国道13号線沿い、北秋田市~仙北市~大仙市から美郷町へ入り、横手市の手前に差し掛かるところに道の駅 雁の里せんなんがあります。
ここまで車で約2時間半の道のりで、疲労も一旦ピークに達するタイミング。
秋田ふるさと村に行く時も、山形県に抜ける時も、仙台に行く時もこのルートを通るので、割とよく見かけるポイントではありますが、変な時間にしか通らないため、中々利用する機会がありませんでした。
平安時代の歴史ストーリー
当駅の近くには、JR奥羽本線【後三年駅】という電車の駅があります。変わった名前だと一瞬感じますが、日本史をちょっと齧った方ならピンとくると思います。
美郷町一帯の地域が、奥州藤原氏の誕生の切欠となった、後三年の役の戦場となったことから名付けれています。当駅のキャラクターの雁太郎くんも、その合戦に介入した源義家がモデルとなっています。
中尊寺金色堂が世界遺産に登録されたのは記憶に新しいところですが、美郷町も平泉文化に関係があるのは発見でしたね。ここにあるパネルをご覧になると、そのあたりのストーリーが良く分かります。
充実の物販コーナー
地元野菜や加工食品からお肉、お土産まで非常に物販コーナーが充実しています。今の時期は、山菜が採れ始めてくるころで、行者にんにくやアイコも野菜と一緒に並んでいました。
また、美郷町と言えば、六郷地区の湧水群が有名ですが、豊富な水資源があり、それに因んだ飲み物がコチラ↓↓
ニテコサイダーです。
美郷町六郷地区には、以前より減ってしまったとは言え、今も約80箇所もの湧水地があり、その中の1つにニテコ清水があります。それに因んだと思われる名前ですが、以前よりかなりバリエーションが増えていました。
今回は、普通のサイダーとはちみつを1本ずつ購入。大正ロマンチックな瓶ラベルが良いですね。味もべた付く甘さでなく、スッキリとした上品な味わいで非常に美味しいです。
こちらは地元企業品。美郷町に本社を置き、家庭用でも業務用でも高いシェアを誇る納豆メーカー・ヤマダフーズ。
また、4/28の朝日放送・日本のチカラにも出演されたタベルスキ・マイケル社長のポルミートのウィンナー・ソーセージを販売しています。
ココでは朝一だったこともあり購入を見送りましたが、先日、奥さんが買ってきてくれて食べました。ソーセージ革命!と銘打つだけあって、とってもジューシーで練り過ぎていない、肉粒の残る荒挽き具合が素敵でした。
タベルスキ社長とも4月に一度だけお会いしてやり取りをしましたが、非常にエネルギッシュで魅力的な方でした。私と1つ違いか同い年、私もっと真剣に頑張らないとなぁ…、と思い起こさせていただきましたよ。
こちらも地元のお菓子屋さんによるスイーツコーナー。
9時の開店直後のためか、丁度搬入される業者さんがポツポツきたくらいだったため、残念ながら何があるのかはよく分かりませんでした。
ただ、朝一で持ってこられたラインナップを見ると、お餅とか和菓子が中心かと思います。
奥は駄菓子や、工芸品のコーナーでした。
食事コーナー
食事はレストランと軽食コーナーがあります。
●れすとらん食菜亭
こちらのレストランは、麺類~ご飯ものまで一通り網羅した品揃えで、美里町の素材・名産を活かしたメニュー構成となっています。
気になったメニューと言えば…
- 納豆ラーメン
- 美郷たぬ中
- 横手焼きそば
この辺が特に美郷~横手っぽいメニューだと思います。
想像が付きづらいのは、美郷たぬ中だと思いますが、これは中華そばに”たぬき=天かす”を入れて食べるこのあたりのグルメ。お土産品にもなっていますし、基本リーズナブルなお値段なので、近くに来た時には食べてみて下さい。
休憩所
こちらは24時間利用可能な休憩所。
周辺マップや、近隣の峠道のライブカメラも完備。冬は特に死活問題なので、目で見える路面情報があると非常に助かりますね。
営業情報・アクセス
●営業時間
◆レストラン
9:00~14:00
*軽食は9:00~18:00
◆物産コーナー
9:00~19:00
冬季営業短縮あり。
●休館日
1月1日
●電話番号
0182-37-3000
●住所
〒019-1302 秋田県仙北郡美郷町金沢下館124
●ホームページなど
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