刻む老舗旅館ですが、今年県内ニュースでも取り上げられたように、飲食業の方をメインに営業をされているようです。
テレビの反響も中々で、放映された直後には行列を目にすることも。
気になりつつもずっと通り過ぎるだけでしたが、前日偶々お昼時・・・から少し過ぎた時間に秋田市→北秋田市に向かうタイミングがあったので、立ち寄ってみることにしました。
旅館ですが、幟や看板は十割そば・本まぐろの文字が凄く目立ちます。
隣にはお土産でも人気の”山吹まんじゅう”の【宮伝】さん、向かいにはプリンやスイーツの美味しい【やまぶん】さんがあるので、まず見逃すことはないと思います。
座席・メニュー
向かいの駐車場に停めて入店。昭和のバーのような佇まいで、忙しい日常にあってホッとできる嬉しい空間。
お昼時は過ぎたものの、店内はほぼ満席に近い状態でした。結構若いお客さんも多く、いろんな地域から食べに来ている様子で、人気の高さがうかがえます。
地元民と思しき、お昼から天ざるを肴にビールを頂いている方の横に着席。
- カウンター席 :8席
- 4人掛テーブル席:5席
テレビやSNSなどで話題になっているのが”そば”と”マグロの握り”なのですが、他にも食堂としても十分に豊富なメニューに思えます。
- そば(温・冷)
- 握り単品
- 丼もの
- ラーメン
- 定食類
- カレー
お店の入り口で蕎麦粉を挽いているのを見ると、
やはり蕎麦を食べないと!
という気になりますが、馬肉を使った味噌ラーメンなど気になるメニューも多いです。
実食
ざるそばとまぐろ握りセット
1,320円(税込み)
上でと言いつつも、一番のおススメをオーダー。確かに予算的には掛かるのですが、最近の市況価格から考えると凄くお安く感じます。
まずは店内でそば粉から引いている十割そばですが、コシがしっかりしていてのど越しも非常に良いです。
10月ももうすぐ終わりのこの時期にざる?と思いますが、つゆに浸った温かいそばよりも、そば本来の味がより分かるかなと思いオーダーしてみましたが、当たりでしたね。
薬味、とろろ、箸休めの赤かぶの漬物と、味変もお好みで。
そして、圧巻なのが黒瀬まぐろの握り!
どうして山間の村でこんなマグロが食べられるのか?という疑問はありますが、秋田市の市場まで仕入れに行っているとのことです(テレビ情報)。
偶に仕入れが少ないと他メニューになるようですが、その場合はFacebookで告知されていますし、代わりの”おまかせ握り”が提供されるみたいですね。
赤身3貫・トロ(中?大?)3貫の食べ比べになっていますが、どちらもそれぞれに良さがありますね。
特にトロの部分はとろける様なふんわり食感で、脂特有のしつこさや臭みも全くなくとても美味しかったです。
テイクアウトも!
店内飲食の他にも、馬肉の煮込み、マグロの柵、そして和のスィーツなども購入できます。
今回はごま餅とみやまいなりを1個ずつ(各110円[税込み])でいただいてきました。
ごま餅は、昔から上小阿仁村で食べられてきた伝統食をもとに製品化されたそうで、独特の丸みを帯びた形は”雨どい”を型にしたからとのことです。
みやまいなりは、秋田市のスーパーマーケットでも見つけたことがありますが、お寿司ではなくもち米を使ったスイーツですね。
炊いたお米を使うのではなく、いなりの皮に生のもち米を松の実やくるみと一緒に詰め込んで、醤油ダレで煮込むことで独特のもっちり感に仕上がります。
どちらも優しい味で、小腹が空いた時や疲れた時にスーッと体に染み入る味でした。
まとめ
上小阿仁村沖田面の【高橋旅館】さんに行って参りました。
- 1人当たり予算:700~1,500円
- 店内挽きの十割そば、マグロのどちらも絶品だと思います
- お土産やドライブのお供に手作りのお菓子もおススメ!
と言うわけで、評判通りの味で大変満足でした。娘が何故か蕎麦好きなので、是非食べさせて感想を聞いてみたいですね。
ご馳走様でした。
営業情報・アクセス
営業時間 | 11:00~18:00 |
定休日 | なし(臨時休業はFacebookにて) |
電話番号 | 0186-77-2507 |
住所 | 〒018-4401 秋田県北秋田郡上小阿仁村沖田面屋布91 |
駐車場 | 8台程度 / 向かいの建物を潜った奥にあります。 出入りの際は、見通しがちょっと悪いので左右気を付けてください。 |
支払方法 | 現金 |
ウェブサイト | https://www.facebook.com/takahashiryokan/ |
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