秋田市は人口が多いだけあって、お菓子屋さんも和洋問わず様々あります。個人的に馴染みがあるのが、榮太郎さん・かおる堂さん・一の穂さんです。前者2店はスーパーでテナント展開もされていますし、一の穂さんのしとぎ豆がきは何かあった時の贈り物として、職場でも良くいただいておりました。
この中で最近特に話題を集めたのが、かおる堂さんです。
その理由は・・・新型コロナウィルスの鎮静化を祈って、妖怪・アマビエを模したお菓子を販売したところ、その可愛さから非常に人気が出て連日完売が続いていることです。
アマビエとは?
江戸時代後期に現在の熊本県に現れたとされる妖怪です。
4月ごろ、毎夜海中に光る物体が現れたため、役人が調査に赴いたところ、現れたのがこのアマビエ(アマビコとも言われる)です。姿を現したアマビエは、『当年より6ヶ年の間は諸国で豊作が続くが疫病も流行する。私の姿を描き写した絵を人々に早々に見せよ。』と言い残して、海中に去っていったとされています。
この伝説が転じて疫病退治に効果があるとされ、新型コロナウィルスの感染が広がりを見せる中、SNSを通じて人気に火が付きました。
かおる堂・大町店へ
異動があったものの歓送迎会も自粛の中、正式な挨拶もできず何となく時間が過ぎてしまいましたが、餞別をいただいたので、これを機会に一区切りにしようと思い、御礼にお菓子を買いに行くことにしました。
と、思いついたのが、アマビエのお菓子だったわけです。ちょっと変わった面白いお菓子で、異動前の職場のお世話になった皆さんにコロナウィルス禍が降りかからないようにという願いを込めて、買いに行ってみました。
開店から30分で売り切れるという触れ込みですが、運良く残っていました!
妖怪アマビエのお菓子は現在は3種類あります。
- 妖怪アマビエ … 150円+税
- アマビエ諸越 … 150円+税
- アマビエサブレ … 200円+税
妖怪アマビエは完全手造りの為、かおる堂全店で1日200個が製造限界で、1店舗当たり40個程度の販売量になるそうです。できるだけ多くの方に行き届いて癒されて欲しいと、1度に買えるのはお1人様2個までになっています。
ちょっと納得いかれないお客様もいたようですが、こういうご時勢、縁起物のような価値を持つだけにその意図を汲み取って欲しいものです。
アマビエ諸越・サブレは、それぞれのお菓子に食紅でプリントする形式で作っているので、十分に製造ができるため、何個でも買うことができました。
食べてみる
まずは諸越から。
秋田県民にとってはメジャーなお菓子ですが、あずきの粉を使うといった点で、実は秋田独特のものでした。普通は米粉(上新粉)を使うのが普通の作り方になりますが、あずき粉を使うのはかなり贅沢な気がします。
もろこしの歴史については【なんも大学】さんの記事で詳しく紹介されています。
もろこしは落雁の仲間なので、やはりというか口の中の水分が持って行かれます。そのため、お供のお茶が必要ですが、和三盆を使用したさらりとした上品な甘さと黒糖ほど重くないながら仄かな風味がとても美味しいです。
続いて妖怪アマビエを一齧り。
何故頭からいったし…。
コチラは白あん上の生地でこしあんを包み込んだ造りです。原材料を見ると、白いんげん・寒天・白玉粉が使われていて、それがしっとりした質感を演出していることが分かります。そして食感もさることながら、甘さのバランスが流石ですね。
見た目の可愛さ・インパクトで人気に火が付いたと思いますが、和菓子としてもとても美味しくいただけました。
まとめ
秋田市大町のかおる堂・大町店さんへ行ってきました。
- 妖怪アマビエは1店舗40個・お一人様2個まで
- サブレ・諸越は数量制限なし
- 御遣い物・自分へのご褒美のお菓子も様々揃います
この他にも、職場の休憩室用に【一の穂 しとぎ豆がき】も同店で購入することができましたし、その他にも様々なお菓子が和洋問わず手に入ります。
お世話になった方への贈り物、お土産など美味しいお菓子はどこでも喜ばれますので、困った時はコチラにいらしてみて下さい。きっと丁度良いものが見つかることと思います。
営業時間・アクセス
●営業時間;
9:30~18:30
*来店時は9:00~開店していました。
●定休日;
なし
●電話番号;
018-823-8377
●住所;
〒010-0921 秋田県秋田市大町4丁目3−11
●ウェブサイト;
●支払い;
現金・クレジットカードOK
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