毎年お正月になると、テレビの前でついつい見入ってしまう箱根駅伝。各大学の選手たちが襷をつなぎ、仲間とともにゴールを目指す姿には、何度見ても心を動かされます。
そんな箱根駅伝の出場権を懸けて行われるのが予選会です。大学の名誉を背負い、限られた出場枠を目指して競い合う選手たち。その中には、秋田県出身の選手たちもいます。
今回は、2026年の箱根駅伝予選会に出場した秋田県出身の選手たちを紹介していきたいと思います。
そして、今回の予選会をきっかけに、ふと思い出したことがあります。
今から約30年前、私も陸上競技に取り組んでいた時期がありました。当時、私の1学年下に、驚くほど足の速い選手がいました。正直、レベルの違いに愕然とさせられました。
その彼は、やがて関東の大学へと進学したようです。
しかし、箱根駅伝という大舞台は、どれほど実力のある選手であっても簡単に走れる場所ではありません。大学に進学したからといって、誰もが箱根の襷をつなげるわけではないのです。
あれほど速かった選手でさえ、箱根駅伝で走ることはかなわなかった。その現実を思い返すと、箱根駅伝に出場すること、そして実際に選手として走ることが、いかに厳しい世界なのかを改めて感じます。
現役選手たちの挑戦を追いながら、30年前の自分自身の思い出も交えて、箱根駅伝という舞台の厳しさと魅力について振り返ってみたいと思います。
2026年の箱根駅伝予選会とは

今回の大会の概要を簡潔に紹介します。
- 第103回箱根駅伝予選会は2026年10月17日に開催
- ハーフマラソン(21.0975km)で争われる
- 各大学の上位10人の合計タイムで順位を決め、上位10校が本大会へ進出
今年は45チームがエントリーし、選手層やチーム全体の力が問われる大会となりました。
最近は、高校駅伝の地区予選も実際にタスキをつなぐ方式ではなく、数人で走って上位数名の合計タイムで順位を決める方式になっていますね。
エースは上位で競り合って貯金を作る、集団でタイムの底上げを図るチーム走と、選手個人の力に合わせた全体としての戦略をどの様に取っていくかも見どころの一つです。
箱根駅伝予選会に出場・エントリーした秋田県出身選手

| 氏名 | 所属大学 | 出身校 | 予選会順位 | タイム |
|---|---|---|---|---|
| 高橋 楓河 | 山梨学院大学(3年) | 秋田工業 | 140位 | 1時間04分18秒 |
| 築山 伯 | 山梨学院大学(2年) | 秋田工業 | 未出場 | |
| 加藤 秀 | 平成国際大学(4年) | 横手清陵学院 | 234位 | 1時間05分37秒 |
| 加藤 陸人 | 武蔵野学院大学(2年) | 本荘高校 | 339位 | 1時間07分26秒 |
出典:第103回箱根駅伝予選会公式エントリー一覧・個人成績・欠場者リスト
※公式エントリー一覧に記載されているのは主に登録陸協や出身高校であり、出生地を直接示すものではありません。ここでは、秋田県の登録陸協または秋田県内の高校とのつながりを確認できた選手を「秋田県ゆかりの選手」として整理しています。もしかすると抜けている可能性がありますので、この選手もいるよ!という場合は教えていただけると幸いです。
今回の予選会で大きな話題になったのは、前年26位から12位まで大躍進した武蔵野学院大学ですが、その中で本荘高校出身の加藤 陸人選手が頑張っていました。
秋田県の高校駅伝はほぼ秋田工業の独壇場ですが、他の高校出身の選手が高校卒業後も実力をつけていき、檜舞台に出てくることは嬉しいですね。
また、平成国際大学の加藤 秀選手も、高校時代は全国高校駅伝秋田県予選の1区で秋田工業の選手を抑えて区間賞を取ったこともある実力者。
見事に本選出場を決めた山梨学院大学の高橋 楓河選手・築山 伯選手は、いずれも秋田工業出身の選手です。本選での活躍を期待したいと思います。
思い起こす30年前の記録

私は箱根駅伝と言えば、昔から早稲田大学のえんじ色のユニフォームが何となく好きで、山梨学院大学のステファン・マヤカ選手と早稲田の渡辺康幸選手が鎬を削るのをかじりつく様に見ていました。
小学校時代は学年でも足が速かったこともあり、中学に進んだ際には、駅伝がやりたくて陸上部に入りました。
まぁ、色々あって私は2年の夏で辞めてしまいましたが、1つ下に”怪物のような選手”がいたことをふと思い出してしまいました。
偶々とある大会で、同じ区間を走っていたのですが、後ろからあっという間に私を追い抜いて行きました。後から区間記録を見たら、約3㎞で1分位差を付けられていました。
別の選手に塗り替えられていましたが、秋田県の中学校2年生の1500mの記録(4分8秒くらい)も持っていたと思います。
その後、箱根駅伝でも良く名前を見る大学で名前を見ましたが、結局大学4年間で本戦での出走は叶わなかったようでした(全日本駅伝では1度走っているみたい)。
成長曲線は人それぞれですが、「化け物だ・・・」と思った彼ですら中々出走が叶わなかった箱根駅伝は、改めて考えると予選会に出ることすら狭き門だと思います。
本戦に出るのは更に難しいことですが、1人でも多く本戦で秋田県出身の選手が活躍してくれることを願って、お正月を待ちたいと思います。


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