かなり前のことですが、去る4月10日のこと。私は東京都目黒のホテル雅叙園に行ってきました。
目的は、第15回からあげグランプリの表彰式に参加でした。
ホテルの中に庭園や茅葺屋根の家屋がある、ミュージアム式ホテルということで、一泊幾らするんだろうか・・・プライベートでは恐らく足を踏み入れることがない空間に入れるのも仕事の特権です。
想像するだけでも怖い高級な場所で、私なんかは本来場違いなのでしょうが無事役目を終えてきました。
と言うわけで、今年も金賞・最高金賞と出そろいましたので、秋田県内・青森県内(手近な弘前圏内)で食べることができるスーパーマーケットの金賞を食べ比べて紹介します。
いとくは昨年に続いての金賞受賞です。
からあげグランプリをGoogleで検索をかけようとすると、関連で金賞からあげが多すぎとか色々ネガティブなワードも出てきますが、継続していくのもかなり大変なわけで…
昨年に続いての塩唐揚げということで、リニューアルした形になります。
商品特徴として…
と、秋田県・青森県の特産品をたくさん使用されています。塩だけ他地域なのが少し残念ですが…というわけで実食です。
ちなみに、しょっつると言えばハタハタが想起されますが、内陸部だとイワナなど川魚で作られます。
この辺の発酵食品文化は、本当に奥が深いですね。
というわけで実食です。
大ぶりのお肉でしっかり丸くまとめられて丁寧に揚げられているので、肉汁が逃げづらいのかしっかりジューシーです。
味は塩が前面に来ますが、藻塩ならではの角がないまろやかな味わいです。
また、噛むほどに肉にしみた複雑な旨味が出てきますが、総じて北東北は甘めの味わいが好まれる傾向にあります。寒こうじが持つ甘味やコクがその辺の好みにも合致していると思います。
ごはんのおかずはもちろん、おつまみとしても活躍できそうです。
審査プレゼンの時に、ハタハタの絵を付けた帽子をかぶっていたのが印象的なイオン東北さん。
商品特徴としては…
ということで、こちらも色々拘りを感じることができます。
ということで、実食です。
ムネ肉の唐揚げで、購入したのは午前中だったので夜だと厳しいかな…と思いつつ一口。
すると、午前に揚げたもの、ムネ肉とは思えないしっとりとした食感とジューシーさでした。
塩唐揚げということで、比較的軽い味だと思いますが、しょっつるを先頭に、噛み締めるほどに美味しさが肉汁とじんわり上がってきます。
脂分が少ないため、あっさりしたイメージのあるムネ肉ですが、肉自体のうま味としてはモモよりもムネの方があるんですよね。
上手に作るったムネ唐揚げは本当においしいと思います。
こちらが受賞されたのは東日本スーパー部門。
本来であれば関東圏のスーパーのエリアですが、そこは全国チェーンということもあり、東北エリアでも購入可能です。
こちらは謳い・商品特徴をイオンリテールのホームページから抜粋。
こちらは鶏もも肉を使用しており、想像通りの食感です。
商品説明通り、醤油の香ばしさ・鶏肉への味の浸み具合などごはんのおかずとしてとても良く合います。
それでいて、単独で食べてもしょっぱく感じないのは、周りのブイヨンや野菜・果物のうま味やダシ感のおかげなのかなと思います。
秋田県内で食べられる金賞からあげを紹介しました。
それぞれ個性豊かな特徴や強みがあり、とても美味しく感じました。是非、まだ食べたことのない方は一度お試ししてみてください。
ただし・・・
実は紹介した以外の会社の今年の唐揚げも大体食べてみましたが、しっかり売られている商品たちはどれもそれぞれ特徴やコンセプトがあり、総じて美味しく感じています。
受賞の有り無しはもしかすると紙一重かもしれませんね。
次回は青森県の方を食べ比べた結果を紹介したいと思います。