大館駅前も駅舎が新しくなったことにより、すっかり見違えてしまいました。
その中でも変らず人気を誇っている【花善】さんの”鶏めし弁当”です。
原材料の高騰などあり、価格改定が行われていますが、その中にあっても売れ行きが鈍ることはありませんし、食堂も人気です。
企業としてすごいなと思うのは、安定した人気なのに、常に様々な新しいことに取り組んでいることです。
ざっと思いつくだけでも…
- 市内の小学校とのコラボメニューの開発・販売
- 地産地消の再生可能エネルギー「あきたEネ!オプション水力100%」に食品製造業として初の加入
- フランスのパリ・リヨン駅への出店
- 冷凍鶏めし弁当や味噌付けきりたんぽの開発・販売
と多岐に渡る取り組みを見て取ることができます。
その中で、JR東日本が開催する駅弁味の陣にて、2023年も『忠犬ハチ公の故郷 おおだて鶏めし』で大将軍に輝きました。
過去にも何度か受賞していますが、今年もそれに向けた商品が販売されています。
新商品:とても固い親鳥の鶏めし
というわけで、遅ればせながら2024年10月1日発売の【とても硬い親鳥の鶏めし】を購入してまいりました。ちなみに、販売は年内いっぱいを予定しているそうです。
価格は税込み1,000円。
今回は、いとく大館ショッピングセンターで買いましたが、秋田県内一部スーパーや、大館駅・秋田駅・盛岡駅・青森駅など各JR駅、花善本店でも購入可能。
※ただし、スーパーだと売り切れや未入荷の場合もあるので、念のため予約や取り扱いの確認をするのが吉です。
お弁当の掛け紙は、頑固一徹という感じの親父さんが目立つ剛健な印象です。
社長自ら『歯が悪い人は食べるのを控えた方が良い』と言ってしまうまでに硬いお肉とはどんなものなのか…
さっそく開けてみると、いつもご飯の上に乗っている鶏肉が完全におかずとして分けられていました。
そしてキャッチコピー通りに、確かにめっちゃ硬い!特に皮がついているところなんて特にです。
だから、お肉のカットはかなり小さめです。
ただ、普段食する若鶏よりも、長く生きている分親鳥は筋肉が硬いですが、良いダシが取れるように旨味が強いと思います。
甘めに味付けられた親鳥は、その硬さゆえにしっかりと噛んで食べないといけないのですが、噛めば噛むほどに旨味が広がっていきます。
そして、実はご飯も結構甘いのですが、親鳥の甘さとの相性がすこぶる良いのです。
その間々で、全体的に甘めながらも塩気のあるおかず・柴漬けなどを挟むと、飽きることなく最後まで食べ進めていけます。
その他のおかずはがんも煮、しいたけ煮、枝豆入り蒲鉾など量は控えめながらも、どれも良いアクセントになっています。
この辺の地域の味付けは、甘め・濃いめと、他県から来た方々は思うのでしょうが…花善さんのお弁当は保存料などを使っていません。
糖分や塩分は、食中毒の原因になる菌の増殖を抑えるという役割も担っているので、このような味付けの傾向になるのだと思います。
まとめ
花善さんの新商品【とても硬い親鳥の鶏めし】をいただきました。
- 今年の駅弁大将軍に応募されたお弁当-受賞に期待!
- 歯が丈夫でない方には確かにおすすめできない…けど親鳥自体のうま味が美味しい!
- JR各駅・秋田県内一部スーパーでも購入可能
一食食べた感触は・・・パッと見、お腹いっぱいになるのかな・・・という量感ではありました。
でも親鳥が硬いために良く噛むので、結果的に満腹感の上昇を促進してくれます。
そして、全体的には甘めの味付けなので、しっかり最後は満足できるといった仕掛けでした。
期間限定の商品なので、是非見かけたらお試しください!(葉の丈夫な人に限ります)。
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