大館市清水の快活クラブやTUTAYAがある通りを片山方面に車を走らせると、すぐ程に伊藤皮膚科医院があります。そこに一緒に見えるのが【蔵Cafeレストラン 康瓏堂(こうろうどう)】の看板ですが、蔵Cafeの響きだけでもう興味津々です。
病院の自動ドアを開けてすぐ左、重厚な書体で店名が書かれた木の看板がよく目立ちます。
実は今回が2回目の来店になります。
前回来た時は貸し切りになっており残念ながら撤退しましたが、今回は無事入店することができました。
メニュー・座席等
店内に入ると、和柄のカバーの付いた椅子だったりソファーだったりが並び、間接照明と音楽が流れる落ち着いた空間が広がっていました。何かと忙しい師走ですが、一旦現実を忘れてゆったりしたひと時を楽しむことができそうです。
こんな感じで少しずつ抜粋してもランチ・スイーツだけでもたくさんメニューがありますが、グランドメニューとして京風親子丼など単品メニューも色々あります。
予約席の準備もありましたので、事前の連絡も可能な様です。
実食
嵯峨野セット
この日は1400円(税抜)だったと思います。
主菜は京風煮込みハンバーグ(野菜たっぷり)でした。煮込みハンバーグと言えば、デミグラスソースなどでコッテリ目に煮込んでいくイメージがありますが、関西のダシ文化を反映してかスープはダシが利いたアッサリ味。その分、キャベツの甘味だったりお肉の味がしっかりと味わうことができます。
ランチのお膳に付いてくるのは、今日のおばんざいの小鉢3種。この日はキャベツを炊いたん・えのき・かぼちゃ煮の3種類でした。どれも尖がらずに優しい味でほっくりさせられました。
因みに、ご飯は秋田県内のお店にしては少なめですが、お替り自由なので無問題です。
伏見セット(松)
1600円(税抜)。
竹バージョンは1500円(税抜)で湯葉がご飯に変わります。この湯葉も京都から取り寄せているとのことです。濃厚な味わいで美味しかったです。
そしてメインのお蕎麦は・・・
こんな感じでかなり濃い緑色の茶そばです。
蕎麦のベースは出雲そば(桃鉄を思い出してしまった…)で、オリジナルブレンドの抹茶を練り込んでいるとのことです。オーナーさんの実家がお茶の卸問屋を営んでいるそうで、このお茶もやはり京都からの直送。どこまでも京都を味わえるお店です。
因みにこの日は月見そば。
玉子を割ろうと箸でつついてみましたが、黄身が持ち上がってしまいました。玉子も鮮度が素晴らしいのか…お出汁が香るつゆに溶かして食べるとまた違う風味になりました。
まとめ
大館市清水の【蔵Cafeレストラン 康瓏堂】でランチを食べてきました。
- 一人当たり予算:800~2000円(ランチ)
- 素材の味を引き立てるお出汁が非常に美味
- 素材もどこまでも京都直送で、行ったつもりも味わえる
正直、予算は高めではあるので頻繁には来られないかもしれませんが、味・接客・空間の雰囲気どれをとってもお値段以上の価値があります。
食べている途中で、店員さんが席に来て料理について色々説明してくださいますし、オーナーさんもちょくちょく厨房から顔を出して気さくに声を掛けて下さいますので、目の前の料理の価値もしっかり理解できるのが良いですね。
料理はお出汁中心の関西の味付けで、調味料たっぷりで何かと濃い味の秋田県民とは対照的な嗜好かと思いますが、多分ある世代からはこういう味の方が好みになって来そうです。
今度はデザートをいただいてみたいですね。ご馳走様でした。
営業情報・アクセス
●電話番号;
0186-59-8319
●住所;
〒017-0046 秋田県大館市清水1丁目3−37
駐車場;共用あり
●ウェブサイト;
●支払い;
現金/クレジット/各種キャッシュレス決済可
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